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病名一覧
全815件。病名の一部でも検索できます。
五十音の索引
すべての病気・症状
1型糖尿病
1型糖尿病は、膵臓でインスリンをつくるβ細胞の働きが失われ、インスリンが不足する病気です。子どもだけでなく成人にも起こります。強いのどの渇き、尿の増加、体重減少、疲れやすさなどが現れることがあります。 進み方に…
A型肝炎
A型肝炎ウイルスによる急性の肝炎です。発熱、食欲低下、吐き気、濃い尿や黄疸がみられます。慢性肝炎にはなりませんが、回復まで長くかかったり、まれに急性肝不全になったりします。特に高齢者では重症化に注意が必要です。
B型肝炎
B型肝炎ウイルス(HBV)による肝臓の病気です。急性肝炎ではだるさ、食欲低下、黄疸などがみられます。感染が続くと、症状が少なくても肝硬変や肝がんにつながることがあります。血液検査でウイルスと肝臓の状態を調べます…
CO₂ナルコーシス
CO₂ナルコーシスは、息を十分に吐き出せず血液中に二酸化炭素が蓄積し、強い眠気や意識障害を起こす危険な状態です。頭痛、ぼんやりする、呼びかけへの反応が鈍い、呼吸が浅いなどの変化が手がかりです。COPDなどの慢性…
C型肝炎
C型肝炎は、C型肝炎ウイルス(HCV)による肝臓の病気です。自覚症状が乏しいまま慢性化し、肝硬変や肝がんに進むことがあります。検査で陽性を指摘されたら、症状がなくても受診してください。
D型肝炎
D型肝炎ウイルス(HDV)が、B型肝炎ウイルス(HBV)とともに肝臓に炎症を起こす病気です。両方に同時に感染する場合と、HBVが持続感染している人にHDVが加わる場合があります。後者では慢性化や肝硬変への進行が…
E型肝炎
E型肝炎ウイルスによる肝炎です。だるさ、吐き気、黄疸などが起こります。多くは急性の経過ですが、重い肝不全になることもあります。妊娠中は重症化に注意が必要で、免疫抑制治療中の人では感染が慢性化する場合もあります。
HIV感染症・エイズ(AIDS)
HIV感染症は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による感染症です。エイズ(AIDS)は、免疫機能が低下して特定の日和見感染症や悪性腫瘍などを発症した状態を指します。HIVへの感染とエイズの発症は同じ意味ではありま…
IgA腎症
IgA腎症(アイジーエーじんしょう)は、IgAという免疫に関わるタンパク質が腎臓の糸球体に沈着し、炎症を起こす病気です。慢性糸球体腎炎の一つで、初期は症状がなく、健診や学校検尿で血尿・尿タンパクを指摘されること…
IgA血管炎
細い血管に炎症が起こり、皮膚の紫斑、関節痛、腹痛などを生じる病気です。旧称にはアナフィラクトイド紫斑病やヘノッホ・シェーンライン紫斑病があります。子どもに多いものの、成人にも発症し、血尿・蛋白尿を伴う腎障害が重…
MRSA感染症
MRSAは、メチシリンなど一部の抗菌薬が効かない黄色ブドウ球菌です。鼻や皮膚に菌がいるだけの『保菌』と、菌が組織に入り症状を起こす『感染症』は違います。感染すると皮膚の赤み・痛み・膿、手術創の悪化のほか、肺炎、…
QT延長症候群
QT延長症候群は、心室の電気的な興奮から回復までに時間がかかり、心電図のQT間隔が長くなる病気です。危険な心室の不整脈を起こし、失神や心停止につながる場合があります。 症状がないまま健診で見つかることも、動悸・…
SARS
SARS(重症急性呼吸器症候群)はSARS-CoV-1というコロナウイルスによる呼吸器感染症です。2002~03年に大きく流行し、発熱、咳、息切れ、肺炎を起こしました。COVID-19の原因であるSARS-Co…
WPW症候群
WPW症候群は、心房と心室の間に通常の経路とは別の『副伝導路』があり、電気信号が余分な経路を通ることで不整脈が起こり得る状態です。健診の心電図で指摘されることも、突然始まる動悸をきっかけに分かることもあります。…
あせも
あせも(汗疹)は、汗の通り道がふさがり皮膚内に汗がたまってできる小さな発疹です。透明な小水疱が目立つ水晶様汗疹、赤いぶつぶつとかゆみ・チクチク感が出る紅色汗疹などがあり、まれに深い層に生じる型もあります。高温多…
いびき
いびきは、睡眠中に鼻やのどの空気の通り道が狭くなり、周囲の組織が振動して出る音です。風邪をひいた時や飲酒した時だけ生じる場合もあります。一方、習慣的に大きないびきをかき、呼吸が止まる・再開するときにあえぐ、日中…
うっ帯性乳腺炎
『うっ帯性乳腺炎』は古くから使われる呼び名です。産後数日の乳房緊満は、乳汁の増加とむくみで乳房が張り痛む状態で、細菌感染とは限りません。一方、乳房の局所的な赤みや痛み、発熱などがあれば炎症性・細菌性の乳腺炎も考…
ぎょう虫症
ぎょう虫症は小さな寄生虫が腸に住む感染症です。症状がない人も多い一方、夜間に雌の虫が肛門周囲に卵を産むため、寝ている間や朝に肛門がかゆくなり、睡眠を妨げることがあります。夜間のかゆみだけで確定はできません。子ど…
くも膜下出血
くも膜下出血は、脳を覆う膜の間のくも膜下腔に出血する病気です。突然の非常に強い頭痛が特徴で、吐き気、嘔吐、意識の異常などを伴うことがあります。緊急の診療が必要です。
さかさまつげ(内反症・睫毛乱生)
さかさまつげは、まつげが眼球側を向いて角膜や結膜に触れる状態の総称です。ごろごろする、涙が出る、充血、まぶしさなどがあり、角膜の傷が繰り返されると見えにくくなることもあります。乳幼児は目をこする、まばたきが増え…
じんましん
じんましんは、かゆみを伴う盛り上がった赤い皮疹(膨疹)が突然現れ、場所を変えながら消えていく病気です。個々の皮疹は通常24時間以内に元に戻ります。まぶたや唇などの深い腫れは血管性浮腫と呼ばれます。毎日のような症…
じん肺(塵肺)
じん肺は仕事などで特定の粉じんを吸い込み、肺に変化が生じる病気の総称です。はじめは症状が乏しく、進むと咳、痰、動いたときの息切れなどが出ます。石綿による石綿肺、結晶性シリカによる珪肺、石炭粉じんによる炭鉱夫じん…
たこ・うおのめ
たこ(胼胝)とうおのめ(鶏眼)は、同じ場所への摩擦や圧迫が続いて皮膚の表面が厚くなったものです。たこは広い範囲が硬くなり、うおのめは小さな芯を持って押すと痛みやすい傾向があります。たこも痛むことがあり、痛みだけ…
たんぱく漏出性胃腸症
蛋白漏出性胃腸症は、血液中の蛋白質が胃や腸から過剰に失われ、血中アルブミンが低くなる状態です。足や顔のむくみ、腹水、下痢、腹痛、体重の変化などがみられます。むくみの原因は腎臓・肝臓・心臓の病気などもあるため、症…
つつが虫病
つつが虫病は、病原体を持つツツガムシの幼虫に刺されて起こる感染症です。通常は5~14日ほどで発熱、頭痛、強いだるさなどが出ます。黒いかさぶた状の刺し口と発疹が手がかりですが、虫に刺された記憶がなくても起こり得ま…
てんかん
脳の電気的な活動の異常による発作を起こす病気です。全身のけいれんだけでなく、短時間ぼんやりする、体の一部が動く、普段と違う感覚が生じるなど、発作の形はさまざまです。意識が保たれる発作もあります。子どもから高齢者…
てんかん(小児期)
小児のてんかんは、脳の神経細胞の活動に伴う発作を繰り返す状態です。発作は全身が硬くなり震えるものだけでなく、急に動作が止まり呼びかけに反応しなくなる短い欠神発作、片側の手足の動きや感覚の変化など、さまざまです。…
とびひ
とびひ(伝染性膿痂疹)は、細菌が皮膚に感染して水疱や膿疱、ただれ、黄色っぽいかさぶたを作る病気です。主に子どもにみられ、虫刺されや湿疹をかき壊した部分などから始まることがあります。病変の液に触れた手で別の場所を…
にきび
にきび(尋常性ざ瘡)は、毛穴の詰まりから始まる皮膚の病気です。白・黒の面皰に加え、炎症が起きると赤いぶつぶつや膿を持つ発疹になります。顔だけでなく胸や背中にもでき、深い炎症は色素沈着や傷あとにつながることがあり…
ばね指
ばね指(弾発指)は、指の付け根の手のひら側で腱の滑りが悪くなり、曲げ伸ばしの際に引っかかる病気です。付け根の痛みや腫れが先に出て、朝に動かしにくいことがあります。進むと指がカクンとはねるようになり、曲がったまま…
びまん性汎細気管支炎
びまん性汎細気管支炎(DPB)は、肺の奥にある細い気道に慢性の炎症が起こる病気です。長く続く咳とたん、動いたときの息切れが主な症状で、慢性副鼻腔炎を伴うことが多くあります。風邪が治った後もたんが続く、息切れが増…
ふけ症
ふけは頭皮の角質が細かく剥がれて髪や肩に見えるものです。少量なら自然な現象ですが、増える、かゆみや赤みが強い、厚い鱗屑がある場合は頭皮の病気が関係することがあります。脂漏性皮膚炎のほか、乾燥、乾癬、白癬などでも…
ぶどう膜炎
ぶどう膜炎は、眼球内に炎症が起こる病気の総称です。目のかすみ、飛蚊症、まぶしさ、充血、痛み、視力低下などが起こり、片目だけの場合も両目の場合もあります。赤みや痛みが目立たなくても、見え方の変化から気づくことがあ…
むし歯
むし歯(う蝕)は、歯の表面の成分が失われ、進むと穴が開く病気です。初期は白く変化しても痛みがないことがあり、進むと冷たい物や甘い物でしみたり、歯の奥まで達すると強い痛みが出たりします。痛みの有無だけで深さは決め…
ものもらい(麦粒腫)
ものもらいは地域によって麦粒腫や霰粒腫を指します。麦粒腫はまぶたの分泌腺に細菌が感染し、まぶたの一部が赤く腫れて痛む病気です。膿がたまることもあります。一方、霰粒腫は脂を分泌する腺が詰まってできるしこりで、典型…
もやもや病
もやもや病は、脳へ血液を送る内頚動脈の終末部などが狭くなり、血流不足を補う細い異常血管網ができる病気です。「ウィリス動脈輪閉塞症」は旧来の別名です。手足の脱力やしびれ、言葉が出にくいなどの症状が数分で消える一過…
わきが
腋臭症(えきしゅうしょう、ワキガ)は、わきの下から独特のにおいが出る状態です。汗の量が多い多汗症とは別で、両方が重なることもあります。においには個人差があり、清潔にしていても生じます。周囲との関係や本人の困りご…
アキレス腱周囲炎
アキレス腱周囲炎は、かかととふくらはぎをつなぐアキレス腱の周囲組織が痛み、腫れる状態です。走る・跳ぶ・階段を上る動作で痛み、朝や休息後にこわばることがあります。似た症状は腱そのものの障害や断裂でも起こるため、場…
アキレス腱断裂
アキレス腱断裂は、ふくらはぎの筋肉と踵をつなぐ腱が切れるけがです。走る・跳ぶ・急に踏み出す動作のとき、後ろから蹴られたような感覚や破裂音があり、かかとの上が痛んでつま先立ちが難しくなります。断裂していても歩ける…
アテローム血栓性脳梗塞
アテローム血栓性脳梗塞は、首や脳の比較的太い動脈に動脈硬化が進み、血管が狭くなったり血栓で詰まったりして起こる脳梗塞です。片側の顔や手足の麻痺・しびれ、ろれつが回らない、言葉が出ない、視野の異常などが突然現れた…
アデノイド増殖症(咽頭扁桃肥大)
アデノイドは鼻の奥にあるリンパ組織で、子どもの成長とともに大きくなり、のちに小さくなることがあります。大きさそのものが病気とは限りませんが、鼻の通り道や耳管をふさぐと、口呼吸、いびき、睡眠中の息止まり、滲出性中…
アトピー咳嗽
アトピー咳嗽は、たんを伴わない乾いた咳が長引き、のどのイガイガ感を伴うことがある病気です。アレルギー体質が診断の手がかりになります。ただし、同じ症状は咳喘息、喉頭アレルギー、感染後の咳、胃食道逆流症などでも起こ…
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、強いかゆみを伴う湿疹がよくなったり悪くなったりを繰り返す病気です。乳幼児・小児期に発症することが多いものの、成人まで続く人や成人で症状が現れる人もいます。発疹が出る場所は年齢によって異なり、…
アナフィラキシーショック
アナフィラキシーは、アレルギー反応などによって短時間に複数の臓器に症状が現れる、命に関わる状態です。じんましん、息苦しさ、のどの締め付け、繰り返す嘔吐などがみられます。血圧が低下して意識の異常などを伴う状態をア…
アニサキス症
アニサキス症は、生または十分に加熱・冷凍されていない魚介類のアニサキス幼虫が胃や腸の壁に入り込み、症状を起こす食中毒です。生魚を食べてから数時間以内に強いみぞおちの痛みや吐き気が起こる胃アニサキス症が多い一方、…
アミロイドーシス
アミロイドという異常な形のたんぱく質が組織に沈着し、臓器の働きを妨げる病気の総称です。ここでは全身性の病型を中心に説明します。心臓、腎臓、末梢神経などに影響し、息切れ、むくみ、しびれなどが現れます。障害される臓…
アメーバ赤痢
アメーバ赤痢は、赤痢アメーバという原虫による感染症です。下痢、腹痛、粘液や血液の混じる便、便意が続く「しぶり腹」などが起こりますが、症状がない人もいます。細菌性赤痢とは原因となる病原体が違い、治療も異なります。…
アルカローシス
アルカローシスは、体内の酸と塩基のバランスがアルカリ側に傾く変化です。しびれ、筋肉のこわばり、めまい、意識の異常などがみられることがあります。症状だけでは診断できず、血液ガスや電解質などの検査を行います。
アルコール依存症
アルコール依存症を含むアルコール使用障害は、健康や仕事、人間関係に悪い影響があっても飲酒をやめたり量を調整したりすることが難しくなる状態です。軽い段階から重い段階まで幅があり、全員が一日中飲み続けたり幻覚を経験…
アルコール性肝障害
アルコール性肝障害は、飲酒に関連して起こる肝臓の病気の総称で、現在は『アルコール関連肝疾患』とも呼ばれます。脂肪肝から肝炎、肝硬変まで病態は幅広く、全員が決まった順序や割合で進行するわけではありません。初期には…
アルツハイマー病
アルツハイマー病は、記憶や考える力などの認知機能が徐々に低下する病気です。日常生活への影響が軽い段階から認知症の段階まであり、進み方には個人差があります。もの忘れの原因はほかにもあるため、診察や認知機能検査、画…
アルポート症候群
アルポート症候群は、腎臓の糸球体のろ過膜を支えるIV型コラーゲンに関わる遺伝性の病態です。持続する血尿や尿たんぱくがあり、腎機能が低下する場合があります。感音性難聴や水晶体・網膜などの眼の変化を伴うこともありま…
アレルギー性結膜炎
アレルギー性結膜炎では、目のかゆみ、赤み、涙、異物感、目やになどが起こります。花粉による季節性と、ダニ・ハウスダストなどによる通年性があります。かゆくても目をこすると刺激が増します。片目だけの強い痛み、まぶしさ…
アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎は、ダニや花粉などに鼻の粘膜が過敏に反応し、くしゃみ、透明な鼻水、鼻づまりを繰り返す病気です。季節を問わず続くものと、花粉の飛ぶ時期に強くなるものがあります。朝や夕方だけに起こるとは限りません。…
アレルギー疾患・自己免疫疾患の主な検査概要
アレルギーや自己免疫疾患の血液検査は、症状と診察結果に合わせて選びます。アレルゲン特異的IgEの陽性はその物質に反応する抗体があることを示しますが、実際のアレルギーを単独で確定しません。リウマトイド因子(RF)…
インピンジメント症候群
肩のインピンジメント症候群は、腕を上げる際に肩峰下の腱板や滑液包周囲に痛みが出る状態を指す言葉です。肩の前外側の痛み、頭上での作業や夜間の痛みがみられます。ただし「挟まる」機械的な説明だけで原因や治療を決めるこ…
インフルエンザ
インフルエンザは、発熱、頭痛、筋肉痛、だるさなどが比較的急に現れるウイルス感染症です。のどの痛みや咳もみられます。小児、高齢者、免疫機能が低下した人などは重症化することがあります。流行時期は年によって変わります…
ウィルムス腫瘍
ウィルムス腫瘍(腎芽腫)は主に小児の腎臓にできる悪性腫瘍です。痛みのないお腹のしこりや膨らみをきっかけに見つかることが多く、血尿、腹痛、高血圧、発熱などがみられる場合もあります。これらの症状だけで病名は決められ…
ウイルス性肝炎
肝炎ウイルスによって肝臓に炎症が起こる病気の総称です。主なものはA・B・C・D・E型で、急性に発症するものと長く感染が続くものがあります。だるさ、食欲低下、黄疸などが出る一方、症状が乏しいこともあります。血液検…
ウイルス性肺炎
ウイルス性肺炎は、呼吸器のウイルス感染が肺に広がって起こる肺炎です。発熱、咳、たん、だるさに加え、息切れや呼吸のしづらさが出ることがあります。インフルエンザ、COVID-19、RSウイルスなどが原因になり、年齢…
ウイルス性脳炎
ウイルス性脳炎は、ウイルス感染によって脳に炎症が起きる病気です。単純ヘルペスウイルスや日本脳炎ウイルスなど、原因によって検査と治療が異なります。発熱・頭痛に加え、急に反応が鈍くなる、言動がいつもと違う、けいれん…
ウイルス性髄膜炎
ウイルス性髄膜炎は、脳と脊髄を覆う膜がウイルスによって炎症を起こす病気です。子どもだけでなく大人にも起こります。発熱、強い頭痛、吐き気、光をまぶしく感じる、首を曲げにくいなどの症状があります。乳児では首の硬さが…
ウェルシュ菌食中毒
ウェルシュ菌食中毒は、菌が増えた食品を食べて起こる食中毒です。食後6~18時間ほどで腹痛と下痢が始まることが多く、通常は1~2日で回復します。嘔吐や発熱は多くありません。長時間室温に置いたカレー、シチュー、煮物…
ウエストナイル熱
ウエストナイルウイルス感染の多くは無症状です。症状が出る場合は発熱、頭痛、筋肉痛、発疹などで、まれに髄膜炎、脳炎、急性弛緩性麻痺を起こします。強い頭痛、意識の変化、けいれん、急な手足の脱力がある場合は救急受診し…
エキノコッカス症
エキノコックス症(包虫症)は寄生虫の卵を口から取り込んで感染し、主に肝臓に病変を作る病気です。単包性と多包性では病変の形や治療が異なります。長く症状がないこともあり、進むと腹痛、肝臓の腫れ、黄疸などが出ます。キ…
エプスタイン病(エプスタイン奇形)
エプスタイン病(エプスタイン奇形)は、右心房と右心室を隔てる三尖弁の形成と位置に異常がある先天性心疾患です。三尖弁から右心房へ血液が逆流し、右心室が十分に働きにくくなることがあります。軽い人は長く無症状ですが、…
エプーリス
エプーリスは歯肉にできる限局したしこりの呼び名で、ひとつの病理診断名ではありません。歯と歯の間や歯肉の縁にでき、赤い、出血しやすい、痛みがないなど見え方はさまざまです。すべてが若い女性に起こるわけでも、放置すれ…
エボラ出血熱
エボラウイルス病(旧称エボラ出血熱)は、発熱、強いだるさ、筋肉痛、嘔吐、下痢などで始まる重い感染症です。出血は起こり得ますが全員にみられるわけではなく、病名だけで出血を必発と考えないことが重要です。流行地域から…
オウム病
オウム病は、鳥が持つオウム病クラミジア(Chlamydia psittaci)が人に感染して起こる病気です。オウムだけでなくインコ、ハト、家禽などの鳥との接触でも起こります。発熱、頭痛、筋肉痛、乾いた咳などが出…
オスグット・シュラッター病
オスグッド・シュラッター病は、成長期に膝のお皿の下にある脛骨結節が痛む状態です。走る、跳ぶ、しゃがむ、膝をつく動作で痛み、出っ張りや圧痛がみられます。男子だけの病気ではありません。運動中に膝前面が痛む場合でも、…
カポジ水痘様発疹症
カポジ水痘様発疹症(疱疹性湿疹)は、アトピー性皮膚炎などで傷んだ皮膚に単純ヘルペスウイルスが広がって起こることが多い感染症です。似た形の小さな水ぶくれや丸いびらんが急速に増え、痛み、発熱、ぐったりする感じを伴う…
カルチノイド症候群
カルチノイド症候群は、神経内分泌腫瘍が分泌するセロトニンなどの物質が全身に作用し、顔や首のほてり・赤み、繰り返す下痢、腹痛、喘鳴などを起こす状態です。長く続くと心臓の弁に影響することもあります。ほてりや下痢だけ…
カンピロバクター食中毒(カンピロバクター腸炎)
カンピロバクター食中毒は、主に生・加熱不十分な鶏肉や、肉から汚染された食品・水などを介して起こる感染性腸炎です。食べてから2~5日ほどたって発熱、腹痛、下痢、吐き気が出ることが多く、血便を伴うこともあります。多…
ガマ腫
ガマ腫は、舌の下の唾液腺(舌下腺)から唾液が漏れ、口の底にたまってできる柔らかい膨らみです。青みがかって見えることがあり、顎の下まで広がる型もあります。多くは痛みが目立ちませんが、大きくなると舌を動かしにくくな…
ガングリオン
ガングリオンは、手首や指の付け根などの関節や腱鞘の近くにできる、ゼリー状の内容物を持つしこりです。手首の甲側に多く、硬さや大きさはさまざまです。通常は痛みがありませんが、神経の近くでは痛み、しびれ、動かしにくさ…
キーンベック病
キーンベック病は、手首の中央にある月状骨の血流が悪くなり、骨が傷んだりつぶれたりする病気です。手を使った後に手首の痛みや腫れが出る、握力が落ちる、手首を動かしにくいなどの症状があります。手首の痛みが続く場合は、…
ギラン・バレー症候群
ギラン・バレー症候群は、免疫が末梢神経を誤って攻撃し、手足の力が急に入りにくくなる病気です。しびれを伴い、両脚から脱力が始まって数日から数週で広がることが多い一方、現れ方には個人差があります。顔の動き、飲み込み…
クループ症候群
クループ症候群は、主に乳幼児がウイルスに感染して喉頭の声門下が腫れ、空気の通り道が狭くなる病気です。かぜのような鼻水や咳の後、犬やオットセイが吠えるような咳、かすれ声、息を吸うときの高い音(吸気性喘鳴)が出て、…
クロイツフェルト・ヤコブ病
クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)は、異常な形のプリオンたんぱく質が関わる、まれで進行の速い脳の病気です。物忘れや判断力の低下に加え、歩きにくさ、ふらつき、視覚の異常、突然の体のぴくつきなどが起こります。数週…
クローン病
消化管の慢性的な炎症性疾患で、小腸や大腸を中心に、口から肛門までの各部位に病変が生じえます。腹痛、下痢、体重減少、血便などの症状があり、症状の落ち着いた時期と再燃する時期を繰り返します。狭窄、瘻孔、膿瘍などの合…
グッドパスチャー症候群
抗GBM病(グッドパスチャー病)は、抗体が腎臓の糸球体と肺を傷つけるまれな自己免疫疾患です。血痰・息切れだけでなく、血尿、尿の泡立ち、むくみ、尿量減少など腎障害の症状もあります。急速に腎不全や肺出血へ進むことが…
ケロイド
ケロイドは、傷が治った後に赤く盛り上がった傷あとが、元の傷の範囲を超えて広がる状態です。かゆみ、痛み、引きつれを伴うことがあります。元の傷の範囲内で盛り上がる肥厚性瘢痕とは区別しますが、診察時に判断が難しいこと…
コレラ
コレラは、毒素をつくる特定のコレラ菌による感染症です。下痢や嘔吐が起こりますが、軽い軟便で済む場合もあります。重症になると大量の水のような下痢で短時間に脱水が進み、尿が少なくなる、ぐったりするなど危険な状態にな…
サラセミア
サラセミアは、赤血球のヘモグロビンを作る遺伝子の変化により、必要なグロビン鎖が十分に作られなくなる遺伝性の血液疾患です。αサラセミアとβサラセミアがあり、ほぼ無症状の保因者から、幼児期から強い貧血が出る人まで幅…
サルコイドーシス
サルコイドーシスは、肺や胸のリンパ節、眼、皮膚、心臓などに炎症性の肉芽腫ができる病気です。がんではありませんが、障害される臓器によっては視力や心臓の働きに影響するため、すべてを「良性で自然に治る」と考えることは…
サルモネラ食中毒(サルモネラ腸炎)
サルモネラ食中毒は、主に汚染された卵や食肉などを介してサルモネラ属菌に感染し、下痢、腹痛、発熱、吐き気などが起こる腸炎です。発症は食後半日~2日ほどが目安とされますが、数時間~数日と幅があり、潜伏時間だけでは確…
シェーグレン症候群
シェーグレン症候群は、涙や唾液をつくる腺などに免疫の異常による炎症が起こる病気です。目の乾燥や異物感、口の渇きが中心ですが、疲労、関節痛、肺・腎臓・神経などの症状を伴う人もいます。乾燥の程度や全身症状は人によっ…
シスチン尿症
シスチン尿症は、腎臓でシスチンなどのアミノ酸を十分に再吸収できず、尿中にシスチンが多く出る遺伝性の病態です。溶けにくいシスチンが結晶・結石になり、血尿や腰・脇腹の強い痛み、尿の通り道の閉塞や感染などを起こします…
シラミ病
シラミ症は人に寄生するシラミによるもので、アタマジラミ、コロモジラミ、ケジラミでは住む場所と対応が違います。かゆみや掻いた傷が出ることがありますが、かゆみだけで判断せず、頭皮、衣類の縫い目、陰毛など、疑う種類に…
シンスプリント
シンスプリント(内側脛骨ストレス症候群)は、走る・跳ぶ運動を繰り返したときに、すねの骨の内側に沿って痛む状態です。運動中や運動後に痛み、進むと日常の歩行でも気になることがあります。痛みが一点に強く限局する、休ん…
ジアルジア症
ジアルジア症は原虫ジアルジアに感染して起こる腸の病気です。下痢、腹痛、ガス、吐き気、疲れやすさが現れ、脂っぽく悪臭のある便が出ることもあります。症状がない人もいます。下痢が続く、体重が減る、旅行やキャンプの後に…
ジストニー
ジストニアは、本人の意思と関係なく筋肉が収縮し、体の一部がねじれる、姿勢が変わる、同じ動きが繰り返されるなどの症状が出る神経の運動障害です。首が傾く、まぶたが閉じる、字を書くときだけ手が動かしにくい、声が出しに…
ジャンパーズ膝
ジャンパー膝は、膝のお皿の下にある膝蓋腱が繰り返す負荷に対応できず痛む膝蓋腱障害です。ジャンプの踏み切りや着地、走行、階段やしゃがみ込みで、お皿のすぐ下が局所的に痛みます。急に『ブチッ』とした感覚があり膝を自分…
スイート病
スウィート病(スウィート症候群)は、急に痛みを伴う赤い盛り上がりが皮膚に現れ、発熱やだるさを伴うことがある炎症性の病気です。顔、首、腕などに出ますが、発疹だけでは蜂窩織炎などの感染症と区別できません。発熱と痛い…
スポーツ心臓
スポーツ心臓は、継続的な運動に適応して生じる心臓の変化です。心臓の大きさや壁の厚さ、安静時の脈拍などに変化が見られます。生理的な適応と確認できれば、それ自体は病気ではありません。ただし、心筋症などの病気と区別す…
ダウン症候群
ダウン症候群は、21番染色体の遺伝情報が通常より多い状態で、体の健康や発達に影響することがあります。見た目や発達のしかた、必要な支援は一人ひとり異なり、外見だけで診断や将来の生活を決めることはできません。心臓の…
ダンピング症候群
ダンピング症候群は、胃から小腸へ食べ物が急に移動した後に起こる一連の症状です。胃や食道の手術後にみられます。食後30分以内の早期型では腹痛・下痢・動悸・めまいなど、食後1~3時間の後期型では血糖が下がって冷や汗…
チック障害
チック障害(チック症)では、まばたきや肩をすくめるなどの動き、咳払いや声などが、本人の意思とは関係なく繰り返し現れます。運動チックと音声チックがあり、種類や強さは変化することがあります。1年未満なら暫定的チック…
デュピュイトラン拘縮
デュピュイトラン拘縮は、手のひらに硬いこぶや筋状のつっぱりができ、薬指や小指が少しずつ手のひら側に曲がって伸ばしにくくなる病気です。通常は強い痛みや腫れは目立ちません。手を机に平らにつけられない、洗顔・手袋の着…
デング熱
デング熱は、デングウイルスを持つ蚊に刺されて起こる感染症です。潜伏期間は2~14日ほどで、発熱、目の奥の痛み、頭痛、筋肉・関節痛、発疹などが現れます。必ず40度以上の熱が出るわけではありません。多くは回復します…
トキソプラズマ症
トキソプラズマ症は原虫による感染症です。健康な人の多くは無症状か、発熱、リンパ節の腫れ、筋肉痛など軽い症状で経過します。一方、免疫機能が低下した人では体内に残っていた原虫が再活性化し、脳炎や目の病気を起こすこと…
ドケルバン病
ドケルバン病は、親指側の手首を通る2本の腱と腱鞘の周囲に起こる腱鞘炎です。親指を開く、物を持つなどの動作で手首の親指側が痛み、腫れることがあります。指の付け根で引っかかる「ばね指」とは痛む場所が違います。親指の…
ドライアイ
ドライアイは、涙の量が少ない場合だけでなく、涙の膜が目の表面に安定して広がらないことで、不快感や見えにくさが続く状態です。乾燥感のほか、かすみ、まぶしさ、疲れ、異物感、赤み、涙が出るといった症状もあります。症状…
ナルコレプシー
ナルコレプシーは、夜に眠る機会を確保しても日中に耐えがたい眠気や居眠りを繰り返す中枢性過眠症です。食事中や会話中など眠るつもりのない場面でも眠ることがあります。笑う・驚くなどの感情に伴う一時的な脱力(情動脱力発…
ネフローゼ症候群
ネフローゼ症候群は、尿へ大量のタンパクが漏れ、血液中のアルブミンが低下する状態を示す病名です。一つの原因だけで起こる病気ではありません。まぶたや脚のむくみ、体液がたまることによる体重増加、尿の泡立ち、だるさなど…
ハイリスク新生児
ハイリスク新生児は、出生前後の経過や病気などから、通常より丁寧な診療や退院後のフォローが必要と判断された赤ちゃんを指す言葉です。早産・低出生体重、出生時の低酸素、脳や心臓の病気、長期の呼吸管理など、背景はさまざ…
ハンチントン病
ハンチントン病は、意思と関係なく手足や顔が不規則に動く舞踏運動に加え、動作や歩行の難しさ、気分・行動の変化、考えをまとめにくいなどの症状が出る遺伝性の病気です。舞踏運動が目立たない時期もあり、発症年齢や症状の順…
ハートナップ病
ハートナップ病は、腸と腎臓で特定のアミノ酸を運ぶ働きに障害がある、まれな遺伝性の病態です。尿に中性アミノ酸が多く出ますが、症状のない人も多くいます。症状が出る場合は、日光に当たる部位の発疹、動作や歩行のふらつき…
バレット食道
バレット食道は、食道の下部の粘膜が通常の扁平上皮から円柱上皮に置き換わった状態です。バレット食道そのものに特有の症状はなく、胸やけや酸っぱいものが上がる感じは、一緒に起こりやすい胃食道逆流症の症状です。食道腺が…
バージャー病
バージャー病(閉塞性血栓血管炎)は、手足の末端に近い動脈が炎症と血栓で詰まり、血流が不足する病気です。指先の冷え・色の変化・しびれ、歩くと足が痛む症状から、安静にしていても痛む、傷や潰瘍が治らない症状までありま…
バーター症候群
バーター症候群は、生まれつき腎臓の尿細管で塩分などを再吸収する働きに異常があり、尿へ失われることで電解質や水分のバランスが乱れる病気です。低カリウム血症や代謝性アルカローシスを伴い、尿が多い、のどが渇く、脱力・…
パニック症(パニック障害)
パニック症(旧称:パニック障害)は、突然の強い恐怖や不快感とともに動悸、息苦しさ、発汗、めまいなどが出るパニック発作を繰り返し、次の発作への強い心配や行動の変化が続く状態です。発作を一度経験しただけでパニック症…
パーキンソン病
パーキンソン病は、動作が遅い・小さくなる、手足がじっとしているときに震える、筋肉がこわばるなどの症状が出る病気です。片側から目立つことが多く、歩幅が小さくなる場合もあります。便秘、嗅覚や睡眠の変化、立ちくらみ、…
パーキンソン症候群
パーキンソン症候群(パーキンソニズム)は、動作が遅い、筋肉がこわばる、ふるえる、歩幅が小さくなるなどの症状が現れる状態を指します。パーキンソン病もその代表ですが、薬の影響、脳血管の病気、進行性核上性麻痺や多系統…
パーソナリティ障害
パーソナリティ障害は、考え方、感情の調整、対人関係や行動の傾向が長く続き、本人の苦痛や生活・仕事・人間関係の支障につながる状態です。現れ方はさまざまで、特定の『悪い性格』を意味しません。すべての人が攻撃的になっ…
ビタミンB1欠乏性ニューロパチー
ビタミンB1欠乏性ニューロパチーは、ビタミンB1(チアミン)の不足で手足の末梢神経が障害される状態で、脚気の一つの現れ方です。足先からのしびれ、痛み、力の入りにくさ、歩きにくさがみられ、進むと手にも症状が広がり…
ファロー四徴症
ファロー四徴症は、心室中隔欠損、右心室から肺への血流を妨げる狭窄、大動脈騎乗、右室肥大という4つの特徴を持つ先天性心疾患です。肺への血流が不足すると、酸素の少ない血液が大動脈へ流れ、唇や爪の色が青紫色になること…
ファンコニー症候群
ファンコニー症候群(ファンコーニ症候群)は、腎臓の近位尿細管で、本来体内へ戻す複数の成分を十分に再吸収できず、尿へ失う病態です。糖、リン、重炭酸、アミノ酸などの喪失により、脱水や電解質・酸とアルカリの異常、骨の…
ブルガダ症候群
ブルガダ症候群は、心電図に特徴的な波形が現れ、心室細動などの危険な不整脈を起こすことがある病気です。心室細動は心室が不規則に震え、全身へ十分な血液を送り出せなくなる状態で、失神や心停止の原因になります。 症状が…
ヘバーデン結節
ヘバーデン結節は、指先に最も近い第1関節が腫れたり、こぶができたり、曲がったりする手指の変形性関節症です。痛みが出ることもありますが、すべての人で強い変形が進むわけではありません。第2関節の変化はブシャール結節…
ヘルパンギーナ
ヘルパンギーナは、主に乳幼児にみられるエンテロウイルス感染症です。突然の発熱、のどの痛み、口の奥の小さな水疱が特徴で、水疱が破れると食べ物や飲み物がしみることがあります。多くは数日で軽快しますが、水分が取れない…
ヘルペス性歯肉口内炎
ヘルペス性歯肉口内炎は、単純ヘルペスウイルスによる初感染で生じることがある口の病気です。幼児でよくみられ、発熱や機嫌の悪さに続いて歯ぐきの腫れ、舌・頬・唇などの水疱や痛いびらんが出ます。痛みで飲めなくなることが…
ベーチェット病
ベーチェット病は、口内炎を繰り返し、皮膚の発疹、外陰部の潰瘍、目の炎症などが起こる全身性の炎症性疾患です。症状は人によって異なり、一度に四つすべてが出るとは限りません。目の痛み・充血・まぶしさ・かすみや視力低下…
ペルテス病
ペルテス病は、子どもの大腿骨頭への血流が一時的に障害され、骨が弱くなる病気です。最初は足を引きずる歩き方だけのことがあり、股関節のほか太ももや膝が痛む場合もあります。痛みが強くなくても、跛行が続く、股関節を開き…
ボツリヌス食中毒
ボツリヌス食中毒は、食品中で作られたボツリヌス毒素を食べて起こる、まれですが命に関わる食中毒です。吐き気や腹痛だけでなく、物が二重に見える、まぶたが下がる、話しにくい、飲み込みにくい、手足の力が入らない、息苦し…
ポリープ様声帯
ポリープ様声帯(ラインケ浮腫)は、声帯の表面の広い範囲がむくんで厚くなる病気です。声が低く、かすれたようになり、重症では息苦しさも起こります。声帯の一部分にできる声帯ポリープや結節とは異なり、内視鏡で声帯全体の…
マイコプラズマ肺炎
肺炎マイコプラズマという細菌が原因の肺炎で、子どもや若い成人に多くみられます。発熱やだるさに続き、乾いた咳が長引くことがあります。多くは軽症ですが重症化する例もあり、症状だけで風邪と区別することはできません。
マラリア
マラリアは、主に流行地域で感染したハマダラカに刺され、マラリア原虫が体に入って起こる病気です。発熱、悪寒、頭痛、だるさ、吐き気などが出ます。発熱が規則的に繰り返されるとは限らず、40度以上の高熱がなくても否定で…
マレットフィンガー
マレットフィンガー(槌指)は、指先の第1関節が曲がったままになり、自分の力では伸ばせなくなるけがです。ボールが指先に当たるなどの突き指で起こり、痛みや腫れが軽い場合もあります。手で助ければ伸びても、自力で伸びな…
マロリー・ワイス症候群
マロリー・ワイス症候群は、強い嘔吐や空えずきなどで食道と胃の境目付近の粘膜が裂け、出血する病気です。嘔吐の後に赤い血が混じる吐血が典型的で、黒い便や立ちくらみが出る場合もあります。吐血はこの病気だけでなく潰瘍な…
メタボリックシンドローム
メタボリックシンドロームは、内臓脂肪の蓄積に、血圧・血糖・脂質の異常が重なった状態です。動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳卒中を起こすリスクが高くなります。自覚症状がなくても対応が必要です。見た目の太さや体重だけでは…
メッケル憩室炎
メッケル憩室は、胎児期の卵黄管の一部が残って小腸にできる先天性の袋状構造です。多くは無症状ですが、炎症を起こしたものをメッケル憩室炎と呼びます。炎症では腹痛や発熱、嘔吐が起こり、虫垂炎に似ることがあります。憩室…
メニエール病
メニエール病は、めまいの発作を繰り返し、難聴、耳鳴り、耳の詰まった感じなど聴覚の症状が変動する内耳の病気です。発作中は吐き気・嘔吐を伴うことがあります。発作後に聴こえが戻ることもありますが、繰り返すうちに聴力が…
ライム病
ライム病は、病原体を持つマダニに刺されて起こる細菌感染症です。刺咬後およそ3~30日で、刺された場所の周りに徐々に広がる赤い皮疹(遊走性紅斑)、発熱、筋肉痛、関節痛などが出ることがあります。後から顔面の麻痺や髄…
ラクナ梗塞
ラクナ梗塞は、脳の深い部分へ血液を送る細い動脈(穿通枝)が詰まって起こる脳梗塞です。片側の手足や顔の力が入らない、感覚が鈍い、ろれつが回らないといった症状が突然出ることがあります。小さな梗塞でも症状から重症度を…
ラッサ熱
ラッサ熱は西アフリカでみられるウイルス性出血熱です。感染しても軽症または無症状の人がいる一方、発熱、強いだるさ、のどの痛み、嘔吐、下痢、出血などを伴い重症化する場合があります。流行地域から帰国後の発熱では、受診…
リウマチ性多発筋痛症
リウマチ性多発筋痛症は、50歳以上に多い炎症性の病気で、両肩、上腕、腰や太ももの付け根に痛みとこわばりが生じます。朝や長く休んだ後に強く、起き上がる、服を着る、腕を上げる動作が難しくなります。痛みのために力が入…
リウマチ熱
リウマチ熱は、A群溶血性レンサ球菌(溶連菌)による咽頭炎の後などに起こる、関節、心臓、皮膚、神経に及ぶ炎症性の病気です。感染の1~5週間後に発症することがあり、5~15歳で多くみられます。発熱、足首・膝・肘・手…
リドル症候群
リドル症候群は、腎臓の尿細管でナトリウムを再吸収する働きが過剰になり、高血圧などを生じる、まれな遺伝性の病気です。小児期など若い年齢で高血圧に気づかれることが多い一方、成人になって診断される場合もあります。低カ…
リンパ浮腫
リンパ浮腫は、リンパ液の流れが障害され、腕や脚などがむくむ状態です。重さ、張り、動かしにくさから始まり、長く続くと皮膚が硬くなることがあります。がん手術や放射線治療の直後だけでなく、数年後に始まる場合もあります…
リンパ節炎
リンパ節炎は、首、わき、脚の付け根などにあるリンパ節が炎症を起こし、腫れや痛みを生じる状態です。近くの皮膚、のど、耳、歯の感染に伴うことが多く、赤み、熱感、発熱を伴う場合もあります。ただし、リンパ節が腫れる理由…
リール黒皮症
リール黒皮症は、顔や首などに褐色から灰褐色の色素沈着が広がる状態で、色素沈着型接触皮膚炎と呼ばれることもあります。化粧品や染毛剤などの使用後に生じることがありますが、顔の色むらだけで病名や原因物質は決められませ…
ループス腎炎
ループス腎炎は、全身性エリテマトーデス(SLE)に伴って腎臓に炎症や障害が起こる病気です。尿タンパク、血尿、むくみなどが見られ、ネフローゼ症候群や腎機能低下を来すこともあります。SLEによる発熱、だるさ、関節や…
レジオネラ肺炎
レジオネラ属菌による肺炎です。高熱、咳、息苦しさに加えて下痢や意識の異常がみられる場合もあり、急速に重症化することがあります。肺炎を起こさず自然に改善するポンティアック熱とは経過が異なります。
一過性脳虚血発作
一過性脳虚血発作(TIA)は、一時的に脳への血流が不足し、片側の手足の動かしにくさ、言葉の出にくさなどが起こる状態です。症状が短時間で消えても、直後に脳梗塞を起こす危険があります。
三叉神経痛
三叉神経痛は、顔の片側に電気が走るような強い痛みが突然起こり、短時間でおさまる発作を繰り返す病気です。頬、あご、歯ぐきなどが痛み、洗顔、歯磨き、食事、会話、顔への軽い接触で誘発されることがあります。歯の痛みと区…
上咽頭がん
上咽頭がんは鼻の奥、のどの上部にできるがんです。早期は自覚症状がない場合もあります。首のしこり、鼻づまり・鼻血・血の混じる鼻水、片耳の詰まりや聞こえにくさがきっかけとなります。進行すると物が二重に見える、顔の感…
上強膜炎・強膜炎
上強膜炎は白目の表面近くの炎症で、部分的な赤み、異物感、軽い痛みなどが起こり、多くは視力に影響しません。強膜炎はより深い組織の炎症で、強い持続的な痛み、赤紫色の充血、目を動かす痛み、視力低下などが起こることがあ…
上腕骨外側上顆炎(テニス肘)
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は、肘の外側につく腱に負担がかかり、物をつかんで持ち上げる、タオルを絞るなどの動作で肘の外側から前腕が痛む状態です。テニスをしない人にも起こり、安静時は痛みが少ない場合があります。症…
上腕骨外顆骨折
上腕骨外顆骨折は、肘の外側にある上腕骨の一部が折れるけがで、子どもに多くみられます。転倒して手をついた後に肘の外側が痛み、腕を動かしたがらなくなります。腫れが目立たない場合もあるため、肘の痛みが続くときは整形外…
上腕骨顆上骨折
上腕骨顆上骨折は、上腕の骨が肘の少し上で折れるけがで、子どもに多くみられます。転倒や遊具からの転落後に肘が強く痛み、腫れ、動かせなくなる場合は骨折を疑います。指がしびれる、動かしにくい、手が冷たい・色が悪い場合…
上顎洞がん(旧称:上顎がん)
上顎洞がんは、頬の内側にある副鼻腔「上顎洞」から生じるがんです。初期には気づきにくいことがあります。片側だけの鼻づまりや鼻血、膿のような鼻汁が続き、進行すると頬の腫れ、上の歯の痛み・ぐらつき、見え方の変化などが…
下咽頭がん
下咽頭がんは、のどの下部にある食道の入り口近くに生じるがんです。初期には自覚症状がないこともあります。飲み込むときの違和感、治まらないのどの痛み、耳の痛み、首のしこり、声の変化などが現れます。首のリンパ節に広が…
下肢静脈瘤
下肢静脈瘤は、脚の皮膚に近い静脈がこぶ状に膨らむ状態です。脚のだるさ、むくみ、痛み、こむら返り、かゆみが起こり、長く続くと湿疹や色素沈着、皮膚潰瘍につながることがあります。症状が軽くても気になる場合や皮膚の変化…
不妊症
不妊症は、妊娠を望み避妊せずに性生活を続けても一定期間妊娠しない状態です。日本では一般に1年が受診の目安です。35歳以上や月経不順、子宮内膜症などが疑われる場合は、1年を待たず相談することが勧められます。妊娠経…
不整脈
不整脈は、心臓を動かす電気信号の発生や伝わり方に変化が起こり、脈が速い・遅い・不規則になる状態です。種類によって重要性や治療は大きく異なります。 動悸、脈が飛ぶ感じ、息切れ、めまいなどが出る場合も、症状がないま…
不正咬合
不正咬合は、歯並びや上下の歯のかみ合わせが適切でない状態です。歯が重なる叢生、上の前歯が前に出る上顎前突、下の歯が前に出る反対咬合、前歯がかみ合わない開咬などがあります。程度や型によっては食べ物をかみにくい、発…
不眠症
不眠症では、寝つけない、夜中に何度も目が覚める、朝早く目が覚めて再び眠れないなどの症状が続き、疲労感や集中力低下などで日中の生活に支障が出ます。寝つくまでの時間や睡眠時間だけで診断は決まりません。睡眠に十分な機…
中咽頭がん
中咽頭がんは、口の奥にある扁桃や舌の付け根などに生じるがんです。初期には症状が目立たないこともあります。飲み込むときの違和感、治まらないのどの痛み、耳の痛み、口の奥や首のしこり、声の変化などがみられます。首のし…
中心性網脈絡膜症
中心性網脈絡膜症は、現在は「中心性漿液性脈絡網膜症」とも呼ばれ、網膜の中心にある黄斑の下に液体がたまり、限局した網膜剥離を起こす病気です。片目で物がゆがむ、中心が暗い・ぼやける、色が薄く見えるなどの症状がありま…
中枢性尿崩症
中枢性尿崩症は、体に水分を保つ抗利尿ホルモン(バソプレシン/ADH)の分泌が不足する病気です。バソプレシン分泌低下症とも呼ばれます。薄い尿が大量に出て、強い喉の渇きや、夜間も続く多尿がみられます。 飲めない状況…
丹毒
丹毒は皮膚の浅い層に起こる細菌感染症で、赤く熱をもった、境界が比較的はっきりした腫れと痛みが急に現れます。発熱や悪寒を伴うこともあります。顔や脚などに起こり、見た目だけでは蜂窩織炎や感染症以外の赤みと区別しにく…
乗り物酔い
乗り物酔いは車、船、飛行機などの揺れで、吐き気、冷や汗、顔色の悪さ、頭痛、めまいなどが出る状態です。乗っている間に始まり、揺れから離れると改善することが多いものです。何度も吐いて水分が取れない、乗り物を降りても…
乱視
乱視は、角膜や水晶体の形の違いによって、目に入る光の焦点が一点に集まらず、遠くも近くもぼやける屈折異常です。片目で見ても文字や物が二重に見えることがあり、目の疲れにつながる場合があります。軽い乱視は珍しくありま…
乳がん
乳がんは乳腺の組織にできるがんです。初期には症状がないこともあり、しこりの硬さや痛みだけで判断できません。新しいしこり、皮膚のくぼみ、乳頭から血の混じる分泌、乳頭・乳輪のただれなどに気付いたら、検診の時期を待た…
乳児突然死症候群
乳幼児突然死症候群(SIDS)は、それまでの病歴や状況から予想できなかった乳児の突然死で、調査をしても原因が分からないものを指します。睡眠中に起こることが多いものの、寝具による窒息など原因が判明した事故とは区別…
乳糖不耐症
乳糖不耐症は牛乳などに含まれる乳糖を消化しにくく、摂取後に腹部の張り、ガス、腹痛、下痢などが起こる状態です。離乳後にラクターゼという酵素が減って起こる型が多く、生まれた時から酵素がほとんどない型は非常にまれです…
乳腺症
乳腺症は、月経周期などに伴う乳腺の良性の変化をまとめた呼び名です。乳房の張りや痛み、しこりのような硬さが月経前に強まり、月経後に軽くなることがあります。乳腺症そのものが乳がんになるわけではありません。ただし新し…
乳腺線維腺腫
乳腺線維腺腫は乳房にできる良性のしこりで、若い世代に多く、表面が滑らかで動きやすいことがあります。ただし、触った感じや痛みの有無だけで線維腺腫や乳がんと決めることはできません。新しいしこり、急に大きくなるしこり…
乳腺葉状腫瘍
乳腺葉状腫瘍は乳房にできるまれなしこりで、良性・境界型・悪性に分かれます。短期間で大きくなることがありますが、触った感じだけで線維腺腫や乳がんと区別はできません。新しいしこりや急に大きくなるしこりは、痛みがなく…
乾癬
乾癬は、免疫の働きと皮膚の新陳代謝の変化に関わる慢性の炎症性疾患です。多い病型の尋常性乾癬では、赤く盛り上がった皮膚に白い鱗屑が重なり、頭皮、肘、膝などに現れます。かゆみの程度や広がり方は人によって違い、良くな…
乾皮症
乾皮症(皮脂欠乏症)は、皮膚の水分を保つ働きが弱まり、かさつき、白い粉のような皮むけ、細かいひび割れやかゆみが出る状態です。年齢を重ねた人に多く、空気が乾く季節に悪化しがちです。乾皮症そのものと、掻き続けて赤い…
二次性高血圧症
二次性高血圧症は、病気や薬など、血圧を上げる原因が特定できる高血圧です。原因を調べて治療すると、血圧や臓器への影響を改善できる可能性があります。若い人だけの病気ではなく、必ず急に発症するものでもありません。治療…
亜急性甲状腺炎
亜急性甲状腺炎は、甲状腺に炎症が起こり、首の前側の痛み・腫れや発熱などが現れる病気です。痛む場所が左右に移ることがあります。炎症で蓄えられたホルモンが血液へ漏れ出すと、動悸、汗が多い、だるさなどが起こります。 …
亜急性連合性脊髄変性症
亜急性連合性脊髄変性症は、ビタミンB12の不足によって脊髄の神経が障害され、しびれや歩きにくさが進む病気です。日本神経学会の用語集では『亜急性脊髄連合変性症』と呼びます。足先や手先のしびれ、振動や手足の位置の分…
代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)
肝臓に脂肪がたまり、炎症や肝細胞の傷害を伴う病気です。従来のNASHに代わる名称としてMASHが使われています。新分類は代謝の状態や飲酒量などを考慮するため、旧名称を置き換えるだけでは診断できません。症状が乏し…
伝染性単核球症
伝染性単核球症は、主にEBウイルス(EBV)の初感染で起こる感染症です。発熱、喉の痛み、首のリンパ節の腫れ、強い疲労感などが出ます。発疹や肝臓・脾臓の腫れが起こる人もいますが、症状の出方はさまざまです。多くは回…
伝染性紅斑
伝染性紅斑(りんご病)はヒトパルボウイルスB19による感染症です。軽いかぜ症状の後、両頬が赤くなり、腕や脚などに網目状の発疹が現れることがあります。発疹は消えた後に再び目立つこともあります。子どもは軽く済むこと…
低カリウム血症
低カリウム血症は、血液中のカリウム濃度が一般に3.5mmol/L(mEq/L)未満になった状態です。軽い場合は症状がないこともありますが、下がるほど筋力低下、だるさ、便秘、動悸などが起こり、不整脈につながること…
低カルシウム血症
低カルシウム血症は、血液中で働くカルシウムが不足した状態です。軽い場合は症状がないこともあります。口の周りや指先のしびれ、筋肉のつっぱり・けいれんが現れ、重症では全身のけいれん、喉の筋肉のけいれんによる息苦しさ…
低リン酸血症性くる病
低リン酸血症性くる病は、血液中のリンが不足して成長期の骨が十分に硬くならず、O脚やX脚、成長の遅れ、骨の痛みなどを生じる病気の総称です。大人では骨軟化症として骨痛、筋力低下、骨折しやすさが問題になります。歯のト…
低出生体重児
低出生体重児(ていしゅっせいたいじゅうじ)は、出生体重が2,500g未満の赤ちゃんです。1,500g未満は極低出生体重児、1,000g未満は超低出生体重児とも呼びます。これは出生時の体重で分ける言葉で、早産児と…
低換気症候群
低換気症候群は、呼吸による空気の入れ替えが不足し、体内の二酸化炭素を十分に排出できなくなる状態を指します。朝の頭痛、日中の強い眠気、だるさ、息苦しさなどがみられ、睡眠中に悪化する人もいます。進むと意識がぼんやり…
低脂血症
低脂血症は血液中の脂質が低い検査所見で、低LDLコレステロール、低HDLコレステロールなど何が低いかで意味が違います。無症状で見つかることもありますが、極端に低い値、成長障害、慢性下痢、夜盲やふらつきがある時は…
低血圧症
低血圧は、血圧が低い状態です。もともと低めでも元気に生活できる人がいる一方、めまい、ふらつき、目のかすみ、失神などが起こる場合は評価が必要です。一つの数値だけで治療の必要性を判断せず、普段の血圧、下がり方、症状…
低血糖症
低血糖は、血液中のブドウ糖が少なくなった状態です。糖尿病治療中は血糖値70mg/dL未満などを対応の目安にしますが、症状や普段の血糖の状態も合わせて判断します。冷汗、手の震え、動悸、強い空腹感などに加え、集中し…
低身長症
低身長は同年齢・同性の子どもと比べて身長が低い状態を指し、病名そのものとは限りません。日本小児内分泌学会は身長を成長曲線に記録し、身長が-2SD以下、伸びが鈍い、曲線から外れていく時は小児科で相談するよう勧めて…
低酸症・無酸症
低酸症・無酸症は、胃酸の分泌が少ない、またはほとんどない状態を指します。胃もたれ、膨満感、下痢などがあっても、その原因が胃酸不足とは限りません。胃酸の分泌量だけを自分で判断することはできず、症状と背景の病気・服…
偽膜性大腸炎
偽膜性大腸炎は、大腸の粘膜に「偽膜」と呼ばれる膜状の変化がみられる病態で、多くはクロストリディオイデス・ディフィシル(C. difficile)感染症の一型です。抗菌薬の服用中や終了後に水様性下痢、腹痛、発熱な…
僧帽弁狭窄症
僧帽弁狭窄症(そうぼうべんきょうさくしょう)は、左心房から左心室へ血液を通す僧帽弁の開きが狭くなる病気です。初めは症状がなくても、進むと動いたときの息切れ、疲れやすさ、動悸などが出ます。心房細動を合併すると血栓…
僧帽弁逸脱症
僧帽弁逸脱症(そうぼうべんいつだつしょう)は、心臓が縮むときに僧帽弁の一部が左心房側へふくらむ状態です。逸脱があっても必ず血液の逆流が起きるわけではなく、多くの人は無症状です。一部では僧帽弁逆流が強くなり、動い…
僧帽弁閉鎖不全症
僧帽弁閉鎖不全症(僧帽弁逆流症)は、左心室が収縮するときに僧帽弁から左心房へ血液が逆流する病気です。軽いうちは症状がなくても、進行すると動いたときの息切れ、疲れやすさ、動悸、むくみが出ます。感染性心内膜炎や心筋…
先天性ミオパチー
先天性ミオパチーは、筋肉の構造や働きの異常によって筋力・筋緊張が低下する病気の総称です。乳児の哺乳の弱さや首のすわり・歩行の遅れで見つかることがあり、呼吸、飲み込み、背骨の曲がりにも注意します。生まれた直後から…
先天性内反足
先天性内反足は、生まれたときから足先や足裏が内側を向き、足首が下を向くなどの変形があり、手で簡単には正しい位置へ戻せない状態です。片足にも両足にも起こります。乳児期は通常痛みませんが、治療せずに成長すると足裏で…
先天性巨大結腸症
先天性巨大結腸症(ヒルシュスプルング病)は、腸の一部に便を送り出す働きに必要な神経節細胞がなく、便が通りにくくなる生まれつきの病気です。出生後に胎便が遅い、おなかが張る、緑色の液を吐くなどで見つかりますが、胎便…
先天性無毛症
先天性無毛症は、生まれつき頭髪や体毛がない、または極端に少ない状態を指します。出生時には毛があっても、その後に十分に生えそろわない病型もあります。新生児には一時的な生え替わりがあるため、毛が少ないだけで直ちに先…
先天性筋性斜頸
先天性筋性斜頸は、赤ちゃんがいつも同じ方向に顔を向け、反対側へ向けにくくなる状態です。首の片側に小さなしこりが触れることもあります。頭の形や顔つきに左右差が出る場合もあります。首の傾きには骨、目、炎症など別の原…
先天性耳瘻孔
先天性耳瘻孔は、生まれつき耳の前などの皮膚に小さな穴と皮下へ続く通り道がある状態です。症状がないことも多く、白い分泌物が出ることもあります。穴の周囲が赤く腫れる、痛む、膿が出る場合は感染が疑われます。穴を押して…
先天性股関節脱臼
先天性股関節脱臼と呼ばれた状態は、現在は発育性股関節形成不全と呼び、股関節が外れる脱臼だけでなく、外れかける亜脱臼や受け皿が浅い状態も含みます。片側にも両側にも起こり、乳児には痛みなど目立つ症状がないことがあり…
先天性胆道拡張症
先天性胆道拡張症は、胆汁の通り道である肝外胆管の一部が生まれつき拡張している病気です。小児期に見つかることが多いものの、成人になってから診断される人もいます。腹痛を繰り返す、黄疸が出る、肝機能の異常が見つかるな…
先天性難聴
先天性難聴は、生まれつき聞こえにくさがある状態です。片耳だけの場合や軽度でも、聞こえとことばの発達に影響することがあります。反応だけで判断できず、新生児聴覚検査と、その結果に応じた精密検査が大切です。要再検は難…
先天性食道閉鎖
先天性食道閉鎖症は、生まれつき食道が途中で途切れ、口から飲んだものが胃へ届かない病気です。食道と気管が異常につながる気管食道瘻を伴うこともあります。出生後に唾液が口にたまる、哺乳すると咳き込む・むせる、呼吸が苦…
光接触皮膚炎
光接触皮膚炎は、皮膚についた物質と日光などの紫外線が重なって起こるかぶれです。原因物質に触れ、光が当たった部分に赤み、かゆみ、痛み、水ぶくれなどが出ます。光による直接の刺激で起こる光毒性と、免疫反応が関わる光ア…
光線過敏症
光線過敏症は、通常なら問題にならない程度の光で、日光が当たった皮膚に赤み、かゆみ、痛み、発疹や水疱などが生じる状態の総称です。日光蕁麻疹、多形日光疹、薬剤による反応など原因はさまざまで、すべてが『日光アレルギー…
全般性不安障害
全般性不安障害(GAD)は、健康、家族、仕事、学業、家計など複数のことを過度に心配し、心配を自分で抑えにくく、生活に支障が出る状態です。不安の対象が『何もない』必要はありません。落ち着かなさ、疲れやすさ、集中困…
全身性エリテマトーデス
全身性エリテマトーデス(SLE)は、免疫の異常によって皮膚、関節、腎臓、血液、肺、神経などに炎症が起こる病気です。発熱、疲れやすさ、関節痛、日光で悪化する発疹、口内炎や脱毛などが現れますが、蝶形紅斑が必ず出るわ…
全身性強皮症(全身性硬化症)
全身性強皮症は、皮膚の硬化に加え、血管や肺、消化管、腎臓などに影響が出ることがある自己免疫疾患です。指先の血流が悪くなるレイノー現象や皮膚のこわばりがみられ、肺や心臓などの合併症の有無も調べます。病型と臓器障害…
内痔核
内痔核は肛門の内側のクッション状組織が腫れ、出血や脱出などの症状を起こす状態です。排便時に痛みの少ない鮮血が出る、肛門から組織が出て戻る、かゆみや粘液があることがあります。ただし血便は大腸の病気でも起こり、痛み…
内耳炎
内耳炎は、聞こえと体のバランスに関わる内耳に炎症が起きた状態です。回転するようなめまい、吐き気、ふらつきに、難聴や耳鳴りを伴うことがあります。ただし、これらの症状だけで内耳炎とは決められません。急な難聴を伴うめ…
円形脱毛症
円形脱毛症は、免疫の働きが毛を作る毛包に向かい、頭髪などが抜ける病気です。1個の小さな脱毛斑から始まることも、複数に広がることもあります。円形だけとは限らず、眉毛・まつ毛や体毛に及ぶ場合もあります。小さな脱毛斑…
再生不良性貧血
再生不良性貧血は、骨髄で血液細胞を作る働きが低下し、赤血球・白血球・血小板が減る病気です。貧血による息切れや疲れやすさ、白血球減少による感染、血小板減少による出血などが起こります。重症度には幅があり、治療の選択…
凍傷
凍傷は、強い寒さで皮膚やその下の組織が凍り傷つく状態です。指先、足先、耳、鼻などに起こり、白っぽい・灰色の変色、硬さ、しびれが現れます。温めた後に腫れや水疱が出ることもあり、初期の見た目だけで損傷の深さは決めら…
分娩まひ
分娩まひは、出生の前後に赤ちゃんの神経が傷つき、腕や顔などの動きが弱くなる状態です。代表的な腕神経叢まひでは片腕を動かしにくくなります。顔面神経では表情やまぶたの閉じ方に左右差が、横隔神経では呼吸の異常が出るこ…
前期破水
前期破水は陣痛が始まる前に赤ちゃんを包む卵膜が破れ、羊水が出ることです。37週未満に起こる場合を早産期前期破水と呼び、早産や感染への注意が必要です。羊水は大量に出る場合だけでなく、少しずつ漏れて尿や水っぽいおり…
前立腺肉腫
前立腺肉腫は、前立腺周辺の筋肉などの支持組織から生じる、まれな悪性腫瘍の総称です。一般的な前立腺腺がんとは病気の性質が異なり、小児では横紋筋肉腫、成人では平滑筋肉腫など異なる型がみられます。尿が出にくい、尿が出…
前立腺肥大症
前立腺肥大症は、膀胱の出口を囲む前立腺が大きくなり、尿の通りや膀胱の働きに影響する状態です。尿の勢いが弱い、出始めに時間がかかる、夜に何度もトイレへ行く、尿を出した後も残る感じがするなどの症状があります。ただし…
前置胎盤
前置胎盤は、胎盤が子宮の下部に付着し、子宮口を覆っている状態です。胎盤が子宮口に近いものの覆っていない状態は低置胎盤と呼ばれ、区別して評価します。妊娠中は症状がないこともありますが、妊娠後半に痛みのない性器出血…
副甲状腺機能亢進症
副甲状腺機能亢進症は、カルシウムの調節に関わる副甲状腺ホルモン(PTH)が過剰に分泌される状態です。副甲状腺そのものに原因がある原発性と、腎臓の病気などに反応して分泌が増える続発性では、血液検査の特徴と治療が異…
副甲状腺機能低下症
副甲状腺機能低下症は、副甲状腺ホルモン(PTH)の分泌が不足して、血中のカルシウムが低下し、リンが高くなることなどが起こる病気です。手足や口の周りのしびれ、筋肉のこわばり・けいれんが現れます。 手足の筋肉が不随…
副腎クリーゼ
副腎クリーゼは、生命維持に必要なコルチゾールが足りず、血圧低下や意識の異常などを起こす緊急の状態です。副腎不全のある人に起こることがありますが、これまで診断されていなかった人にも発症します。 強い脱力、吐き気・…
副腎皮質機能低下症
副腎皮質機能低下症(副腎不全)は、副腎皮質から分泌されるコルチゾールなどが不足する病気です。疲れやすさ、食欲低下、体重減少、吐き気、立ちくらみなどがみられますが、これらはほかの病気でも起こります。 副腎自体に原…
副鼻腔嚢胞
副鼻腔嚢胞は、鼻の周囲にある副鼻腔に分泌液がたまり、袋状にふくらんで周囲を圧迫する病気です。場所によって頬や眉の周囲の腫れ・痛み、歯の痛み、鼻づまり、眼球の突出、物が二重に見える、視力低下など症状は異なります。…
副鼻腔気管支症候群
副鼻腔気管支症候群は、慢性副鼻腔炎に、慢性気管支炎、気管支拡張症、びまん性汎細気管支炎などの下気道の病気が重なった状態です。鼻づまりや後鼻漏とともに、たんを伴う咳が長く続くことがあります。喘鳴は必須の症状ではな…
劇症肝炎
重い肝炎によって短期間に肝臓の働きが低下し、血液を固める機能の異常や肝性脳症による意識障害が現れる、命に関わる病気です。現在は急性肝不全の枠組みで評価します。黄疸に加えて強い眠気や受け答えの異常がある場合は、直…
加齢黄斑変性
加齢黄斑変性は、網膜の中心で細かいものを見る黄斑が傷む病気です。まっすぐな線がゆがむ、見たい場所の中心が暗い、文字や顔が見分けにくいなどの症状が現れます。片目ずつ見え方を確認すると変化を捉えやすくなります。新し…
動脈硬化
動脈硬化は、動脈の壁が厚くなったり硬くなったりして、血液を運ぶ働きに影響する状態です。特に、血管の壁にコレステロールなどがたまる粥状(じゅくじょう)動脈硬化は、心筋梗塞、脳梗塞、足の血流障害などに関係します。症…
動脈管開存症
動脈管開存症は、胎児期に大動脈と肺動脈をつなぐ動脈管が出生後も開いたままの状態です。小さい場合は症状がなく、心雑音で見つかることがあります。大きい場合は肺への血流が増え、呼吸が速い、哺乳しづらい、体重が増えにく…
化学眼外傷(角膜化学腐食)
化学眼外傷は、化学物質が目に入り、角膜や結膜などが傷つく状態です。痛み、涙、充血、見えにくさなどが起こり、重症では視力に重大な障害が残ることがあります。
匙型爪甲
匙型爪甲(スプーン爪)は、爪の中央がくぼみ、先端や両側が反り返る形の変化です。特に手の親指・人差し指・中指など、よく使う指に見られます。爪の形だけで貧血や別の病気が確定するわけではありません。新たに形が変わった…
十二指腸潰瘍
胃から続く十二指腸の粘膜が深く傷つく病気です。空腹時や夜間の上腹部痛などがみられますが、痛みの時間だけでは診断できません。吐血や黒い便、突然続く激しい腹痛は出血や穿孔の可能性があり、直ちに受診してください。
単純ヘルペス脳炎
単純ヘルペス脳炎は、単純ヘルペスウイルス(HSV)によって脳に炎症が起きるまれですが重い病気です。発熱、強い頭痛、意識や行動の変化、言葉が出にくい、けいれんなどが現れます。症状の組み合わせは年齢や経過で異なり、…
単純性甲状腺腫
単純性びまん性甲状腺腫は、甲状腺全体が大きくなっているものの、検査で明らかなホルモン異常、しこり、炎症などが確認されない状態です。旧称の単純性甲状腺腫として説明されることもあります。 首の前側の腫れで気づく場合…
単純性紫斑
単純性紫斑は、あざができやすくても、診察や必要な検査で病的な出血の原因が見つからない状態を指します。脚などに赤紫色や褐色のあざが現れ、軽い刺激がきっかけになる場合や、ぶつけた記憶がない場合もあります。 『あざが…
単純疱疹
単純疱疹(単純ヘルペス)は、単純ヘルペスウイルス1型または2型で皮膚や粘膜に小さな水ぶくれやただれが生じる病気です。口唇やその周囲、性器などに現れ、初めての感染では症状が強い場合も、ほとんど症状がない場合もあり…
原発性アルドステロン症
原発性アルドステロン症は、副腎でアルドステロンというホルモンが過剰につくられ、高血圧を起こす病気です。自覚症状がないまま見つかることもあります。 カリウムが低くなると、筋力低下や多尿などが起こる場合がありますが…
原発性ネフローゼ症候群
原発性(一次性)ネフローゼ症候群は、明らかな原因疾患がある二次性ネフローゼ症候群を除外したうえで診断する腎疾患群です。大量の尿タンパクと低アルブミン血症を伴い、まぶたや脚などのむくみ、体重増加、だるさなどが見ら…
原発性硬化性胆管炎(PSC)
肝臓の内外の胆管が狭くなり、胆汁の流れが妨げられる病気で、PSCとも呼ばれます。かゆみ、黄疸、胆管炎などを起こし、肝機能が低下する場合があります。無症状で検査異常から見つかることもあります。
原発性胆汁性胆管炎(PBC)
肝臓内の細い胆管が傷つき、胆汁が流れにくくなる病気で、PBCとも呼ばれます。旧名は原発性胆汁性肝硬変ですが、診断された人の多くは肝硬変に至っていません。無症状のこともあり、かゆみや疲れやすさが出る場合もあります…
双極症(双極性障害・躁うつ病)
双極症は、気分や活動性が著しく高まる躁状態・軽躁状態と、気分が落ち込み活動が難しくなるうつ状態がみられる病気です。以前は躁うつ病と呼ばれていました。うつ病より軽い病気という意味ではありません。 睡眠が少なくても…
反回神経まひ
反回神経麻痺は、声帯の動きを支配する神経に障害が起き、声帯を十分に動かせなくなる状態です。片側では息が漏れるような声がれや、飲み物でむせる症状が出ることがあります。両側の声帯が開きにくい場合は、声が比較的保たれ…
反復性肩関節脱臼
反復性肩関節脱臼は、肩の上腕骨頭が受け皿から繰り返し外れる状態です。完全に外れる脱臼のほか、外れかける亜脱臼や「外れそうで怖い」不安定感が続くこともあります。繰り返すうちに小さな動作でも外れる場合があります。現…
収縮性心膜炎
収縮性心膜炎は、心臓を包む心膜が硬くなり、心臓が広がって血液を取り込む動きが妨げられる病気です。足のむくみ、腹部の張りや腹水、疲れやすさ、息切れ、食欲低下などが起こります。徐々に進むこともありますが、炎症を伴う…
口内炎
口内炎は口の粘膜に炎症や潰瘍ができる状態の総称です。小さく丸いアフタ、歯や入れ歯が当たる所の傷、発熱と複数の水疱を伴う感染症など、見た目が似ても原因はさまざまです。よくある小さな口内炎は1〜2週間で治まりますが…
口唇裂
口唇裂(こうしんれつ)は、生まれつき上唇がつながらず裂け目がある状態です。裂け目は片側または両側に生じ、唇だけの場合も、歯ぐきや口蓋(口の天井)まで続く場合もあります。授乳時に口で乳首をうまくくわえられないこと…
口腔がん
口腔がんは舌、歯肉、頬の内側、口腔底、硬口蓋など口の中にできるがんの総称です。赤い・白い斑点、硬いしこり、治らない口内炎のような病変で気づくことがあり、初期には痛みがない場合もあります。口の中の同じ場所に2週間…
口腔アレルギー
口腔アレルギー症候群は、食べ物を口にした直後に唇、口の中、のどにかゆみ、イガイガ感、腫れなどが出る症状です。生の果物や野菜で起こり、花粉症に関連することが多いものを花粉-食物アレルギー症候群と呼びます。多くは口…
口腔乾燥症(ドライマウス)
口腔乾燥症は、口の乾きが続く状態です。口の中のべたつき、舌の痛み、味の変化、話しにくさや飲み込みにくさが起こり、むし歯や歯周病のリスクも高まります。乾きの自覚があっても唾液量が必ず減っているとは限りません。食事…
口蓋裂
口蓋裂(こうがいれつ)は、口の天井にあたる口蓋の組織が生まれつきつながっていない状態です。上唇にも裂け目がある場合と、口蓋だけの場合があります。口の中を見ないと分かりにくい型もあります。赤ちゃんがミルクをうまく…
口角炎
口角炎は、口の両端の皮膚が赤くなり、ふやけやひび割れ、かさぶた、痛みが出る状態です。口を開けると裂けて痛むことがあります。唾液が口角にたまりやすい状態、合わない義歯、カンジダや細菌の感染など、いくつかの要因が重…
右胸心
右胸心は、心臓の先端が胸の右側を向く生まれつきの配置です。心臓やほかの臓器が鏡写しに配置される内臓逆位を伴う場合と、心臓だけが右側にある場合などがあります。心臓の構造に異常がなければ症状のない人もいますが、先天…
合指症・合趾症
合指症は生まれつき隣り合う手の指がくっついている状態で、足の指では合趾症と呼びます。水かきが高いだけの場合から、指先までつながる場合まであり、皮膚だけでなく骨がつながることもあります。指の動き、物をつかむ機能、…
吸収不良症候群
吸収不良症候群は、食べ物の消化、腸での吸収、吸収した栄養素の運搬のいずれかが妨げられ、必要な栄養を十分に取り込めなくなる状態の総称です。慢性的な下痢、腹部の張り、体重減少が手がかりになります。便が量多く脂っぽい…
吻合部潰瘍
吻合部潰瘍は、胃と小腸などを手術でつないだ場所の近くに生じる潰瘍です。胃潰瘍の手術後だけでなく、胃がん手術や胃バイパス術などの後にも起こり得ます。発症時期は術後1~2年に限りません。上腹部の痛み、吐き気のほか、…
周期性四肢まひ
周期性四肢麻痺は、手足や体幹の力が発作的に入らなくなる状態です。発作は数時間から長い場合は数日続き、発作のない間は筋力が戻ることもあります。遺伝性の病型と、甲状腺機能亢進症などに伴う二次性の病型があります。息が…
味覚障害
味覚障害は、甘味・塩味などを感じにくい、以前と味が違う、何も食べていないのに味がする状態です。一方、「食べ物がおいしくない」「風味が分からない」原因が、実際には嗅覚の低下であることもあります。鼻づまりや感染後に…
咳
咳は気道に入った異物や分泌物を外へ出すための防御反応で、病名ではなく症状です。かぜで一時的に出ることもありますが、3週間以上続く咳は別の原因も考えます。乾いた咳かたんを伴う咳か、いつから続くか、夜間・食後・運動…
咳喘息
咳喘息は、典型的な喘息のゼーゼーする呼吸や息苦しさが目立たず、せきが主な症状となる病気です。夜間や早朝、冷気・煙などでせきが出ることがあります。せきの日数や、たんの有無だけで診断できるわけではありません。 長引…
咽喉頭異常感症
咽喉頭異常感症(のどのつかえ感、globus)は、のどに何かあるように感じても、食べ物や飲み物は通常どおり飲み込める状態を指します。食事中より、食事と食事の間に気になることがあります。一方、実際に食物がつかえる…
咽頭がん
咽頭がんは、鼻の奥から食道の入り口までの『咽頭』にできるがんの総称です。場所によって 上咽頭がん 、 中咽頭がん 、 下咽頭がん に分けられ、症状と治療が異なります。上咽頭では耳の詰まりや鼻づまり・鼻血、中咽頭…
咽頭炎
咽頭炎は、鼻や口の奥から食道・喉頭につながる咽頭に炎症が起きた状態です。急性ではのどの痛み、飲み込むときの痛み、発熱、首のリンパ節の腫れなどがみられ、いわゆる「のど風邪」の一部として起こることが多くあります。声…
咽頭結膜熱(プール熱)
咽頭結膜熱はアデノウイルスによる感染症で、発熱、のどの痛み、眼の充血や目やになどが現れます。子どもに多く、熱が5日前後続くこともあります。「プール熱」は昔の流行状況から付いた俗称で、プールに行かなくても感染しま…
唾石症
唾石症は、唾液腺または唾液が流れる管に石ができて、唾液の流れを妨げる病気です。あごの下の唾液腺に多く、食事中にあごの下や口の中が腫れて痛み、食後に落ち着くことがあります。石が詰まったままだと腫れを繰り返し、感染…
喉頭がん
喉頭がんは声帯を含む喉頭にできるがんです。声帯付近の声門がんでは早い段階から声のかすれが起こり、声門上部ではのどの違和感や飲み込むときの痛み、声門下部では進行するまで症状が目立たない場合があります。声がれが長引…
喉頭アレルギー
喉頭アレルギーは、声を出す部分に近い喉頭にアレルギー反応が起こり、のどのかゆみ・イガイガ感や乾いた咳が続く状態です。花粉症の季節に目立つ場合も、通年性の原因で続く場合もあります。のどの違和感だけで決めつけず、長…
喉頭炎
喉頭炎は声帯を含む喉頭に炎症が起き、声がかすれる、声が出にくい、咳や喉の痛みが出る状態です。急性の多くは1~2週間で良くなります。ただし声がれが4週間程度続く、悪化する、呼吸しづらい場合は別の病気も含めて評価が…
嗅覚障害
嗅覚障害は、においを感じにくい・全く感じない、実際とは違うにおいに感じるなど、嗅覚の変化を指します。食べ物の風味が分かりにくくなることもあります。かぜの後などに数週間で回復することもありますが、続く場合や片側だ…
嘔吐下痢症(子どもの急性胃腸炎)
「嘔吐下痢症」は子どもなどに嘔吐と下痢が続く状態を指す通称で、多くは感染性胃腸炎として扱われます。ノロウイルスやロタウイルスなどが原因のことがありますが、症状だけでウイルス性と断定できません。乳幼児は脱水が進み…
嚥下障害
嚥下障害は、食べ物や飲み物を口から胃へ安全に運びにくい状態です。むせ、のどや胸のつかえ、食事時間の延長、体重減少などが手がかりです。むせなくても誤嚥する場合があり、肺炎、脱水、栄養不足につながります。急に飲み込…
回旋異常
回旋異常は、分娩中に赤ちゃんの頭が骨盤内を進む際、望ましい向きに回りきらない状態です。後方後頭位や横向きのまま進むと分娩が長引くことがありますが、途中で自然に向きが変わり経腟分娩できることもあります。陣痛が長い…
回虫症
回虫症は、人の小腸に寄生する回虫の卵を口から取り込んで起こる感染症です。感染しても無症状のことがあります。腹痛や吐き気、幼虫が肺を通る時期のせきがみられ、多数の虫がいると腸閉塞、胆道に入り込むと強い腹痛などを起…
回転性めまい(ぐるぐる回るめまい)
回転性めまいは、自分や周囲がぐるぐる回るように感じる症状です。吐き気やふらつきを伴い、数秒で治まる場合も長く続く場合もあります。内耳の病気が多いものの、脳の病気でも起こります。ろれつが回らない、手足の力が入らな…
坐骨神経痛
坐骨神経痛は、お尻から太もも、ふくらはぎ、足にかけて広がる痛みやしびれを指す症状名です。多くは片脚に出ますが、痛み方や範囲は人によって異なります。脚の力が入りにくい場合もあります。両脚のしびれや脱力が強くなる、…
基底細胞がん
基底細胞がんは皮膚がんの一種で、顔や頭頸部などに多く生じます。黒~褐色のほくろのように見えることがありますが、半透明で真珠のように光る盛り上がり、赤い平らな病変、出血してかさぶたを繰り返す治りにくい傷として現れ…
壮年性脱毛症(男性型脱毛症)
男性型脱毛症(AGA)は、思春期以降に前頭部や頭頂部の毛が細く短くなり、徐々に薄くなるのが典型です。女性の薄毛は現れ方や治療が異なるため、同じ薬をそのまま当てはめません。抜け毛が急増する、円形に抜ける、頭皮に赤…
声帯ポリープ
声帯ポリープは、声帯の縁にできる限局した良性のふくらみで、主に声がかれる、声を出しにくい、話すと疲れるといった症状が出ます。片側にできることが多く、声帯結節やポリープ様声帯とは病変の形が異なります。ただし声のか…
声帯結節
声帯結節は、声帯を繰り返し酷使することで、左右の声帯の向かい合う位置に生じやすい小さなふくらみです。教師、歌手、子どもなど声をよく使う人にもみられ、声がかれる、高い声が出しにくい、声が長く続かないといった症状が…
変形性肘関節症
変形性肘関節症は、肘の関節が傷んで痛みや曲げ伸ばしの制限が出る病気です。肘を動かすと痛み、休むと軽くなることがあります。曲げ伸ばしが難しくなり、急に肘が引っ掛かって動かなくなることもあります。小指と薬指の小指側…
変形性股関節症
変形性股関節症は、脚の付け根にある股関節の軟骨や骨に変化が起こり、痛みや動かしにくさが生じる病気です。立ち上がりや歩き始めに脚の付け根が痛み、進むと長く歩きにくい、靴下を履きにくい、夜間も痛むなど生活に影響しま…
変形性膝関節症
変形性膝関節症は、膝の軟骨だけでなく骨、滑膜、靱帯、筋肉など関節全体に変化が起こり、痛みや動かしにくさが生じる病気です。立ち上がりや歩き始めに痛み、進むと階段や歩行がつらくなり、膝が腫れたり水がたまったりします…
変形性関節症
変形性関節症は関節の軟骨や周囲の組織が時間とともに変化し、痛み、こわばり、腫れ、動かしにくさが出る病気です。膝、股関節、手の指などに起こり、症状は部位で異なります。膝では立ち上がりや歩き始め、階段で痛み、進むと…
外傷性気胸
外傷性気胸は、胸のけがで肺や胸壁が損傷し、胸膜腔に空気がたまる状態です。胸痛、息切れ、呼吸困難などが起こります。皮膚に穴が見える開放性のけがだけでなく、胸を強く打った場合など、外から傷が見えないけがでも生じます…
外反母趾
外反母趾は、足の親指が第2趾側へ曲がり、親指の付け根の内側が出っ張る変形です。靴が当たって赤くなり、痛みや歩きにくさが生じることがあります。見た目の曲がりだけで手術が必要とは限りません。頭痛や肥満、むくみなどを…
外痔核
外痔核は肛門の外側の皮膚に覆われたクッション状組織が腫れた状態です。血の塊ができる血栓性外痔核では、急に痛む青紫色のしこりとして気付くことがあります。ただし肛門のしこりや痛みを見た目だけで外痔核と決められません…
外耳道湿疹
外耳道湿疹は、耳の穴の皮膚にかゆみ、赤み、乾燥や皮むけ、ときに湿った耳だれが出る炎症です。かゆくても耳かきや綿棒で掻くと皮膚が傷つき、さらに悪化したり感染を合併したりします。強い痛み、膿のような耳だれ、聞こえに…
外耳道炎(外耳炎)
外耳道炎は、耳の入口から鼓膜までの皮膚に炎症が起きる病気です。かゆみ、耳の痛み、耳だれ、詰まる感じなどが起こり、耳の入口を押したり耳を引いたりすると痛みが強くなることがあります。強い痛み、発熱、耳の周囲まで広が…
外耳道異物
外耳道異物は、耳の穴から鼓膜までの通り道に物や虫が入った状態です。耳の詰まり、聞こえにくさ、痛み、耳だれ、出血などが起こりますが、小さな子どもでは症状を言えず、後から気づくこともあります。異物がボタン電池、水で…
外耳道真珠腫
外耳道真珠腫は、耳の入口から鼓膜までの通り道に皮膚の角質などがたまり、周囲の骨を傷める病気です。耳垢が多いだけの状態とは異なります。耳だれ、耳の痛み、詰まる感じ、聞こえにくさなどで気づくことがあります。耳だれや…
外陰潰瘍
外陰潰瘍は、外陰部の皮膚や粘膜がえぐれたようになる状態です。痛みや排尿時のしみる感じ、腫れを伴うこともありますが、原因によって症状は異なり、年齢だけでは判断できません。初めてできた潰瘍、強い痛み、発熱、排尿しに…
多形滲出性紅斑
多形滲出性紅斑は多形紅斑とも呼ばれ、手足などに赤い斑点や、中心と周囲で色の違う標的のような発疹ができる皮膚の反応です。かゆみや痛みを伴うことがあり、年齢や性別を問わず起こります。口の中、唇、目、陰部などの粘膜に…
多指症・多趾症
多指症は生まれつき手の指が通常より多い状態で、足の指では多趾症と呼びます。過剰な指が小さな突起のように付く場合も、骨や関節を備えた指として形成される場合もあります。出生前の超音波検査で分かることも、出生後に気づ…
多毛症
多毛症は、体毛が通常より多い・濃い状態の総称です。女性の顔・胸・腹部などに太い毛が増える「男性型多毛症」と、男性ホルモンとは直接関係しない広い部位の毛の増加は区別して考えます。毛の量には個人差があり、多毛だけで…
多汗症
多汗症は、暑さや運動に見合わない発汗が続き、日常生活に支障が出る状態です。手のひら、足の裏、わき、顔など一部に多い局所性と、全身に多い全身性があります。汗の量だけでなく、紙や道具を扱いにくい、衣服が濡れる、人と…
多発ニューロパチー
多発ニューロパチーは、手足などの複数の末梢神経に障害が生じる状態の総称です。しびれ、ピリピリする痛み、感覚が鈍い、足のふらつき、筋力低下など、障害される神経によって症状が違います。数日で進むものも、数か月以上か…
多発性嚢胞腎
多発性嚢胞腎(PKD)は、腎臓に液体のたまった袋である嚢胞が多くできる遺伝性の病気です。常染色体顕性(優性)のADPKDと、常染色体潜性(劣性)のARPKDがあります。ADPKDは成人で見つかることが多く、初め…
多発性筋炎
多発性筋炎は、免疫の働きが筋肉に炎症を起こす病気で、肩や太ももなど体の中心に近い筋肉の力が落ちます。椅子から立ち上がりにくい、階段を上りにくい、腕を上げて髪を洗いにくいといった変化が目安です。まぶたや手指の関節…
多発性骨髄腫
骨髄で抗体を作る形質細胞ががん化し、異常な抗体(M蛋白)を作る病気です。骨の痛みや骨折、貧血、腎機能の低下、高カルシウム血症などが起こりえます。無症状で血液検査から見つかる場合もあります。
多発血管炎性肉芽腫症(GPA)
旧称はウェゲナー肉芽腫症で、GPAとも呼ばれます。細い血管の炎症や肉芽腫が生じ、鼻・耳、肺、腎臓などが障害されます。鼻血、難聴、せき、血痰、血尿など、症状は人によって異なり、すべてがそろうとは限りません。
多胎妊娠
多胎妊娠は同時に2人以上の胎児を妊娠することです。双胎では『一卵性か二卵性か』に加え、胎盤と羊膜を共有するかという膜性が妊娠中の管理に重要です。同じ一卵性でも胎盤を別々に持つ場合があり、一卵性というだけで胎盤共…
多血症(赤血球増加症)
多血症(赤血球増加症)は、血液検査でヘモグロビン(Hb)やヘマトクリット(Ht)が高い状態を指す言葉です。脱水などで血液の液体成分が減り、赤血球が相対的に濃く見える場合と、赤血球の量が実際に増える場合があります…
大動脈弁狭窄症
大動脈弁狭窄症は、左心室から大動脈へ血液を送り出す弁が硬くなり、十分に開かなくなる病気です。心臓は狭い出口に向かって血液を押し出すため負担が増えます。進行すると動いたときの息切れ、胸の痛み、めまい・失神などが現…
大動脈弁閉鎖不全症
大動脈弁閉鎖不全症(大動脈弁逆流症)は、大動脈弁が閉じきらず、大動脈へ出た血液の一部が左心室に戻る病気です。慢性的な逆流は長く無症状のこともありますが、左心室が拡大し、進むと息切れ、疲れやすさ、動悸などが出ます…
大動脈瘤
大動脈瘤は、心臓から全身へ血液を送る太い血管である大動脈の一部が広がる病気です。胸の中にできる胸部大動脈瘤と、おなかにできる腹部大動脈瘤があります。多くは症状がなく、検査で偶然見つかります。大動脈解離は血管壁の…
大動脈縮窄症
大動脈縮窄症は、心臓から全身へ血液を送る大動脈の一部が、生まれつき狭い病気です。下半身への血流が不足し、心臓に負担がかかります。重い場合は乳児期に哺乳不良や呼吸の異常、心不全・ショックを起こします。一方、小児期…
大動脈解離
大動脈解離は、大動脈の壁が裂けて壁の中に血液が入り込む病気です。突然の激しい胸や背中の痛みで発症することが多く、命に関わる緊急の状態になることがあります。
大腸がん
結腸または直腸の粘膜から発生するがんです。早期は無症状のことが多く、進行すると血便、便通の変化、腹痛、貧血などがみられます。出血は痔などでも起こりますが、自己判断せず医療機関で原因を調べることが大切です。
大腸ポリープ
大腸ポリープは大腸や直腸の粘膜から盛り上がる病変の総称です。多くは無症状で、便潜血検査の精密検査や大腸内視鏡で見つかります。種類は腺腫、鋸歯状病変、炎症性ポリープなどさまざまで、すべてががんになるわけではありま…
大腸憩室
大腸憩室は大腸の壁の一部が袋状に外へふくらんだ状態です。憩室があるだけでは症状がないことが多く、炎症を起こした「憩室炎」では腹痛や発熱、吐き気など、血管から出血する「憩室出血」では血便・下血などがみられます。腹…
大腿骨内顆骨壊死症
大腿骨内顆骨壊死症は、膝の内側で体重を支える大腿骨の端に起こる病変に従来から使われてきた病名です。中高年以降に、はっきりしたけががなく急に膝の内側が強く痛むことがあります。近年、従来『膝の特発性骨壊死』と呼ばれ…
大腿骨頭すべり症
大腿骨頭すべり症は、成長期の大腿骨の骨頭が成長軟骨の部分でずれる病気です。股関節だけでなく、太ももや膝の痛み、足を引きずる歩き方として現れることがあります。数週から数か月かけて進み、歩ける場合もあります。急に体…
大腿骨頸部骨折
大腿骨頸部骨折は、股関節の付け根に近い大腿骨の細い部分が折れるけがです。高齢者では転倒をきっかけに起こり、脚の付け根や太ももが痛み、立つ・歩くことが難しくなります。脚が短く見えたり外側を向いたりする場合もありま…
天疱瘡
天疱瘡は、自分の皮膚や粘膜の細胞同士をつなぐ成分を攻撃する抗体によって、水ぶくれや皮膚のただれができる自己免疫性の病気です。尋常性天疱瘡では口の中の痛いただれから始まることが多く、食べたり飲んだりしにくくなる場…
好酸球性肺炎
好酸球性肺炎は、白血球の一種である好酸球が肺に増えて炎症を起こす病気の総称です。発熱、咳、息切れが現れ、急性の病型では数日で呼吸不全に進むこともあります。慢性の病型は数週間以上かけて進み、治療後に再燃することが…
妊娠悪阻
妊娠悪阻(にんしんおそ)は、妊娠中の吐き気・嘔吐が強く、食事や水分を普段どおりにとれず、日常生活に大きな支障が出る重い状態です。一般的な「つわり」と同じ意味ではありません。妊娠初期に始まることが多いですが、症状…
妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)
妊娠高血圧症候群は妊娠に関連して高血圧がみられる病気の総称で、以前は『妊娠中毒症』と呼ばれていました。妊娠中に初めて高血圧となる妊娠高血圧や、高血圧にたんぱく尿・臓器障害・胎児の発育不良などが加わる妊娠高血圧腎…
子どものO脚(内反膝)
子どものO脚は、くるぶしをそろえて立ったときに左右の膝が離れて見える状態です。乳幼児には自然なO脚が多く、歩き始めてから徐々に変化します。2~6歳ごろにはX脚気味となり、7歳ごろに大人の脚の形へ近づきます。自然…
完全大血管転位症(d-TGA)
完全大血管転位症(d-TGA)は、大動脈が右心室から、肺動脈が左心室から出る先天性心疾患です。酸素の少ない血液が体へ、酸素の多い血液が再び肺へ流れる二つの回路になるため、生存には心房・心室の間や動脈管を通る血液…
家族性ポリポーシス
家族性ポリポーシスは、現在は主に家族性大腸腺腫症(FAP、家族性大腸ポリポーシス)と呼ぶ病気を指します。大腸に腺腫というポリープが多数でき、大腸がんの危険が非常に高くなります。古典型では腺腫が100個以上になる…
寒冷凝集素症
寒冷凝集素症は、低い温度で働きやすい抗体が赤血球に結びつき、赤血球が壊れて貧血を起こす病気です。疲れ、息切れ、動悸に加え、寒いときに指先や耳が青紫色になったり痛んだりすることがあります。症状の強さは人により異な…
尋常性乾癬
尋常性乾癬は、皮膚に境界が比較的はっきりした赤い部分と、白っぽい厚い鱗屑(皮むけ)が繰り返し現れる炎症性の病気です。頭皮、ひじ、ひざ、腰まわりなどに出やすく、爪のくぼみや変形を伴うこともあります。人にうつる病気…
尋常性毛瘡
尋常性毛瘡は、主にひげの生える部分の毛包に炎症が起こり、毛穴を中心に赤いぶつぶつや膿疱、かゆみ、痛みが出る状態です。ひげそり後に目立つことがありますが、剃っていない部分にも起こります。炎症が深く続くと痕や脱毛が…
尋常性白斑
尋常性白斑は、皮膚の色を作る色素細胞が減る・働かなくなることで、境界の比較的はっきりした白い部分が生じる病気です。広がり方や場所は人によって異なり、痛み・かゆみがないことが多い一方、見た目の変化が生活や気持ちに…
小児喘息
小児喘息は、気道の炎症を背景に、せきやゼーゼーする呼吸、息苦しさなどを繰り返す病気です。夜や明け方、かぜをひいたとき、運動時などに症状が出ることがあります。乳幼児のゼーゼーする呼吸にはほかの原因もあり、一度の症…
小児白血病
小児白血病は、血液をつくる骨髄などで白血病細胞が増える病気で、小児がんの中では最も多い種類です。急性リンパ性白血病(ALL)が約7割、急性骨髄性白血病(AML)が約4分の1を占めます。正常な血球が減ると、顔色が…
小細胞肺がん
小細胞肺がんは、肺がんを細胞の形や性質で分けたときの一つの型です。一般に進行が速く、治療方針が非小細胞肺がんとは異なります。初期には症状がないこともあり、咳、血の混じる痰、息切れ、胸の痛みなどで見つかることもあ…
小脳出血
小脳出血(しょうのうしゅっけつ)は、姿勢や動きの調整に関わる小脳の中に出血が起こる脳卒中です。突然の強いめまい、立てない・歩けない、ふらつき、頭痛、吐き気・嘔吐などで始まることがあります。出血が増えたり脳幹を圧…
尿崩症
尿崩症は、尿を濃くして体に水分を保つ仕組みがうまく働かず、薄い尿が大量に出る病気です。強い喉の渇きや多飲、夜間も続く多尿がみられます。 抗利尿ホルモン(バソプレシン/ADH)が不足する中枢性と、腎臓がホルモンに…
尿毒症
尿毒症は、腎臓の働きが大きく低下し、老廃物の蓄積などによって全身に症状が生じる状態です。食欲低下、吐き気、強いだるさ、かゆみ、考えにくさなどが現れ、重い場合には意識の変化やけいれん、心膜炎などを伴います。進行し…
尿細管性アシドーシス
尿細管性アシドーシス(RTA)は、腎臓の尿細管による酸とアルカリの調節がうまく働かず、血液が酸性に傾く病態です。主に1型(遠位型)、2型(近位型)、4型(高カリウム型)に分けます。1・2型ではカリウム低下、4型…
尿路感染症(小児)
尿路感染症は、主に細菌が尿道や膀胱、腎臓などに感染する病気です。この記事は子どもの尿路感染症を扱います。膀胱炎では排尿時の痛み、頻尿、出しにくさなどが見られ、腎盂腎炎では発熱、腹痛、背中の痛み、吐き気・嘔吐など…
尿道狭窄
尿道狭窄は、膀胱から体外へ尿が出る通り道が、傷あと(瘢痕)などによって狭くなる状態です。尿の勢いが弱い、排尿に時間がかかる、尿が途切れる、残尿感や頻尿などがみられます。軽い場合には症状に気づかないこともあり、進…
川崎病
川崎病は主に乳幼児に起こる、全身の血管に炎症を生じる病気です。発熱、両目の白目の充血、赤い唇やいちご舌、発疹、手足の赤み・腫れ、首のリンパ節の腫れが主な症状です。冠動脈に病変が残ることがあるため、早い診断と治療…
巨大児
巨大児(きょだいじ)は、日本で一般に出生体重が4,000g以上の赤ちゃんを指す言葉です。出生前は超音波で体重を推定しますが、実際の出生体重とは差があり、推定だけで巨大児と確定できません。体が大きいこと自体が病気…
巨大結腸症
巨大結腸症は、大腸の一部が異常に広がった状態の総称で、便やガスが出にくい、腹部が張る、腹痛や嘔吐が起きることがあります。生まれつき腸の神経節細胞が欠けるヒルシュスプルング病と、成人にも起こる炎症・感染・急性偽性…
巨赤芽球性貧血
巨赤芽球性貧血は、主にビタミンB12や葉酸の不足で血液の細胞が正常に成熟できなくなり、骨髄に大きな赤芽球がみられる貧血です。疲れやすさ、動悸、息切れのほか、舌の痛みなどが出ることがあります。 ビタミンB12不足…
巻き爪
巻き爪は爪の端が内側へ強く曲がった状態です。爪の端が周囲の皮膚に食い込んで赤み、腫れ、痛みが出る状態は陥入爪と呼び、両者は重なることもありますが同じ意味ではありません。巻き爪でも痛みがない場合があります。膿が出…
帯状疱疹
体の片側に痛みや違和感が出て、その後に赤い発疹や水ぶくれが現れることが多い病気です。皮膚が治ったあとも痛みが続く帯状疱疹後神経痛を残すことがあります。目や耳にも影響する場合があるため、疑わしい症状は早めに受診し…
床ずれ
床ずれ(褥瘡)は、同じ場所に体重がかかり続けたり、体がずれたりして血流が妨げられ、皮膚やその下の組織が傷む状態です。寝たきりの人だけでなく、車いすで長く座る人にも起こります。仙骨・お尻・かかとなど骨の出た場所に…
強直性脊椎炎
強直性脊椎炎は、骨盤の仙腸関節や背骨を中心に炎症が続く体軸性脊椎関節炎の一型です。若い頃から腰やお尻が長く痛み、朝や夜にこわばり、動くと軽くなることがあります。かかとなど腱が骨につく部分、股関節にも症状が出るこ…
強迫性障害
強迫性障害(強迫症、OCD)は、望まない考え・イメージ・衝動が繰り返し浮かぶ『強迫観念』と、不安を和らげるために繰り返す『強迫行為』が、生活に大きな負担を与える状態です。戸締まりの確認や手洗いだけでなく、心の中…
後鼻漏(鼻水がのどに流れる症状)
後鼻漏は、鼻水がのどの方へ流れる感覚や、のどに粘液が付く不快感を指します。鼻水がのどに回ること自体は生理的にも起こりますが、量が多い、粘りが強い、咳や痰・口臭を伴うと生活に支障が出ます。数週間続く、鼻づまりやに…
心不全
心不全は、心臓の働きに問題があり、息切れ、疲れやすさ、むくみなどが起こる状態です。心臓が血液を押し出す力だけでなく、血液を受け入れる働きの障害でも起こります。原因や経過はさまざまで、突然発症したり、慢性の心不全…
心原性脳塞栓症
心原性脳塞栓症は、心臓などでできた血栓が血流に乗って脳の動脈を詰まらせる脳梗塞です。片側の顔や手足が急に動かない、言葉が出ない、視野が欠けるなどの症状が突然現れることが多く、症状が軽い、あるいは消えた場合も直ち…
心因性頻尿(神経性頻尿)
心因性頻尿は、トイレに行けないことへの不安や緊張などの心理的な要因が、頻繁な尿意や排尿に関わる状態です。リラックス時や睡眠中に軽くなる傾向はありますが、それだけで診断はできません。若い男性だけの問題ではなく、子…
心室中隔欠損症
心室中隔欠損症は、左右の心室を隔てる壁に穴がある先天性心疾患です。小さな穴では症状がなく、心雑音で見つかることがあります。大きな穴では肺に流れる血液が増え、乳児の呼吸が速い、授乳に時間がかかる、体重が増えにくい…
心房細動・心房粗動
心房細動と心房粗動は、心臓の上側の部屋である心房の電気信号が乱れる不整脈です。心房細動では不規則な興奮が起こり、心房粗動では一定の回路を電気信号が回り続けることが多くあります。 動悸、息切れ、疲れやすさなどが出…
心的外傷後ストレス障害(PTSD)
心的外傷後ストレス障害(PTSD)は、命の危険、重いけが、性暴力などに関わる出来事を経験・目撃した後、つらい記憶や悪夢が繰り返しよみがえる、関連する場所や話題を避ける、自分を責める気持ちや不信感が強まる、過度に…
心筋梗塞
心筋梗塞は、心臓の筋肉に血液を送る冠動脈の血流が途絶え、心筋が傷む病気です。胸の圧迫感や強い痛み、冷や汗、息苦しさ、吐き気などがみられます。高齢者や糖尿病のある人では典型的な胸痛が目立たないこともあります。
心筋炎
心筋炎は、心臓の筋肉に炎症が起きる病気です。かぜのような症状の後に胸痛、動悸、息切れ、強い疲労感が現れることがあり、心不全や危険な不整脈につながる場合もあります。胸痛、失神、強い息苦しさがある場合は救急に連絡し…
心臓弁膜症
心臓弁膜症は、心臓の4つの弁のいずれかが開きにくくなる「狭窄」または閉じにくくなる「逆流(閉鎖不全)」を起こす病気の総称です。僧帽弁、大動脈弁に加えて三尖弁や肺動脈弁にも起こります。動いたときの息切れ、疲れやす…
心臓神経症
「心臓神経症」は、胸痛、動悸、息苦しさなどが続き、診察と必要な検査を受けても症状を説明する身体の病気が見つからない場合に用いられることがある古い呼び方です。症状は実際に感じるもので、気のせいという意味ではありま…
急性中耳炎
急性中耳炎は、鼓膜の奥にある中耳で急に炎症や感染が起こる病気です。耳の痛み、発熱、耳だれ、聞こえにくさなどがみられます。乳幼児は痛みを言葉で伝えられず、機嫌が悪い、耳を触る、眠りにくいといった様子で気づくことも…
急性副鼻腔炎
急性副鼻腔炎は、鼻の周囲にある副鼻腔に急に炎症が起きる状態です。鼻水、鼻づまり、頬や額の痛み・圧迫感、頭痛、鼻水がのどに流れる感じなどがみられます。黄緑色の鼻水だけで細菌感染とは判断できません。強い頭痛・顔面痛…
急性動脈閉塞症
急性動脈閉塞症は、腕や脚へ向かう動脈の血流が突然途絶える病気です。多くは脚に起こり、突然の強い痛み、足先の冷たさや蒼白、しびれ、動かしにくさなどが現れます。症状がすべてそろうとは限りません。血流が戻らないと神経…
急性化膿性乳腺炎
急性化膿性乳腺炎は、乳房の炎症に細菌感染が加わり、赤み、熱感、腫れ、痛み、発熱や悪寒などが起こる状態です。しこりや強い痛みが続くと膿瘍ができていることもあります。授乳中のどの時期にも起こりえます。発熱や急な悪化…
急性化膿性甲状腺炎
急性化膿性甲状腺炎は、細菌感染などによって甲状腺やその周囲に強い炎症が起こる病気です。首の痛み・腫れ、発熱、飲み込むときの痛みなどが現れます。膿がたまる膿瘍をつくり、感染が広がることもあるため、速やかな診断と治…
急性呼吸不全
急性呼吸不全は、短い時間で呼吸が十分に働かなくなり、血液の酸素が不足したり二酸化炭素がたまったりする危険な状態です。急な強い息苦しさ、呼吸が速い、唇の色が悪い、混乱や強い眠気がある場合は救急車を呼んでください。…
急性呼吸窮迫症候群(ARDS)
急性呼吸窮迫症候群(ARDS)は、肺炎や敗血症、大きなけがなどをきっかけに肺全体に強い炎症が起き、肺胞に液体がたまって急に酸素を取り込みにくくなる重い病態です。原因となる病気の発症後、数時間から数日で強い息苦し…
急性喉頭蓋炎
急性喉頭蓋炎は、空気の通り道にある喉頭蓋に炎症が起き、腫れる病気です。発熱、強いのどの痛み、飲み込みにくさなどが現れます。腫れが進むと息がしづらくなり、短時間で気道が塞がることがあります。
急性心膜炎
急性心膜炎は、心臓を包む薄い膜(心膜)に炎症が起きる病気です。深呼吸や横になると強まり、座って前かがみになると軽くなる胸痛が手掛かりです。心膜に液体がたまることもありますが、すべての人がショックになるわけではあ…
急性扁桃炎
急性扁桃炎は、のどの奥にある口蓋扁桃が急に赤く腫れ、のどの痛みや飲み込むときの痛み、発熱などが出る状態です。ウイルスでも細菌でも起こり、白い付着物や高熱があっても、それだけで抗菌薬が必要とは決められません。水分…
急性散在性脳脊髄炎
急性散在性脳脊髄炎(ADEM)は、免疫反応に伴って脳や脊髄の神経を覆う髄鞘(ずいしょう)が傷つく炎症性の病気です。子どもに多く、感染症の後に発症することがあります。数時間から数日の間に、眠気や意識の変化、ふらつ…
急性気管支炎
急性気管支炎は、気管支に急性の炎症が起こり、咳が主な症状となる病気です。痰、のどの痛み、だるさなどを伴うことがあります。多くは自然に軽快しますが、咳は数週間続くこともあります。息苦しさや発熱が続く場合は、肺炎な…
急性灰白髄炎
急性灰白髄炎(ポリオ)はポリオウイルスによる感染症です。多くの感染者は無症状か軽い発熱などで終わりますが、まれに手足の急な弛緩性麻痺や呼吸筋の障害を起こします。急な麻痺や呼吸困難は救急受診が必要です。麻痺は長く…
急性白血病
骨髄で未熟な血液細胞が異常に増える病気で、急性骨髄性白血病(AML)と急性リンパ性白血病(ALL)などに分かれます。正常な血液細胞が減ることで、発熱、感染、息切れ、出血やあざなどが起こりえます。進行が速いため、…
急性硬膜下血腫
急性硬膜下血腫(きゅうせいこうまくかけっしゅ)は、頭を打つなどした後、脳の表面を覆う硬膜の内側に血液がたまり、脳を圧迫する状態です。頭痛、吐き気・嘔吐、ぼんやりする、眠気が強い、言葉が出にくい、体の片側が動かし…
急性糸球体腎炎
急性糸球体腎炎は、血液をろ過する糸球体に急に炎症が起こり、血尿、尿タンパク、尿量の低下、むくみ、血圧上昇などが見られる状態です。原因は一つではありません。代表的な溶連菌感染後糸球体腎炎は、のどや皮膚の感染後に免…
急性胃炎
急性胃炎は胃の粘膜に急に炎症が起こった状態を指します。みぞおちの痛み、むかつき、吐き気などが出ることがありますが、同じ症状は胃潰瘍、胆のう・膵臓の病気などでも起こり、症状だけで胃炎とは決められません。吐血、コー…
急性胃粘膜病変
急性胃粘膜病変(AGML)は、胃の粘膜に急に生じる出血、びらん、潰瘍などをまとめた呼び方です。みぞおちの痛みや吐き気が出ることもあれば、出血して初めて分かる場合もあります。吐いた物に血が混じる、黒い便が出る、ふ…
急性胃腸炎
急性胃腸炎は急に起こる嘔吐、下痢、腹痛などをまとめて呼ぶ病名です。ウイルスや細菌などによる感染が多いものの、症状だけで原因を決めることはできません。多くは数日で改善しますが、血便、強い・局所的な腹痛、飲んでも吐…
急性胆管炎
急性胆管炎は、胆汁の通り道である胆管に急に感染と炎症が起こる病気です。発熱や寒気、右上腹部の痛み、皮膚や白目が黄色くなる黄疸が代表的ですが、すべてが揃うとは限りません。進むと血圧低下や意識障害などを伴い、命に関…
急性腎障害(AKI、旧称:急性腎不全)
急性腎障害(AKI)は、腎臓の働きが短期間で低下する状態です。軽症では自覚症状がないこともあり、尿量が減らない場合もあります。進行すると尿量の減少、むくみ、吐き気、息苦しさ、意識の変化などが起こりえます。血液中…
急性腰痛(ぎっくり腰)
ぎっくり腰は突然起こる強い腰痛の通称で、原因を一つに決める診断名ではありません。物を持ち上げたり腰をひねったりしたときに起こるほか、特別な動作がなくても始まります。痛みで動きにくくなる場合があります。発熱、安静…
急性腸炎
急性腸炎は、急に下痢や腹痛、吐き気、嘔吐などが起こる状態の総称です。発熱を伴うこともあります。多くは短期間で改善しますが、血便、高熱、強い腹痛、尿が少ないなど脱水が疑われる場合や症状が続く場合は医療機関で原因を…
急性膵炎
急性膵炎は膵臓に急な炎症が起こる病気で、みぞおちから背中に広がる強い痛み、吐き気・嘔吐などが現れます。軽症で回復する人もいますが、重症では血圧低下や臓器障害を起こすことがあります。急に強い上腹部痛が出て治まらな…
急性間欠性ポルフィリン症
急性間欠性ポルフィリン症(AIP)は、ヘムをつくる過程の異常によって急性の発作を起こす病気です。強い腹痛、吐き気、便秘、動悸、高血圧、不安や混乱、手足の力が入りにくいなどの症状が組み合わさり、数日以上続く場合が…
急性鼻炎(かぜによる鼻症状)
急性鼻炎は、急に鼻の粘膜に炎症が起こり、鼻水、鼻づまり、くしゃみなどが出る状態です。多くはかぜなどのウイルス感染に伴い、のどの痛みや咳、だるさを伴うこともあります。鼻水が透明から黄色や緑色に変わることがあります…
恐怖症性不安障害
恐怖症性不安障害は、特定の物や状況に対する強い恐怖・回避をまとめた旧来の呼び方です。現在は、動物や高所など特定の対象を恐れる特定の恐怖症、逃げにくい・助けを得にくい場所を恐れる広場恐怖症、人から評価される場面を…
悪性リンパ腫
リンパ球ががん化する血液のがんで、100種類以上の病型があります。首や脇、足の付け根などのリンパ節が腫れたり、発熱、寝汗、体重減少などがみられたりします。腫れは感染症などでも起こるため、症状だけでは診断できませ…
悪性奇形腫瘍
『悪性奇形腫瘍』という旧来の呼び名だけでは、現在の治療方針は決められません。奇形腫は胚細胞腫瘍の一種で、成熟・未熟の違いや悪性細胞を含むかで性質が異なります。精巣、卵巣、仙尾部など発生部位や年齢によって症状も変…
悪性黒色腫(メラノーマ)
悪性黒色腫(メラノーマ)は、皮膚の色素を作る細胞から生じるがんです。日本人では足の裏・手のひら・爪にできるタイプが比較的多く、顔や胴体にも生じます。色素斑やしこりの左右非対称、輪郭の不整、色むら、大きさや形の変…
愛情遮断症候群
『愛情遮断症候群』は、子どもの成長不良を養育環境や心理社会的な負担と結びつけて説明してきた呼び名です。ただし、身長が低い、体重が増えない、表情が乏しいといった様子だけで『愛情不足』や虐待と判断することはできませ…
感染後咳嗽(かぜの後に続く咳)
感染後咳嗽は、かぜなどの呼吸器感染症の主な症状が治まった後も咳が続く状態です。成人では感染後3~8週間ほど続く咳として扱うことが多く、多くは時間とともに軽くなります。ただし、かぜの直後に始まった咳がすべて感染後…
感染性心内膜炎
感染性心内膜炎は、血流に入った細菌などが心臓の弁や心内膜に付着して感染巣をつくる重い病気です。発熱や悪寒、だるさが続くほか、弁の障害による息切れ、感染巣の一部が血流に乗って起こす脳卒中などを伴うことがあります。…
感染性関節炎(化膿性関節炎)
感染性関節炎は、関節の中に病原体が入って炎症を起こす病気です。細菌による化膿性関節炎では、ひとつの関節が急に強く痛み、腫れや熱感が出て、動かしにくくなることがあります。発熱がない場合もあります。乳幼児では機嫌が…
感覚異常性大腿神経痛
感覚異常性大腿神経痛(大腿外側皮神経障害)は、太ももの外側から前外側にしびれ、焼けるような痛み、感覚の鈍さが出る状態です。片側に出ることが多く、立つ・歩くと強くなる場合があります。この神経は感覚を伝え、脚の筋肉…
慢性リンパ性白血病
慢性リンパ性白血病(CLL)は、白血球の一種であるBリンパ球ががん化し、血液や骨髄などで増える病気です。同じ性質の細胞が主にリンパ節にみられる場合は小リンパ球性リンパ腫(SLL)と呼びます。多くはゆっくり進み、…
慢性下痢
慢性下痢は、軟らかい便や水様便が長く続く状態で、日本の診療指針では日常診療上、4週間以上を目安にします。便の回数だけでなく、いつから、どのような便が、どのくらい出るかが大切です。血便、意図しない体重減少、貧血、…
慢性中耳炎
慢性中耳炎では、中耳の炎症が長く続いたり繰り返したりして、鼓膜の穴が閉じず、耳だれや聞こえにくさが生じます。炎症が落ち着いている間は耳だれが少なく、難聴だけに気付くこともあります。耳だれや難聴が続く場合は耳鼻咽…
慢性副鼻腔炎
慢性副鼻腔炎は、鼻の周りの空洞(副鼻腔)と鼻腔の炎症が続く病気です。鼻づまり、鼻水、のどへ鼻汁が流れる後鼻漏、においが分かりにくい、顔の重さなどが12週間以上続きます。俗に「蓄膿症」と呼ばれることもありますが、…
慢性化膿性中耳炎(旧:慢性化膿中耳炎)
慢性化膿性中耳炎は、鼓膜に穴が残り、耳から膿のような液が続く・繰り返す状態です。耳だれと聞こえにくさが中心で、強い痛みがないこともあります。耳だれが続く場合は、自己判断で市販の点耳薬を使わず、耳鼻咽喉科で鼓膜と…
慢性呼吸不全
慢性呼吸不全は、肺や呼吸の筋肉などの働きが低下し、血液の酸素が不足する状態が1か月以上続くことです。二酸化炭素が増える人もいますが、必ず増えるわけではありません。階段や坂道で息切れし、進むと日常の動作でも苦しく…
慢性咽喉頭炎
慢性咽喉頭炎は、のどの奥の咽頭や声を出す喉頭に、長く続く刺激や炎症がある状態です。のどの違和感、咳払い、乾燥感、声がれなどが起こります。ただし症状だけでは炎症と断定できず、声帯の病変やほかの病気でも似た症状が出…
慢性扁桃炎
慢性扁桃炎という言葉は、のどの違和感や痛みが続く状態と、急性扁桃炎を何度も繰り返す状態(反復性・習慣性扁桃炎)の双方に使われます。症状が長引くだけでは扁桃が原因と確定できません。受診時は発症した日、発熱、飲み込…
慢性気管支炎
慢性気管支炎は、気管支の炎症とたんを伴うせきが長く続く状態です。典型的には、ほかの原因を除外したうえで、たんを伴うせきが一年に3か月以上あり、それが2年以上続く場合を指します。この期間は病名を説明する目安で、受…
慢性甲状腺炎
慢性甲状腺炎は橋本病とも呼ばれ、自己免疫によって甲状腺に慢性的な炎症が起こる病気です。甲状腺が腫れることがありますが、ホルモンの量が正常で症状の目立たない人も多く、必ず甲状腺機能低下症になるわけではありません。…
慢性疲労症候群
筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)は、以前できていた仕事・学業・日常の活動が大きく難しくなる病気です。中心的な特徴は、以前なら問題なかった身体的・精神的な活動の後に症状が悪化する「労作後の症状悪化(…
慢性糸球体腎炎
慢性糸球体腎炎は、糸球体の炎症や障害が長い経過をたどる病気の総称です。一つの原因や病型だけを指すものではありません。血尿や尿タンパク、血圧上昇が見られ、自覚症状が乏しく健診で発見される場合もあります。むくみ、だ…
慢性胃炎
慢性胃炎は、胃の粘膜に炎症が続く状態です。症状がない人もいますが、みぞおちの痛み、胃の不快感、吐き気などがみられることがあります。症状だけで原因を判断することはできません。 ピロリ菌に感染している場合、胃潰瘍や…
慢性膵炎
慢性膵炎は、膵臓に長く炎症が続き、消化酵素を作る働きや血糖を調節する働きが徐々に低下する病気です。みぞおちや背中の痛みを繰り返す人もいますが、痛みが目立たないまま進む人もいます。進行すると脂っぽい便、体重減少、…
慢性閉塞性肺疾患
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、気道や肺の障害によって空気を十分に吐き出しにくくなる病気です。階段や坂道での息切れ、長引くせき・たんなどがみられます。肺気腫と慢性気管支炎の両方を必ず伴う、という定義ではありませ…
慢性骨髄性白血病
血液をつくる造血幹細胞に異常が生じ、白血球などが増える血液のがんです。初期には自覚症状が乏しく、健診の血液検査で見つかることもあります。血液・骨髄の検査に加え、染色体や遺伝子の検査で診断します。
慢性鼻炎
慢性鼻炎は、鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの鼻の症状が長く続く状態を指す言葉です。鼻粘膜の炎症や刺激が関係しますが、原因は一つではありません。アレルギー性鼻炎、非アレルギー性鼻炎、薬剤による鼻炎などを分けて考え、…
房室中隔欠損症(心内膜床欠損症)
房室中隔欠損症は、心臓の中央付近の中隔や、心房と心室の間の弁の形に異常がある先天性心疾患です。以前は心内膜床欠損症とも呼ばれました。完全型では乳児期に呼吸が速い、哺乳に疲れる、体重が増えにくいなどの心不全症状が…
扁平苔癬
扁平苔癬は皮膚や口の中、陰部などに生じる炎症性の病気です。皮膚には平らで紫がかったかゆい発疹が手首の内側や脚などに出ます。口の中では頬の粘膜などに白いレース状の模様、赤みやしみる痛みがみられ、長く続くことがあり…
扁桃周囲炎
扁桃周囲炎は、のどの奥の扁桃の周りへ細菌感染による炎症が広がった状態です。多くは片側に強いのどの痛みが出て、飲み込むと耳まで痛む、口を開けにくい、声がこもる、唾液を飲み込みにくいなどの症状が出ます。炎症の場所に…
手根管症候群
手根管症候群は、手首の手根管で正中神経が圧迫され、親指・人差し指・中指・薬指の親指側にしびれや痛みが出る病気です。夜間や明け方に強く、手を振ると軽くなることがあります。小指だけのしびれは典型的ではありません。進…
手湿疹
手湿疹は手の皮膚に起こる湿疹の総称で、乾燥やひび割れ、赤み、かゆみ、小さな水疱など症状はさまざまです。指先だけ、手のひら、手の甲など場所も異なり、繰り返したり長引いたりします。症状の見た目だけで原因を一つに決め…
手足口病
手足口病は、口の中、手のひら、足の裏などに小さな水ぶくれや赤い発疹が出るウイルス感染症です。肘、膝、お尻にも出ることがあり、発熱が目立たない子もいます。口の中の痛みで食べたり飲んだりしにくくなることが、家庭で特…
抜毛症(抜毛癖)
抜毛症は、自分の髪や眉毛・まつ毛などを繰り返し抜いてしまい、やめたくても難しくなる状態です。抜くことを自覚している場合も、考え事をしながら無意識に行う場合もあります。毛のない部分は形が不規則なこともあり、円形脱…
掌蹠膿疱症
掌蹠膿疱症は、手のひらや足の裏に小さな水疱・膿疱が繰り返し現れ、赤みや皮むけを伴う病気です。膿疱は通常、細菌が増えた『うつる膿』ではありません。見た目が似る病気もあるため、皮膚科で診断を確認します。胸の前の関節…
掌蹠膿胞症
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)は、手のひらや足の裏に小さな水疱や無菌性の膿疱が繰り返し現れ、皮むけやひび割れを生じる病気です。かゆみや痛みで歩行や手作業に支障が出ることがあります。ときに、すねや膝にも皮…
接触性皮膚炎
接触性皮膚炎(かぶれ)は、皮膚に触れた物質によって赤み、かゆみ、ヒリヒリ感、水ぶくれなどが起こる状態です。化粧品、洗剤、手袋、金属、植物などがきっかけになります。触れた場所に出ることが多いですが、長引くと皮膚が…
接触皮膚炎
接触皮膚炎(かぶれ)は、皮膚に触れたものによって起きる湿疹性の炎症です。触れた部分に赤み、かゆみ、ヒリヒリ感、腫れ、水ぶくれなどが現れます。慢性化すると皮膚が厚く、ごわつくことがあります。広がり方や出るまでの時…
摂食障害
摂食障害は食事、体重、体型に関する考えや行動が続き、心身の健康や生活に影響する病気の総称です。神経性やせ症(従来の拒食症)、神経性過食症、過食性障害、回避・制限性食物摂取症などがあります。食事量を強く制限する、…
放射線皮膚炎
放射線皮膚炎は、主にがんの放射線治療で照射された部位に生じる皮膚の炎症です。赤み、乾燥、かゆみ、ひりつき、色調の変化、むくみ、皮膚がむけるなどの症状があり、照射部位や線量で程度は異なります。治療後に落ち着くこと…
敗血症
敗血症は、感染症に対する体の反応が適切に調節されず、臓器の働きが損なわれる、命に関わる状態です。『細菌が血液に入ったこと』だけを意味する菌血症とは異なり、血液培養で病原体が見つからなくても起こります。 発熱や悪…
斜視
斜視は、ものを見るときに両眼の視線が同じ方向へそろわず、片方の目が内・外・上・下へずれる状態です。ずれが常に見える人も、疲れたときなどだけ目立つ人もいます。子どもだけでなく大人にも起こります。幼い子どもは二重に…
新生児呼吸窮迫症候群
新生児呼吸窮迫症候群(RDS)は、主に早産児で肺胞を開いたままにする肺サーファクタントが不足し、出生直後から呼吸が難しくなる病気です。呼吸が速い、胸や肋骨の間がへこむ、息を吐くときにうなる、唇や皮膚の色が悪いな…
新生児循環不全
新生児循環不全は、体の組織へ必要な血液と酸素が十分届かなくなる状態です。初めは哺乳が弱い、反応が乏しい、呼吸が速いなど目立ちにくい変化から始まることがあります。手足が冷たい、皮膚が白いまたはまだら、尿が少ない、…
新生児肝炎
新生児肝炎は生後早期に肝臓の炎症や働きの異常がみられる状態を指す言葉です。皮膚や白目の黄色さが続く、便が白っぽい・灰色、尿が濃い、体重が増えにくいなどの症状がみられます。黄疸の原因は一つではなく、治療の時期が重…
旅行者下痢症
旅行者下痢症は、渡航中または帰国後に起こる下痢の総称で、原因をひとつに決める病名ではありません。腹痛、吐き気、嘔吐、発熱を伴うこともあります。多くは短期間で軽快しますが、血便、高熱、強い腹痛、飲めない嘔吐、尿が…
日本紅斑熱
日本紅斑熱は、病原体を持つマダニに刺されて起こる感染症です。刺されてからおよそ2~8日で高熱、発疹、刺し口が現れるのが典型ですが、刺されたことに気づかず、刺し口も見つけにくい場合があります。頭痛や強いだるさを伴…
日本脳炎
日本脳炎は、ウイルスを持つ蚊に刺されることで感染する病気です。感染しても症状が出ない人がほとんどですが、発症すると高熱、頭痛、嘔吐に続き、意識の異常、けいれん、麻痺などが起こり、命にかかわることや後遺症が残るこ…
時差ぼけ
時差ぼけ(時差症候群)は、複数の時間帯を短時間で移動した後、体内時計と到着地の昼夜がずれて起こる一時的な不調です。現地の夜に眠れない、昼間に強い眠気が出る、集中しづらい、食欲や胃腸の調子が変わるなどの症状があり…
時計ガラス爪
時計ガラス爪(時計皿爪)は、爪が指先を包むように強く丸くなり、指先も太く見える変化です。『ばち指』に伴うことがあります。徐々に起こるため本人が気づきにくく、痛みがない場合もあります。新たに爪や指先の形が変わった…
晩発性皮膚ポルフィリン症
晩発性皮膚ポルフィリン症は、ヘムをつくる過程が滞ってポルフィリンが蓄積し、日光に当たる手の甲などの皮膚が傷つきやすくなり、水ぶくれや色の変化が起きる病気です。皮膚症状は繰り返すことがあります。肝臓への影響もある…
智歯周囲炎
智歯周囲炎は、親知らずの周りの歯肉に起こる炎症です。親知らずが一部だけ生えていると周囲に汚れが残りやすく、歯肉の痛み・腫れ、口臭、口の開けにくさが出ます。顔まで腫れる、発熱する、飲み込みにくい場合は早急に歯科・…
有棘細胞がん
有棘細胞がんは皮膚の表皮を作る細胞から生じるがんです。初期には治りにくい傷、かさついた硬い部分、赤い盛り上がりやしこりのように見えることがあり、進むと出血やただれを伴います。大きなカリフラワー状の腫瘍になるまで…
期外収縮
期外収縮は、通常より早いタイミングで心臓に電気信号が発生して収縮する不整脈です。心房から出るものと、心室から出るものがあります。 脈が飛ぶ、胸が強く打つように感じることがありますが、自覚症状のない人もいます。多…
未熟児網膜症
未熟児網膜症は、早く生まれた赤ちゃんの網膜の血管が正常に育たず、異常な血管が伸びる病気です。軽い段階でおさまることもありますが、進行すると網膜剥離を起こし、視力に重大な影響が出る場合があります。赤ちゃんは見えに…
未熟児貧血
未熟児貧血は、早産で生まれた赤ちゃんに出生後みられる貧血です。赤血球が少なくなると、酸素を十分に運びにくくなります。目立つ症状がない場合もありますが、脈が速い、体重が増えにくい、呼吸が止まる発作などがみられるこ…
本態性振戦
本態性振戦は、手や腕を伸ばして保つとき、コップを持つ・字を書くなどの動作中にふるえが出る状態です。頭や声に出る人もいます。じっとしているときのふるえ、動作が遅い・歩きにくいなど別の症状もあるときは、パーキンソン…
本態性高血圧症
本態性高血圧症は、血圧が高い状態が続き、原因を一つの病気などに特定できない高血圧です。高血圧の多くを占めます。自覚症状がなくても、脳卒中や心臓・腎臓の病気のリスクが高くなるため、血圧を測り、必要な治療を受けるこ…
核黄疸
核黄疸は、重い新生児黄疸でビリルビンが脳に影響を及ぼす状態を指す従来の呼び名で、現在はビリルビン脳症とも呼ばれます。新生児の黄疸の多くは生理的ですが、強くなる・急に現れる黄疸は評価が必要です。黄疸のある赤ちゃん…
横隔膜ヘルニア(先天性・外傷性)
横隔膜ヘルニアは、胸とお腹を隔てる横隔膜の欠損や損傷から、お腹の臓器が胸側へ入り込む状態です。生まれつきのものは胎児期から肺の発育を妨げ、生まれた直後に強い呼吸障害を起こすことがあります。一方、事故などで横隔膜…
橈骨遠位端骨折
橈骨遠位端骨折は、前腕の親指側にある橈骨が手首に近い部分で折れるけがです。転倒して手をついた後に手首が痛み、短時間で腫れたり、形が変わったりします。指がしびれる場合は神経が圧迫されている可能性があります。骨折が…
機能性ディスペプシア(旧・機能性胃腸症)
機能性ディスペプシア(FD)は、胃潰瘍やがんなど症状を説明する病気が見つからないのに、みぞおちの痛み、焼ける感じ、食後の胃もたれ、少量で満腹になる感じが続く状態です。かつて「機能性胃腸症」「NUD」と呼ばれたも…
正常圧水頭症
正常圧水頭症は、脳の中の脳室が広がり、歩きにくさ、考える力や注意力の変化、尿が近い・尿が漏れるなどが徐々に起こる病気です。高齢者にみられる特発性正常圧水頭症では、歩幅が小さくなる、足が床に張り付くように歩く、転…
歯周炎(歯を支える組織の炎症)
歯周炎は、歯ぐきの炎症が歯を支える骨や組織まで及んだ状態です。初期には痛みが少なく、歯磨きでの出血、歯ぐきの腫れ、口臭などで気づくことがあります。進むと歯周ポケットが深くなり、歯が揺れたり、かみにくくなったりし…
歯根嚢胞
歯根嚢胞は、歯の根の先の周囲にできる袋状の病変です。痛みがなく、歯科のX線検査で初めて見つかることもあります。感染などで炎症が強まると、歯肉の腫れ、かむときの痛み、歯が浮く感じが出る場合があります。腫れや痛みが…
歯根膜炎
歯根膜は歯の根とあごの骨の間で歯を支える組織です。ここに炎症が起こると、かんだときの痛み、歯が浮いた感じ、歯をたたくと響く感じなどが生じます。ただし『歯根膜炎』という症状だけでは原因は決まりません。歯をぶつけた…
歯肉炎(歯ぐきの炎症)
歯肉炎は、炎症が歯ぐきにとどまっている歯周病の初期段階です。歯ぐきが赤く腫れ、歯磨きや歯間清掃のときに血が出ることがあります。痛みが少なくても、出血を放置せず歯科で確認してください。歯周炎と違い、この段階では歯…
歯肉膿瘍
歯肉膿瘍は、歯ぐきの一部に膿がたまり、赤み・腫れ・痛みが出る状態です。歯肉の縁や歯と歯の間に見える腫れでも、歯周ポケットや歯の根の感染が表面に現れていることがあり、見た目だけでは原因を区別できません。膿が自然に…
歯髄炎
歯髄炎は、歯の内部で神経や血管を含む「歯髄」に炎症が起こった状態です。冷たいものがしみてすぐ治まる場合も、刺激がなくなっても痛みが続く、何もしなくても痛む場合もあります。痛み方だけで歯髄が回復できるか、歯髄が生…
毛孔性苔癬
毛孔性苔癬(毛孔性角化症)は、毛穴に一致する細かなぶつぶつで、上腕、太もも、お尻などがザラザラして見える状態です。健康上の害は通常ありませんが、乾燥やかゆみを伴うこともあります。若い人に多く、長く続く一方で年齢…
気分変調性障害
気分変調性障害は、長く続く抑うつを表す旧来の病名で、現在は『持続性抑うつ症』として説明されることがあります。気分の落ち込みがほとんどの日に2年以上続き、疲れやすさ、睡眠・食欲の変化、集中しにくさ、希望が持てない…
気管支喘息
気管支喘息は、気道の炎症を背景に、せき、ゼーゼー・ヒューヒューという音、胸の苦しさ、息苦しさが繰り返し起こる病気です。夜間・早朝や特定の刺激で症状が出ることがあります。大人になって初めて発症することもあります。…
気管支拡張症
気管支拡張症は、気管支が広がり、慢性的な咳や痰、感染による症状の悪化を繰り返す病気です。普段より痰の量や色、咳、息切れ、だるさが増すときは増悪の可能性があり、早めにかかりつけの呼吸器内科へ相談します。血の混じる…
水ぼうそう
水ぼうそう(水痘)は水痘・帯状疱疹ウイルスによる感染症です。感染から発症まで通常10~21日で、頭皮や体にかゆい赤い発疹が現れ、水ぶくれ、かさぶたへと変わります。ワクチン接種後にも発症することがあり、その場合は…
水晶体偏位
水晶体偏位は、目の中でレンズの役割をする水晶体が本来の位置からずれた状態です。ずれが一部なら亜脱臼、完全に外れれば脱臼と呼び、どちらも先天的な病気や外傷などで起こり得ます。かすみ、視力低下、片目で見ても物が二重…
水頭症
水頭症は脳脊髄液の流れや吸収の異常で脳室が広がる状態です。乳児では頭囲が急に増える、頭の張り、嘔吐、機嫌の悪さ、目が下を向くなどがあり、年長児や成人では頭痛、吐き気、歩きにくさなどが出ます。症状や治療は年齢と原…
注意欠如・多動症(ADHD)
ADHDは、不注意や多動性・衝動性の特性によって、学校、家庭、職場などの生活に困難が生じる神経発達症です。以前は注意欠陥多動性障害とも呼ばれていました。子どもだけでなく、大人でも段取りや時間管理などに困りごとが…
洞機能不全症候群
洞機能不全症候群(洞不全症候群)は、心臓のリズムをつくる洞結節の働きが低下する病気です。脈が遅くなる、脈に長い間隔ができる、運動時に十分速くならないなどが起こります。 疲れやすさ、めまい、失神、息切れなどが現れ…
流産
日本で流産とは、妊娠22週未満に妊娠が終わることをいいます。妊娠初期の出血や腹痛は流産の症状として起こりますが、出血だけで流産と決まるわけではありません。症状がなく、超音波検査で初めて分かる場合もあります。妊娠…
流行性耳下腺炎
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ、ムンプス)は、ムンプスウイルスによる感染症です。感染後およそ2~3週間で耳の下やあごの下の唾液腺が腫れて痛み、発熱することがあります。片側だけ腫れる場合や、感染してもはっきりした症…
流行性角結膜炎(はやり目)
流行性角結膜炎は、アデノウイルスによる感染力の強い結膜炎です。急な充血、多い目やに、涙、まぶたの腫れ、異物感などが現れ、片目から始まって反対の目にも広がることがあります。角膜にも炎症が及ぶと、強い痛み、まぶしさ…
混合性結合組織病
混合性結合組織病(MCTD)は、全身性エリテマトーデス、全身性強皮症、筋炎に似た症状が、同時にまたは経過とともに重なって現れる自己免疫疾患です。寒さや緊張で指が白くなるレイノー現象、手指の腫れ、関節痛がよく見ら…
溶血性尿毒症症候群
溶血性尿毒症症候群(HUS)は、赤血球が壊れる貧血、血小板の減少、急性の腎障害が起こる重い状態です。下痢や血便の後に、尿が少ない、顔色が悪い、むくむ、強くぐったりする症状が出たら直ちに受診してください。血便が必…
溶血性貧血
溶血性貧血は、赤血球が通常より早く壊れ、つくる量が追いつかなくなる貧血の総称です。疲れやすさ、息切れ、動悸などに加え、皮膚や白目が黄色くなる黄疸、濃い色の尿、脾臓の腫れなどがみられることがあります。症状や進行の…
溶連菌感染症
ここでは日常的に「溶連菌感染症」と呼ばれるA群溶血性レンサ球菌による急性咽頭炎を中心に説明します。同じ菌でも猩紅熱や皮膚感染症など別の病気を起こします。のどの痛みが急に始まり、発熱や飲み込むときの痛みが出ること…
滑液包炎
肩の滑液包炎は、腱と骨の間などで摩擦を減らす滑液包に炎症が起こった状態です。肩を上げると痛む、圧すと痛む、夜に痛むといった症状がみられます。急な強い痛みだけで滑液包炎とは決められません。石灰沈着性腱板炎は腱板に…
滲出性中耳炎
滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)は、鼓膜の奥の中耳に液体がたまる状態です。急性中耳炎と違い、強い耳痛や発熱がないまま、聞こえにくさや耳のつまった感じが続くことがあります。小児では呼びかけへの反応が弱い…
潰瘍性大腸炎
潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に慢性的な炎症が起こり、びらんや潰瘍ができる病気です。血便や下痢、腹痛が主な症状で、重いと発熱、体重減少、貧血がみられます。症状が落ち着いた寛解期と、再び炎症が強まる活動期を行き来する…
炭疽
炭疽は炭疽菌によるまれな動物由来感染症です。皮膚から入ると、痛みが少ない小さな発疹ができ、周囲が腫れて黒いかさぶたになることがあります。汚染食品からの感染では吐き気、激しい腹痛、血便、芽胞を吸い込んだ場合は発熱…
点状表層角膜症(点状表層角膜炎)
点状表層角膜症は、透明な角膜の表面に小さな点状の傷ができている状態を表す言葉です。軽いと無症状のこともありますが、異物感、痛み、涙、まぶしさ、赤み、かすみが出ます。白い点が必ず肉眼で見えるわけではありません。痛…
無気肺
無気肺は肺の一部または広い範囲がしぼみ、空気が入りにくくなった状態です。小さな範囲では無症状のことが多く、画像検査で見つかります。広い範囲が急にしぼむと息苦しさや低酸素を起こし、肺炎を伴えば発熱・咳・胸の痛みが…
無汗症
無汗症は、暑い場所や運動時など汗をかくはずの状況でも汗が出ない状態です。汗が少ない場合は乏汗症と呼びます。体の一部だけの場合も広い範囲の場合もあります。特に広範囲で汗が出ないと体温を下げにくく、体が熱くなる、だ…
熱傷
熱傷(やけど)は熱い液体、炎、蒸気、熱い物に触れて皮膚や深い組織が傷つくことです。赤みと痛みだけの浅いものから、水疱を伴うもの、白色や黒色になって感覚が鈍い深いものまであります。深さは受傷直後には判断しにくく、…
熱性けいれん
熱性けいれん(熱性発作)は、主に生後6か月から5歳までの乳幼児に、発熱に伴って起こる発作です。手足が震えたり体がこわばったりするほか、力が抜けて反応がなくなることもあります。発熱時の発作をすべて熱性けいれんと判…
爪周囲炎
爪周囲炎(爪囲炎)は、手足の爪の周りの皮膚に炎症が起こる状態です。急性では爪の脇が赤く腫れて痛み、膿がたまることがあります。慢性では赤みや腫れが長く続き、爪の形が変わることもあります。赤みが指全体へ広がる、強い…
爪甲剥離症
爪甲剥離症は、爪が先端や側面から下の皮膚(爪床)を離れ、白っぽく見える状態です。痛みがないこともありますが、急に起きたり炎症を伴ったりすると痛むことがあります。剥がれた部分がそのまま再び爪床に接着するわけではな…
爪白癬
爪白癬(爪水虫)は白癬菌が爪に感染した状態です。爪が白色や黄色に濁り、厚くなる、先から崩れるなどの変化が出ます。通常、爪そのものはかゆくありません。厚い爪が靴に当たって痛む場合はあります。ただし外傷や乾癬などで…
片頭痛
頭痛発作を繰り返し、吐き気や光・音への過敏さを伴うことがある病気です。成人では、治療しない場合などに発作が通常4〜72時間続きます。片側だけでなく両側が痛む場合もあり、日常動作で悪化するのが特徴です。光がちらつ…
物理アレルギー
『物理アレルギー』は幅広く使われる言葉ですが、皮膚に寒冷、温熱、日光、圧迫、こすれなどの刺激が加わって膨疹(盛り上がった発疹)やかゆみが出るものは、主に物理性蕁麻疹として扱います。刺激の種類や症状の出方を確認し…
特異的発達障害
『特異的発達障害』は、発達の一部に目立つ困難がある状態をまとめて呼んだ旧来の表現です。現在の相談では、読み・書き・計算に持続的な困難がある限局性学習症(学習障害)と、話す・聞いて理解するなどの言語の発達に困難が…
特発性大腿骨頭壊死症
特発性大腿骨頭壊死症は、股関節をつくる大腿骨頭の一部で血流が障害され、骨が壊死する病気です。壊死が起きただけでは痛みがないこともあります。体重を支える部分がつぶれる(圧潰する)と比較的急に股関節が痛み、足を引き…
特発性拡張型心筋症
特発性拡張型心筋症は、心臓の主なポンプである左心室が広がり、収縮する力が低下する病気です。「突発性」ではなく、原因が特定できないことを意味する「特発性」が正しい病名です。初めは無症状でも、疲れやすさ、動いたとき…
特発性肺線維症
肺が線維化して硬くなり、酸素を取り込みにくくなる、原因不明の病気です。IPFとも呼ばれ、特発性間質性肺炎の一つに含まれます。空ぜきや動いたときの息切れなどが現れます。急に呼吸が苦しくなった場合は、急性増悪などの…
特発性間質性肺炎
検査で原因を特定できない間質性肺炎の総称です。特発性肺線維症(IPF)、特発性非特異性間質性肺炎、特発性器質化肺炎などが含まれます。乾いた咳や動作時の息切れがみられ、急に悪化することもあります。経過や治療への反…
狂犬病
狂犬病は、狂犬病ウイルスによる感染症です。発症すると有効な治療が難しく、ほぼすべての患者が亡くなるため、感染が疑われる接触の直後から発症を防ぐ対応が重要です。
狭心症
狭心症は、心臓の筋肉に必要な血液と酸素が十分届かず、胸の圧迫感や締め付けられる感じなどが起こる病気です。肩・腕・あご・背中・みぞおちに症状を感じたり、息切れが主な症状だったりすることもあります。 動いたときに起…
球脊髄性筋萎縮症
主に成人男性に発症し、手足や顔・舌などの筋力低下がゆっくり進む遺伝性の神経疾患です。手の震えや筋肉のけいれんが先に出ることもあります。進行すると飲み込みや呼吸に影響するため、症状に合わせた支援が必要です。
生活習慣病
生活習慣病は、食事、身体活動、喫煙、飲酒などが発症や進行に関わる病気の総称です。2型糖尿病、高血圧、脂質異常症などが含まれ、心筋梗塞や脳卒中につながることもあります。症状が乏しい間から血圧や血液検査の異常がみつ…
産瘤
産瘤(さんりゅう)は、出産時に赤ちゃんの頭にかかった圧力で頭皮に生じるむくみです。多くは生まれたときから見られ、柔らかく、頭の骨と骨の境目を越えて広がることがあります。通常は短い期間で小さくなります。頭血腫は骨…
甲状腺がん
首の前側にある甲状腺に生じるがんです。乳頭がん、濾胞がん、髄様がん、未分化がんなどがあり、進行の速さや治療は種類によって異なります。無症状で見つかることもありますが、首のしこり、声のかすれ、飲み込みにくさなどが…
甲状腺機能亢進症
甲状腺機能亢進症は、甲状腺がホルモンを過剰に作る状態です。代表的な原因はバセドウ病ですが、ホルモンを作る結節などによっても起こります。 動悸、汗が多い、暑がり、手のふるえ、体重減少、疲れやすさ、下痢などがみられ…
甲状腺炎(こうじょうせんえん)
甲状腺炎は、首の前側にある甲状腺に炎症が起こる病気の総称です。橋本病(慢性甲状腺炎)、亜急性甲状腺炎、無痛性・産後甲状腺炎、感染による急性化膿性甲状腺炎などがあります。首の痛みがない甲状腺炎もあります。 炎症で…
甲状腺腫瘍
甲状腺腫瘍は、首の前側にある甲状腺にできる良性・悪性の腫瘍です。甲状腺のしこり(結節)には、腫瘍だけでなく、細胞の増殖や液体がたまるのう胞なども含まれます。しこりがあるだけで、がんとは限りません。 多くはほかの…
疥癬症
疥癬は、ヒトに寄生するヒゼンダニが皮膚の表面近くに入り、かゆみと発疹を起こす病気です。指の間や手首、脇、腹部などに赤いぶつぶつや細い線状の『疥癬トンネル』が出ることがあり、夜にかゆみが強くなる人もいます。高齢者…
疲労骨折
疲労骨折は、同じ骨に繰り返し負荷がかかり、修復が追いつかず小さな傷から骨折へ進む状態です。すねや足の甲などで運動時の限られた場所に痛みが出て、進むと歩行中や安静時にも痛むことがあります。練習を続けると骨折が広が…
痔瘻
痔瘻は、肛門の内側と周囲の皮膚が細いトンネル状の管(瘻管)でつながった状態です。肛門周囲膿瘍の後に生じることが多く、皮膚の小さな穴から膿が出たり、腫れと痛みを繰り返したりします。膿が出て一時的に楽になっても治っ…
痛風
痛風は、関節などにたまった尿酸塩の結晶に対して炎症が起こる病気です。急に関節が赤く腫れ、強く痛む発作が特徴です。足の親指の付け根に多いものの、足首や膝などにも起こります。 高尿酸血症の人すべてが痛風を発症するわ…
瘢痕性脱毛症(旧:瘢痕性無毛症)
瘢痕性脱毛症は、毛をつくる毛包が炎症やけがで壊れ、頭皮の一部に毛が生えなくなる状態です。頭皮の赤み、かゆみ、痛み、かさぶたを伴いながら脱毛部が広がる場合があります。見た目だけでは円形脱毛症などと区別しにくいため…
癒着性中耳炎
癒着性中耳炎は、鼓膜が内側へ強くへこみ、中耳の壁や耳小骨に癒着した状態です。聞こえにくさの程度は人により異なり、耳だれが出る場合もあります。鼓膜のへこみや癒着が疑われたら、耳鼻咽喉科で鼓膜と聴力を継続して確認す…
発作性上室性頻拍
発作性上室性頻拍は、心房や房室結節付近に関わる電気信号の異常により、突然速い脈が続き、急に止まることのある不整脈です。動悸、胸の不快感、息切れなどが現れます。 血圧が下がるとふらつきや失神が起こる場合があります…
発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)
発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)は、赤血球が補体という免疫の仕組みで壊される、まれな後天性の血液疾患です。貧血による疲れや息切れ、褐色の尿、腹痛などが起こることがありますが、夜間や朝の褐色尿が必ず出るわけで…
白内障
白内障は、目のレンズにあたる水晶体が濁り、見え方が徐々に低下する病気です。かすむ、まぶしい、眼鏡の度数が合わなくなる、片目でも物が二重に見えるなどの症状があります。初期には自覚がないこともあります。急に視力が落…
百日咳
百日咳は百日咳菌による気道の感染症です。初めは鼻水や軽い咳など風邪に似た症状で、続いて発作のような激しい咳や咳き込んだ後の嘔吐が出ることがあります。咳は数週間から数か月続くこともあります。「ヒュー」という吸い込…
皮脂欠乏性湿疹
皮脂欠乏性湿疹は、乾燥して弱くなった皮膚にかゆみや赤みなどの炎症が加わった状態です。すねや腕などに細かい皮むけやひび割れが現れ、かくと赤みや湿疹が広がることがあります。皮膚が乾いているだけの皮脂欠乏症と、炎症を…
皮膚カンジダ症
皮膚カンジダ症は、カンジダという真菌が皮膚で増えて炎症を起こす病気です。股、わき、乳房の下、指の間、おむつが当たる部分など、湿って擦れる場所に赤みやただれ、小さな膿疱が出ることがあります。周囲に小さな発疹が散ら…
皮膚掻痒症
皮膚そう痒症は、はっきりした発疹が見えないのに皮膚がかゆい状態です。かいた後に傷や赤みができることはあります。全身がかゆい場合と一部だけかゆい場合があり、睡眠や生活に支障が出ることもあります。新しく強いかゆみが…
皮膚筋炎
皮膚筋炎は、皮膚と筋肉などに炎症が起こる自己免疫に関わる病気です。まぶたの赤い腫れや、手指・肘・膝の関節の上のかさついた発疹が手がかりになります。日本人のまぶたの発疹は必ずしも紫色とは限りません。腕が上げにくい…
直腸がん
直腸がんは大腸の出口に近い直腸に生じるがんです。初期には症状がないこともありますが、血便、便通の変化、便が細い・残る感じ、貧血などが手がかりになります。痔と思っても血便や便通の変化が続くときは自己判断せず受診し…
直腸ポリープ
直腸ポリープは直腸の粘膜にできた隆起です。小さいものは症状がないことが多く、大腸内視鏡検査などで偶然見つかります。種類や大きさによっては出血がみられますが、血便の原因をポリープだけと決められません。便に血が混じ…
直腸炎
直腸炎は直腸の粘膜に炎症が起こる状態です。便が残っていなくても便意が続く、急にトイレに行きたくなる、肛門や直腸の痛み、下痢または便秘、血液・粘液・膿が出るなどの症状があります。血便や膿、強い腹痛がある場合は早め…
直腸瘤
直腸瘤は、直腸と腟の間の支持組織が弱くなり、直腸が腟の後ろ側の壁を押して膨らむ状態です。腟に膨らみや圧迫感が出たり、便が出しにくい・出し切れない感じがしたりします。症状のない場合もあり、便秘が必ず直腸瘤によると…
直腸脱
直腸脱は、直腸の壁が肛門から外に出てくる状態です。初めは排便時のいきみで赤い膨らみが出て戻ることがありますが、進むと普段も出たままになることがあります。便が漏れる、便秘、残便感、出血や粘液の漏れを伴う場合もあり…
眼瞼けいれん
眼瞼けいれんは、まぶたを閉じる筋肉が意思に反して働き、まばたきが増える、まぶしい、目を開け続けにくいなどが続く病気です。進むとまぶたが強く閉じ、歩行や読書に支障が出ることがあります。多くは両目に起こります。短時…
眼瞼下垂
眼瞼下垂は上まぶたが下がり、視界が狭くなったり目を開けづらくなったりする状態です。生まれつきの場合と、成長後に起こる場合があります。小児で瞳孔が隠れるほどの下垂は視力の発達に影響するため、早めに眼科で評価を受け…
眼瞼炎
眼瞼炎はまぶた、特にまつ毛の生え際に起こる炎症です。赤み、かゆみ、異物感、朝にまつ毛の根元が固まるなどの症状が出て、良くなったり再発したりすることがあります。まぶたの皮膚のかぶれなど、似た症状の病気もあります。…
眼窩蜂窩織炎(眼窩蜂巣炎)
眼窩蜂窩織炎は、眼球の周囲や後ろにある眼窩の組織へ感染が広がる病気です。まぶたの赤い腫れに加え、目を動かすと痛い、目が動きにくい、物が二重に見える、眼球が前に出る、視力が落ちる、発熱するなどの症状が出ます。視力…
眼精疲労(目の疲れが続くとき)
眼精疲労は、目を使う作業を続けた後に、目の痛み・かすみ・まぶしさ・充血などが出て、休息や睡眠だけでは十分に回復しない状態です。頭痛、肩こり、吐き気を伴うこともあります。一時的な目の疲れと区別し、続く症状は原因を…
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に呼吸が止まる、または浅くなることを繰り返し、眠りや日中の生活に影響する病気です。大きないびき、呼吸が止まる様子を指摘される、起床時の頭痛、日中の眠気・集中力低下などが手が…
睡眠時随伴症
睡眠時随伴症は、眠りにつく時、睡眠中、または目覚める時に起こる望ましくない行動や体験の総称です。睡眠中に歩く睡眠時遊行症、突然叫ぶ夜驚症、悪夢、夢に合わせて手足を動かすレム睡眠行動障害など、種類によって特徴と対…
睡眠障害
睡眠障害は、眠れない、眠っても休まらない、日中に強い眠気がある、睡眠中に呼吸や行動の異常が起こるなど、睡眠に関する問題の総称です。不眠症、睡眠時無呼吸などの睡眠関連呼吸障害、ナルコレプシーなどの中枢性過眠症、体…
知的障害
知的障害(知的発達症・知的能力障害)は、発達の時期から、学ぶ・考えるなどの知的機能と、日常生活を送るための適応行動の両方に大きな制約がある状態です。適応行動には、読み書きや時間・お金の理解、コミュニケーション、…
破傷風
破傷風は、傷口から入った破傷風菌がつくる毒素によって神経の働きが妨げられ、口が開けにくい、飲み込みにくい、筋肉が硬くなる、痛いけいれんが起こる病気です。進行すると呼吸が妨げられ、命に関わります。土のついた傷や深…
硝子体出血
硝子体出血は、眼球内の透明な硝子体の空間に血液が入り、飛蚊症、黒い影、かすみ、急な視力低下などを起こす状態です。急に飛蚊症が増えた、光が走って見える、視野にカーテンがかかったような影が出る場合は、網膜裂孔・網膜…
硝子体混濁
硝子体混濁(しょうしたいこんだく)は、眼球の内側を満たす透明なゼリー状の硝子体に濁りがある状態です。小さな濁りの影が網膜に映ると、虫や糸くずが動いて見える飛蚊症として気づきます。濁りが広いと視界のかすみや視力低…
神経性食欲不振症
神経性やせ症(旧称:神経性食欲不振症)は、食事を強く制限し、体重増加への恐怖や体形の捉え方の困難などを伴う摂食障害です。嘔吐、下剤の乱用、過度な運動がみられる場合もありますが、全員に同じ症状が出るわけではありま…
神経芽細胞腫
神経芽腫(神経芽細胞腫)は未熟な神経細胞から生じる小児のがんで、副腎や背骨に沿った神経組織に発生します。腹部のしこりや骨の痛みなどで見つかることがあります。乳児の一部では自然に縮小する一方、転移して進行する場合…
稽留流産
稽留流産は、妊娠22週未満に胎芽や胎児の発育が止まった後も、子宮内にとどまっている状態です。出血や腹痛がないまま超音波検査で分かることが多く、症状だけでは判断できません。妊娠初期は時期や超音波所見によってすぐに…
空気嚥下症(呑気症)
空気嚥下症は空気を繰り返し飲み込んで胃や腸にガスが増え、腹部の張り、げっぷ、おならなどが気になる状態です。ただし、げっぷが多い人の全員が空気嚥下症とは限りません。空気が胃に達せず食道からすぐ戻る「胃上部げっぷ」…
突発性発疹
突発性発疹(突発性発しん)は主に乳幼児に起こり、突然の高熱が数日続いた後、熱が下がる頃に体や顔、手足に赤い発疹が出る感染症です。下痢を伴うこともあります。熱がある間は発疹が出ず、別の病気との区別が難しいため、発…
突発性難聴
突発性難聴は、突然、主に片耳の聞こえが悪くなる原因不明の感音難聴です。朝起きて気づくこともあり、耳が詰まる感じ、耳鳴り、めまいを伴う場合があります。耳垢や疲れと自己判断して様子を見ず、聞こえ方が急に変わったらで…
筋強直性ジストロフィー
筋強直性ジストロフィーは、筋肉を動かした後に力を抜きにくい筋強直(ミオトニー)と、徐々に進む筋力低下を特徴とする遺伝性の病気です。握った手をすぐに開けない、つまずきやすいなどの症状が出ます。成人になってから気づ…
筋筋膜性腰痛
筋筋膜性腰痛は、腰を支える筋肉や筋膜が関係すると考えられる腰痛です。長く同じ姿勢でいた後や腰を使った後に痛みやこわばりを感じることがあります。ただし腰の痛みだけで原因を決めることはできず、椎間板、骨、神経、内臓…
篩骨洞がん
篩骨洞がんは、両目の間・鼻の奥にある副鼻腔の一つ、篩骨洞に生じるがんです。初期には症状がないこともあります。片側だけの鼻づまり、少量を含む鼻血、頬のしびれ、涙が出る状態が数週間続く場合は、耳鼻咽喉科または頭頸部…
粉瘤
粉瘤(アテローム、表皮嚢腫)は皮膚の内側に袋ができ、角質や皮脂がたまる良性のしこりです。『脂肪の塊』や脂肪腫とは異なります。顔・首・背中などにでき、中央に小さな黒い開口部が見えることもあります。多くはゆっくり大…
糖原病
糖原病は、体内のグリコーゲンの合成・分解に関わる働きが遺伝的に変わる病気の総称です。肝臓が主に障害される型では低血糖や肝臓の腫れ、筋肉が主に障害される型では運動時の痛みや筋力低下などが出ます。病型によって重症度…
糖尿病
インスリンの量や働きが不足し、血糖値が高くなる病気です。無症状のこともありますが、喉の渇き、尿量の増加、体重減少などが現れます。主な分類は1型、2型、ほかの病気や薬などによるものです。妊娠中に初めて分かる、糖尿…
糖尿病合併妊娠
糖尿病合併妊娠は、妊娠前から糖尿病がある人の妊娠などを指します。妊娠中の糖代謝異常には、妊娠糖尿病と、妊娠中に初めて見つかる明らかな糖尿病という別の分類もあります。妊娠してから判明した高血糖が、すべて妊娠糖尿病…
糖尿病性昏睡
糖尿病性昏睡という名称は、高血糖に伴う重い急性合併症を指す際に使われてきました。現在は、糖尿病ケトアシドーシス(DKA)や高浸透圧高血糖状態(HHS)など、具体的な病態を分けて説明します。いずれも昏睡になる前か…
糖尿病網膜症
糖尿病網膜症は、糖尿病によって眼の奥の網膜にある細い血管が傷む病気です。初期には自覚症状がないことが多く、進行していても気づかない場合があります。見えるから大丈夫と判断せず、糖尿病の診断を受けたら眼科で検査を受…
糖尿病腎症
糖尿病腎症(糖尿病性腎症)は、糖尿病に関連して腎臓の細い血管などが傷み、尿にアルブミンが漏れたり、腎臓の働きが低下したりする病気です。早い段階では自覚症状がないことが多く、尿検査と血液検査で確認します。 現在は…
紅皮症
紅皮症は体の広い範囲が赤くなり、皮がむける状態です。強いかゆみ、寒気・発熱、むくみ、だるさ、脈が速いなどを伴うことがあります。皮膚から水分や熱が失われ、脱水や体温調節の障害、感染などにつながるため、急に広がる赤…
紫斑
紫斑は、皮膚の中に血液が漏れ出て、赤紫色や暗い褐色などの斑点・あざとして見える状態です。小さな点状のものから広いあざまであり、ひとつの病名ではありません。 打撲によるあざのほか、血小板、血液を固める凝固因子、血…
細菌性赤痢
細菌性赤痢は、赤痢菌が起こす腸の感染症です。発熱、腹痛、下痢が主な症状で、水のような便から、血液や粘液の混じる便、便意が続く「しぶり腹」まで幅があります。必ず40度近い高熱や血便になるわけではなく、軽い下痢や症…
細菌性食中毒
細菌性食中毒は、細菌やその毒素で汚染された食品を食べて起こる病気の総称です。腹痛、下痢、吐き気、嘔吐、発熱が多い一方、黄色ブドウ球菌の毒素では食後短時間で嘔吐が目立ち、ボツリヌス毒素では視力や飲み込み、呼吸に関…
細菌性髄膜炎
細菌性髄膜炎は、脳と脊髄を包む髄膜に細菌が感染して炎症を起こす病気です。発熱、強い頭痛、首の硬さ、嘔吐、意識の変化などが現れます。乳児や高齢者では典型的な症状がそろわない場合もあります。数時間で重症化することが…
結核性髄膜炎
結核菌が脳や脊髄を包む膜に炎症を起こす病気です。発熱、頭痛、意識の変化などが現れ、徐々に進むこともあります。治療が遅れると命に関わり、治療後にも神経の障害が残る場合があります。強い頭痛や意識の異常があるときは、…
結節性多発動脈炎
結節性多発動脈炎(PAN)は、主に中くらいの太さの動脈に炎症が起こる指定難病です。血管が傷む場所により、発熱、体重減少、筋肉・関節の痛み、皮膚の紫斑や潰瘍、手足のしびれなど、症状は人によって異なります。腎臓、腸…
結節性紅斑
結節性紅斑は、主にすねに赤く押すと痛いしこりができる、皮下脂肪組織の炎症です。発熱、だるさ、関節痛を伴うこともあります。しこりは数週間であざのような色に変わって落ち着くことがありますが、初めてできた場合や繰り返…
結膜下出血
結膜下出血は、白目を覆う膜の下で細い血管が破れ、白目の一部または広い範囲がくっきり赤く見える状態です。一般に痛みや視力低下はなく、目に血液がたまる位置も眼球の内部ではありません。軽い違和感はあることがあります。…
統合失調症
統合失調症では、実際にはない声が聞こえるなどの幻覚、事実と異なる考えを強く確信する妄想、考えがまとまりにくい状態がみられることがあります。意欲や感情表現が乏しくなる、集中や記憶が難しくなる場合もあります。症状の…
続発性ネフローゼ症候群
続発性(二次性)ネフローゼ症候群は、ほかの病気や薬などが原因で、大量の尿タンパクと低アルブミン血症が生じる状態です。むくみ、体液がたまることによる体重増加、だるさなどが見られます。成人だけでなく小児にも起こりま…
続発性貧血
続発性貧血(二次性貧血)は、感染症、炎症性の病気、腎臓病、がんなど、ほかの病気に伴って生じる貧血を指します。ひとつの原因に決まる病名ではありません。疲れやすさ、動悸、息切れ、めまい、顔色の悪さなどが出ますが、ゆ…
網膜中心動脈閉塞症
網膜中心動脈閉塞症は、網膜に血液を送る動脈が詰まり、急激に視力が低下する病気です。多くは片方の目に起こり、痛みがなくても重大な視力障害を残すおそれがあります。短時間で網膜が傷むため、緊急の対応が必要です。
網膜中心静脈閉塞症
網膜中心静脈閉塞症は、網膜全体から血液を集める中心の静脈が詰まり、眼底出血や黄斑のむくみ(黄斑浮腫)が生じる病気です。多くは片目の急な見えにくさで気づき、ゆがみや視野の一部が欠けることもあります。発症時に痛みが…
網膜剥離
網膜剥離は、光を感じる網膜が下の組織から剥がれる病気です。急に飛蚊症(虫や黒い点が飛ぶように見える)が増える、光が走る、視野の一部にカーテンがかかる、視力が急に落ちるなどが主な警告サインです。痛みがなくても進行…
網膜色素変性症
網膜色素変性症は、光を感じる網膜の細胞が徐々に障害される遺伝性の病気の集まりです。暗い所で見えにくい夜盲、周囲の視野が狭くなる症状が多く、進むと中心の視力や色の見え方にも影響します。ただし発症時期と進行速度には…
網膜芽細胞腫
網膜芽細胞腫は乳幼児の網膜にできる悪性腫瘍です。写真で片方の瞳孔だけ白く光る、目の向きがずれるなどで気付かれることがあります。痛みや不調が目立たず、子どもが普段どおり元気なこともあります。瞳孔が白く見える、斜視…
緊張型頭痛(旧:筋緊張性頭痛)
緊張型頭痛は、頭の両側が締めつけられる・圧迫されるように痛むことが多い頭痛です。多くは軽度から中等度で、歩行や階段など普段の動作で悪化しにくいのが特徴です。片頭痛と重なる症状もあるため、痛み方だけで病名を決めな…
総肺静脈還流異常症
総肺静脈還流異常症は、肺から戻る静脈血が本来の左心房ではなく右心房側へ流れる先天性心疾患です。酸素を含む血液と少ない血液が混ざり、心房間の交通を通って全身へ送られます。肺静脈の通り道が狭い場合、出生直後から強い…
緑内障
緑内障は、視神経が傷み、見える範囲(視野)が少しずつ欠けていく病気です。眼圧が高い場合だけでなく、測った眼圧が正常範囲でも起こります。開放隅角緑内障などの慢性型は初期に自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに進…
縦隔腫瘍
縦隔腫瘍は左右の肺の間にある縦隔にできる腫瘤の総称です。無症状で胸部画像検査から偶然見つかることがあります。大きくなると咳、胸痛、息苦しさ、声のかすれ、飲み込みづらさなどが出ます。顔や首の急な腫れと息苦しさは大…
羊水過多症
羊水過多は赤ちゃんを包む羊水が多い状態です。自覚症状がないこともありますが、お腹の張りや急な腹囲の増加、息苦しさなどがみられる場合があります。羊水が多いかどうかは腹囲や推定量だけで決めず、妊婦健診の超音波検査で…
群発頭痛
群発頭痛は片側の目の奥やこめかみに非常に強い痛みが起こり、同じ側の涙、充血、鼻水・鼻づまりなどを伴う頭痛です。発作は一定の期間に繰り返し、同じ時間帯に起こることもあります。男性に多いとされますが、女性にも起こり…
翼状片
翼状片(よくじょうへん)は、白目を覆う結膜の組織が三角形のように黒目の角膜へ伸びる良性の病変です。初めは目の赤みや異物感、乾燥感だけのことがあります。進むと角膜の形がゆがんで乱視や視力低下を起こし、視線の中心ま…
老人性難聴(加齢性難聴)
老人性難聴は現在「加齢性難聴」とも呼ばれ、一般に両耳で少しずつ聞こえにくくなる状態です。高い音や雑音の中の会話が聞き取りづらくなり、家族にテレビの音量や聞き返しを指摘されて気づくこともあります。年齢だけで原因を…
老年期精神病
『老年期精神病』は正式な一つの診断名ではなく、高齢期の幻覚や妄想などをまとめた古い呼び名です。急に混乱し注意力が落ちる場合はせん妄、ゆっくりと認知機能が変わる場合は認知症など、原因により対応が異なります。本人を…
老視(老眼)
老視は、年齢とともに近くへピントを合わせる力が弱くなり、手元の文字が見づらくなる状態です。40代ごろから自覚する人が多く、本やスマートフォンを少し離すと見やすい、近くの作業で目が疲れる、といった変化があります。…
耳垢栓塞
耳垢栓塞は、耳垢が外耳道にたまり、聞こえにくさ、耳の詰まる感じ、耳鳴りなどを起こす状態です。無症状のこともあり、入浴や水泳の後に耳垢が水分を含んで症状が急に出ることもあります。ただし急な難聴、とくに片耳だけの難…
聴神経腫瘍
聴神経腫瘍(前庭神経鞘腫)は、耳の奥から脳へ情報を伝える前庭神経を包む細胞から生じる、通常は良性の腫瘍です。片側の聴こえにくさ、耳鳴り、ふらつきが主な症状ですが、無症状で見つかることもあります。大きくなると顔の…
肉ばなれ
肉離れは、急なダッシュや切り返しで筋肉が伸ばされる力に耐えきれず、筋線維が傷つくけがです。太ももやふくらはぎに突然の痛みが出て、力が入りにくくなります。腫れや内出血、触って分かるへこみは重さによって異なり、必ず…
肋骨骨折
肋骨骨折では、胸を打った後や激しく咳をした後などに、息を吸う・咳をする・体を動かすと強くなる痛みが出ます。打撲でも似た痛みが出るため、痛みだけでは区別できません。大きな事故の後、息苦しさが増す、胸痛が悪化する、…
肘部管症候群
肘部管症候群は、肘の内側を通る尺骨神経が圧迫されたり引っ張られたりして起こる神経障害です。初めは小指と薬指の小指側にしびれが出やすく、肘を曲げていると強まる場合があります。進行すると指を開閉しにくい、物をつまみ…
肘部管症候群
肘部管症候群は、肘の内側を通る尺骨神経が圧迫・牽引されて起こる神経の障害です。初期には小指と薬指の小指側がしびれ、進むと指を開閉しにくい、細かな作業がしづらい、手の筋肉がやせるなどの症状が出ます。しびれが続く、…
肛門ポリープ
肛門ポリープは、肛門内の小さな隆起を指す言葉で、多くは肛門乳頭が炎症などで大きくなった良性の病変です。慢性の裂肛に伴って見つかることがあります。小さい場合は症状がないことも、大きい場合は違和感や脱出を感じること…
肛門周囲膿瘍
肛門周囲膿瘍は肛門や直腸の周囲に膿がたまる感染症です。肛門付近の急な強い痛み、腫れ、赤み、発熱がみられます。深い場所の膿瘍では外から腫れが見えないこともあります。痛みや発熱が強い、腫れが広がる場合は早めに診察を…
肛門掻痒症
肛門掻痒症は肛門の周囲がかゆくなる症状の総称です。かくことで皮膚が傷み、かゆみがさらに強くなることがあります。湿り気や少量の便・粘液、洗いすぎ、皮膚炎、痔など複数の原因があり、見た目だけで原因は決められません。…
肝がん
肝臓に生じるがんのうち、肝細胞から発生する肝細胞がんを中心に説明します。胆管から発生する肝内胆管がんや、他の臓器から肝臓に転移したがんとは治療方針が異なります。初期は症状に乏しく、進行すると腹部の痛みや膨満感、…
肝不全
肝不全は、肝臓の物質をつくる・分解するなどの働きが大きく低下し、全身に影響が出る状態です。急に重い肝障害が起こる急性肝不全と、肝硬変などの経過で徐々に肝機能が失われる慢性的な肝不全があります。黄疸、腹水、出血し…
肝内結石症
肝内結石症(かんないけっせきしょう)は、肝臓の中を通る胆管に結石ができる病気です。無症状で見つかることもありますが、胆汁の流れが妨げられると右上腹部の痛み、発熱、黄疸が出ることがあります。胆管炎を繰り返したり、…
肝嚢胞
肝嚢胞は肝臓の中に液体がたまった袋状の病変です。通常の単純性肝嚢胞は血液がたまった袋ではありません。健診の超音波検査などで偶然見つかり、多くは無症状で良性です。大きくなって胃などを圧迫すると腹部の張り、痛み、食…
肝膿瘍
肝膿瘍は肝臓の中に感染に伴って膿がたまる病気です。主に細菌性と赤痢アメーバによるものがあり、原因によって治療が異なります。発熱・寒気、右上腹部の痛みやだるさなどがみられますが、症状が揃わないこともあります。治療…
肝血管腫
肝血管腫は肝臓にできる良性の血管性病変です。多くは無症状で、健診の腹部超音波検査などで偶然見つかります。大きくても症状がないことがあり、まれに周囲を圧迫して上腹部の不快感や右上腹部痛が出る場合があります。発熱や…
股関節脱臼
股関節脱臼は、大腿骨の丸い骨頭が骨盤の受け皿から外れた状態です。成人などの外傷性脱臼は交通事故や高所からの転落など強い力で起こり、激しい股関節痛、脚の変形、歩けない状態を生じる医療上の緊急事態です。無理に脚を動…
肥厚性幽門狭窄
肥厚性幽門狭窄症は、赤ちゃんの胃の出口にある筋肉が厚くなり、母乳やミルクが腸へ進みにくくなる病気です。生後2~6週ごろに、授乳後の嘔吐が次第に増え、勢いよく吐くことがあります。初めから噴水のように吐くとは限りま…
肥満症
肥満症は、脂肪が過剰に蓄積しているだけでなく、減量による治療が必要な健康障害や内臓脂肪の蓄積を伴う病気です。日本では成人のBMIが25以上を「肥満」としますが、BMIだけで「肥満症」とは診断しません。糖尿病、高…
肩腱板断裂
肩腱板断裂は、肩を動かす腱板が部分的または完全に切れた状態です。肩の痛み、夜間痛、腕を上げる際の力の入りにくさや引っ掛かりが起こります。腕を上げられても断裂を否定できません。肩関節周囲炎より関節の硬さが目立たな…
肩鎖関節脱臼
肩鎖関節脱臼は、鎖骨の外側と肩甲骨の肩峰をつなぐ肩鎖関節がずれるけがです。肩の一番上の痛みや腫れ、鎖骨の端が盛り上がる変形が起こります。腕の付け根にある肩関節脱臼とは場所も治療も違います。転倒などの後に肩が痛む…
肩関節周囲炎
肩関節周囲炎(五十肩)は、肩の痛みと動かしにくさが続く状態です。着替えや洗髪で腕を動かしにくく、夜間に痛むこともあります。自分で腕を上げるだけでなく、診察で他人に動かしてもらっても肩の動く範囲が狭いことが診断の…
肩関節脱臼
肩関節脱臼は、上腕骨の丸い部分が肩甲骨の受け皿から外れた状態です。転倒やスポーツ中の衝撃で起こり、強い痛み、肩の変形、腕を動かせない、手や腕のしびれがみられます。骨折や神経・血管の損傷を伴うことがあるため、脱臼…
肺がん
肺がんは気管支や肺胞の細胞から生じるがんで、他の臓器から肺に転移したがんとは区別します。非小細胞肺がんと小細胞肺がんでは治療方針が異なります。早期には症状がないこともあります。咳・痰が2週間以上続く、血の混じる…
肺分画症
肺分画症は、正常な気管支とつながりにくい肺組織があり、大動脈など体の血管から異常な動脈が流れ込む先天性の病気です。正常の肺と同じ胸膜内にある肺葉内分画症と、別の胸膜に包まれる肺葉外分画症があります。肺葉内では肺…
肺動脈狭窄症(肺動脈弁狭窄症)
肺動脈狭窄症は、右心室から肺へ向かう血液の通り道が狭い先天性心疾患です。このページでは特に肺動脈弁が狭い「肺動脈弁狭窄症」を中心に説明します。軽い場合は無症状で心雑音から見つかることがあります。狭窄が強いと疲れ…
肺化膿症(肺膿瘍)
肺化膿症(肺膿瘍)は、肺の一部が感染で傷み、膿がたまる病気です。発熱、咳、痰、胸の痛み、疲れやすさが出ることがあり、痰が悪臭を帯びたり血が混じったりする場合もあります。ただし高齢者では症状がはっきりしないことも…
肺嚢胞
肺嚢胞は、肺の中に空気を含む袋状の変化です。画像上の『嚢胞』と、肺気腫などに伴う『ブラ(肺大疱)』は厳密には区別されます。単発の小さな嚢胞、巨大なブラ、多数の嚢胞をつくる病気では原因も対応も異なります。検診の画…
肺性心
肺性心(はいせいしん)は、肺や肺血管の病気などによって肺へ血液を送るときの抵抗が高まり、心臓の右心室に負担がかかって、右心室の形や働きに変化が生じた状態です。初めは原因の肺疾患による息切れや疲れやすさが目立つこ…
肺感染
『肺感染』は、細菌・真菌・寄生虫などが肺に感染する病気の総称で、一つの診断名ではありません。発熱、咳、痰、息切れ、血痰などが現れる場合があります。病原体によって、進み方、必要な検査、治療薬が違います。特に免疫を…
肺気腫
肺気腫は、酸素と二酸化炭素を交換する肺胞の壁が壊れ、肺の弾力が失われる変化です。空気を吐き出しにくくなり、動作時の息切れなどにつながります。大きな空気の袋(ブラ)を生じることもありますが、すべての肺気腫を一つの…
肺水腫
肺水腫は、肺の細い血管からしみ出した液体が肺の組織や肺胞にたまり、酸素を取り込みにくくなる状態です。突然の強い息切れ、横になると悪化する呼吸困難、咳、冷や汗、唇の色の変化などが現れます。ピンク色の泡状の痰が出る…
肺炎クラミジア感染症(クラミジア肺炎)
ここでいうクラミジア肺炎は、肺炎クラミジア(Chlamydia pneumoniae)による呼吸器感染症です。性器クラミジアの原因菌による新生児の肺炎や、鳥からうつるオウム病とは別の病気です。のどの痛み、声がれ…
肺炎(はいえん)
肺炎は主に細菌やウイルスなどの感染で肺に炎症が起こる病気です。発熱、咳、痰、息苦しさなどがみられますが、高齢者では典型的な症状が出ないこともあります。診察、胸部画像、血液検査などで調べます。強い息苦しさや意識の…
肺結核
肺結核は、結核菌が肺で増えて起こる病気です。咳や痰、微熱、寝汗、体重減少、だるさが続くことがあります。結核菌に感染したことと、症状が出て人にうつしうる活動性の結核を発病したことは異なります。咳が長引く、血の混じ…
肺線維症
肺線維症は肺の組織が硬くなる「線維化」を示す言葉で、原因も経過も一つではありません。初期には自覚症状がないこともありますが、動いたときの息切れや長く続く乾いた咳が目立ちます。急に息苦しさが強くなる、安静でも息切…
肺血栓塞栓症(肺動脈血栓塞栓症)
肺血栓塞栓症は、血栓が肺動脈をふさぎ、肺への血流と心臓の働きに障害を起こす病気です。多くは脚や骨盤などの深い静脈にできた血栓が、血流に乗って肺へ運ばれます。突然の息苦しさや胸痛、失神などがあり、重い場合は命に関…
肺非結核性抗酸菌症(肺NTM症)
肺非結核性抗酸菌症は、結核菌以外の抗酸菌が肺で増える病気です。菌は水や土など身近な環境におり、結核のように通常人から人へうつる病気ではありません。無症状で画像検査から見つかることもありますが、長く続く咳、たん、…
胃がん
胃の内側の粘膜から発生するがんです。早期には自覚症状がほとんどなく、進行しても症状が出ない場合があります。胃の痛みや不快感、食欲不振、黒い便、貧血、体重減少などがみられますが、他の病気でも起こります。症状がある…
胃けいれん
『胃けいれん』は、みぞおち付近に突然起こる差し込むような痛みを表す言葉として使われますが、それだけで胃の筋肉がけいれんしていると診断できるわけではありません。痛みは胃炎や潰瘍のほか、胆石、膵炎、心臓の病気などで…
胃びらん
胃びらんは、胃の粘膜の表面が浅く傷ついた状態を表す所見です。症状がないこともありますが、みぞおちの痛みや不快感、吐き気などが起こる場合があります。出血すると吐血や黒い便、立ちくらみなどが現れることがあります。血…
胃アトニー
胃アトニーは、胃の動きや緊張が弱い状態を表す古い言い方です。食後のもたれ、少量で満腹になる、吐き気などの症状があっても、体型や胃の位置だけで胃の動きが悪いと決めることはできません。胃下垂があっても無症状の人はい…
胃ポリープ
胃ポリープは、胃の粘膜から盛り上がった病変の総称です。多くは無症状で内視鏡検査中に見つかりますが、種類はさまざまで『すべて良性』とはいえません。胃底腺ポリープ、過形成性ポリープ、胃腺腫などでは、出血や異形成・が…
胃切除後症候群(胃切除後障害)
胃切除後症候群は、胃を切除・再建したあとに起こる食事や栄養、体調の問題の総称です。胃が小さくなる、またはなくなることで、少量で満腹になる、食後の腹痛・下痢・動悸や冷や汗、胸やけ、体重減少などが起こります。食後す…
胃潰瘍
胃の粘膜が深く傷つく病気です。みぞおちの痛み、吐き気などが現れますが、無症状の場合もあります。吐血、タール状の黒い便、突然の強い腹痛は出血や穿孔の可能性があり、速やかな受診が必要です。内視鏡や必要に応じた組織検…
胃酸過多症
『胃酸過多症』は胃酸が多いと考えられるときに使われることがある言葉ですが、胸やけや胃痛があるだけで胃酸の分泌量が多いと証明されたわけではありません。胸やけや酸っぱいものが上がる感じは胃食道逆流症で、みぞおちの痛…
胃食道逆流性咳嗽
胃食道逆流に関連する咳は、胃の内容物が食道へ逆流し、その刺激や反射などが長引く咳に関わる状態です。食後や横になったときに咳が増え、胸やけや酸っぱいものが上がる感じを伴うことがありますが、典型的な胸やけがない人も…
胃食道逆流症
胃食道逆流症(GERD)は、胃の内容物が食道に逆流し、胸やけや酸っぱいものが上がる感じなどの症状、または食道粘膜の傷害を起こす病気です。内視鏡で食道炎が見える人も、見えない人もいます。のどの違和感や声がれだけで…
胆嚢ポリープ
胆嚢ポリープは、胆嚢の内側に見える盛り上がりの総称です。多くは良性のコレステロールポリープなどですが、腺腫や胆嚢がんが含まれることもあります。通常は症状がなく、健診の腹部超音波検査で見つかります。大きさだけでな…
胆嚢摘出後症候群
胆嚢摘出後症候群は、胆嚢を取った後に腹痛、吐き気、消化不良、下痢などが続く、または新たに生じる状態の総称です。一つの病気や単一の原因を指す名前ではありません。多くの術後症状は時間とともに改善しますが、続く場合は…
胆嚢炎
胆嚢炎は、肝臓の下にある胆嚢に炎症が起こる病気です。急性では右上腹部やみぞおちの痛みが続き、発熱、吐き気、嘔吐を伴うことがあります。胆石によるものが多いものの、胆石が見つからない無石性胆嚢炎もあり、とくに重い病…
胆嚢癌
胆のうの粘膜に生じるがんで、胆道がんの一種です。早期は症状がないことが多く、進行すると右上腹部の痛み、食欲低下、体重減少、黄疸などが起こりえます。これらは胆石などでも起こるため、症状だけで診断はできません。気に…
胆嚢腺筋症
胆嚢腺筋症(胆のう腺筋腫症)は、胆嚢の壁が部分的または全体に厚くなり、壁の中に小さな袋状の構造が見える良性の病変です。健診の超音波検査で偶然見つかることが多く、通常は症状がありません。胆石を伴ったり胆嚢炎が起き…
胆石症
胆石症は、胆嚢や胆管などに石ができる病気です。胆嚢の石は無症状のこともあります。症状が出る場合は、右上腹部やみぞおちの痛みが中心で、食後に起こることがありますが、時間帯を「食後30分〜2時間」と決めつけられませ…
胆管がん
胆管がんは肝臓の中または外の胆管に生じるがんです。胆のうがんなどと合わせて胆道がんとして扱われますが、できた場所によって検査・手術の方法が変わります。早期には症状がないこともあります。胆管が詰まると白目や皮膚が…
胆道ジスキネジー
『胆道ジスキネジー』は、胆石など明らかな構造上の異常が見つからないのに胆道に似た痛みが起こる状態を指す旧来の呼び名です。現在は、痛みの特徴と検査結果に応じて機能性胆嚢障害などを区別します。典型的な胆道痛は、みぞ…
胆道感染症
胆道感染症には、胆汁の通り道である胆管の感染・炎症(急性胆管炎)と胆嚢炎などがあります。発熱、右上腹部痛、黄疸がそろうとは限りません。寒気、高熱、黄疸や強い腹痛があれば早く受診し、意識がぼんやりする、血圧が下が…
胆道閉鎖症
胆道閉鎖症は新生児・乳児の胆管がふさがり、胆汁が腸へ流れにくくなる病気です。黄疸が長引く、尿が濃い、便が白・灰色だけでなく薄い黄色になることがあります。母子健康手帳の便色カードと比べ、便が薄い、黄疸が続く場合は…
胎便吸引症候群
胎便吸引症候群は、胎便が混じった羊水を出生前後に吸い込んで肺に炎症や閉塞が生じ、呼吸障害を起こす状態です。胎便混濁があっても、すべての赤ちゃんが発症するわけではありません。発症すると速い呼吸、うなり声、胸がへこ…
胎児水腫
胎児水腫は、胎児の皮下や胸・お腹など複数の場所に異常な液体がたまる状態です。妊婦健診の超音波で見つかることが多く、原因により経過と治療は大きく異なります。胎児水腫と聞いても、すべてが同じ予後になるわけではありま…
胎盤機能不全(胎児発育不全との関係)
胎盤機能不全は、胎盤を通じた酸素や栄養の供給が十分でなくなる状態です。胎児の発育が遅い、羊水が少ない、血流検査に異常があるなどをきっかけに疑います。出生後の爪の長さや皮膚の見た目だけで診断する病気ではありません…
胸腺腫
胸腺腫は胸の中央前方にある胸腺から発生する腫瘍です。無症状で胸部画像検査から見つかることがあります。大きくなると咳、胸痛、息切れ、声のかすれなどが出ることがあります。重症筋無力症を伴う場合は、まぶたが下がる、物…
胸膜中皮腫
胸膜中皮腫は、肺や胸壁を覆う胸膜から発生するがんです。胸の痛み、咳、息切れ、胸水による胸の圧迫感などが現れますが、症状だけでは肺がんやほかの胸膜の病気と区別できません。胸部X線やCTで胸水・胸膜の厚みが見つかっ…
胸膜炎
胸膜炎は、肺と胸の内側を覆う胸膜に炎症が起きた状態です。息を吸う、咳をする、くしゃみをすると鋭い胸の痛みが強まることが典型的です。胸膜炎に伴って胸水(胸膜の間に液体がたまること)が生じる場合もありますが、胸膜炎…
胸部大動脈瘤
胸部大動脈瘤は、胸の中を通る大動脈が一部広がった状態です。症状がないまま画像検査で見つかることが多いですが、瘤が周囲を圧迫すると声のかすれ、飲み込みにくさ、胸や背中の違和感などが出ることがあります。突然の強い胸…
胸郭出口症候群
胸郭出口症候群は、首から腕に向かう神経や鎖骨下の血管が狭い場所で障害される状態です。神経型では腕・手の痛みやしびれ、血管型では腕の腫れや色の変化、冷たさが出ることがあります。急に腕が腫れる、青白くなる、強い痛み…
脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎は、頭皮、眉や鼻の脇、耳の周り、胸など皮脂が多い場所に赤みとフケのような皮むけが出る湿疹です。かゆみはないこともあります。乳児では頭や顔に黄みがかったかさぶたができ、成長とともに改善することが多い一…
脂肪肝
脂肪肝は、肝細胞に脂肪が多くたまった状態です。肝臓が必ず大きくなるわけではなく、多くは自覚症状がありません。原因や背景によって、飲酒に関連する脂肪性肝疾患、代謝の異常に関連するMASLD(代謝機能障害関連脂肪性…
脂腺母斑
脂腺母斑は、生まれたときから頭皮や顔にみられる黄色みを帯びた、毛の少ないあざです。成長に伴って厚く、でこぼこすることがあります。あざの上に別の腫瘍が生じることもありますが、多くは良性です。新しいしこり、出血、急…
脂質異常症(高脂血症)
脂質異常症は、血液中のLDLコレステロールや中性脂肪が高い、HDLコレステロールが低いなどの状態です。低HDLも含むため、現在は『高脂血症』より広い名称である脂質異常症が使われます。多くは自覚症状がなく、健診な…
脊柱側弯症(側弯症)
側弯症は背骨が左右に曲がり、ねじれを伴うことがある状態です。肩や腰の高さが違う、前かがみになると背中や肋骨が片側だけ盛り上がるなどの変化から気づきます。軽い場合は痛みがないことも多く、学校健診で指摘される場合が…
脊椎椎体骨折(圧迫骨折)
脊椎椎体骨折は、背骨の椎体が折れたりつぶれたりするけがです。『圧迫骨折』とも呼ばれます。背中や腰の痛みが出ますが、骨粗しょう症で骨が弱くなっている場合は転倒などの軽い力で起こり、痛みが軽いこともあります。背が縮…
脊髄小脳変性症
脊髄小脳変性症は、歩行のふらつき、手先の動かしにくさ、ろれつが回りにくいといった運動失調を主に示す病気の総称です。一つの病気ではなく、遺伝性と遺伝性でない病型があり、症状や進み方も異なります。立ちくらみ、排尿障…
脊髄性筋萎縮症(SMA)と旧病名の確認
かつて「脊髄性進行性筋萎縮症」は、小児期発症と成人発症の病気を広く指すことがありました。この名称だけで、SMN1遺伝子に関連するSMAと判断することはできません。 SMAは筋肉を動かす神経の障害で筋力が低下する…
脊髄硬膜外膿瘍
脊髄硬膜外膿瘍は、脊髄を包む硬膜の外側に感染による膿がたまり、神経を圧迫することがある病気です。背中や首の強い痛みから始まり、足のしびれや力の入りにくさ、排尿・排便の異常が出る場合があります。発熱、背中の痛み、…
脊髄空洞症
脊髄空洞症は、脊髄の中に液体を含む空洞ができ、周囲の神経が障害される病気です。手足の痛みや筋力低下だけでなく、熱さや痛みを感じにくくなり、やけどに気づきにくいことがあります。歩行や排尿に影響する場合もあります。…
脳出血
脳出血は、脳の中の血管が破れて出血する病気です。突然、片側の顔や手足が動かしにくい、ろれつが回らない、言葉が出ないなどの症状が現れ、意識が悪くなることもあります。脳梗塞との区別には画像検査などが必要です。
脳性まひ
脳性まひは、発達中の脳に生じた変化や損傷によって、動きや姿勢、バランスに困りごとが続く状態の総称です。筋肉が硬くなる、意図しない動きが出る、体のバランスが取りにくいなど、現れ方や程度は人によって異なります。てん…
脳梗塞
脳梗塞は、脳の血管が詰まるなどして血流が不足し、脳の組織が傷む病気です。突然の片側の手足のまひ、顔の左右差、言葉が出ない・うまく話せないといった症状は、脳卒中のサインです。
脳腫瘍
脳腫瘍は、頭蓋骨の中にできる腫瘍の総称です。脳や髄膜などから発生する原発性と、ほかの臓器のがんが広がる転移性があり、原発性には良性と悪性があります。頭痛、吐き気、けいれん、手足の麻痺、言葉や見え方の異常など、場…
腎嚢胞(単純性腎嚢胞)
腎嚢胞は腎臓に液体のたまった袋ができた状態です。この記事は単純性腎嚢胞を扱います。多くは良性で症状がなく、健診やほかの目的の超音波・CTなどで偶然見つかります。ただし、まれに大きな嚢胞の圧迫、感染や出血、尿の流…
腎外傷
腎外傷は、交通事故、転落、スポーツなどで強い衝撃を受け、腎臓が傷つくことです。腎損傷とも呼びます。腰・わき腹・腹部の痛みや血尿が生じることがありますが、血尿が出ない場合もあります。出血や尿漏れを伴う場合があり、…
腎性尿崩症
腎性尿崩症は、腎臓が抗利尿ホルモン(バソプレシン/ADH)に十分反応できず、水分を尿から取り戻しにくくなる病気です。薄い尿が大量に出て、強い喉の渇きや多飲が起こります。 水分を補えないと脱水や高ナトリウム血症に…
腎性糖尿
腎性糖尿は、血糖値が高くないのに尿へブドウ糖が出る状態です。腎臓の尿細管でブドウ糖を血液へ戻す働きに関係します。尿に糖が出ることだけでは、糖尿病とも腎性糖尿とも診断できません。 腎性糖尿だけがみられる人は、症状…
腎梗塞
腎梗塞は、腎臓へ血液を送る腎動脈やその枝の血流が妨げられ、腎臓の組織が傷む病気です。突然のわき腹・腹部・背中の痛み、吐き気や嘔吐、血尿、尿量の変化などが現れますが、症状に乏しいこともあります。片側だけでなく両側…
腎皮質壊死
腎皮質壊死は、腎臓の外側の部分である皮質への血流が大きく損なわれ、組織が壊死するまれな病態です。急性腎障害を起こし、尿が急に減る・出なくなる場合があります。体調や検査の変化を、原因となる病気と合わせて評価します…
腎盂腎炎
腎盂腎炎は、主に細菌が腎盂や腎臓に感染して起こる病気です。発熱、寒気、背中や脇腹の痛み、だるさ、吐き気・嘔吐などが見られます。排尿時の痛みや頻尿を伴うこともありますが、それらがない場合もあります。この記事は急性…
腎硬化症
腎硬化症は、高血圧に関連して腎臓の細い血管や糸球体が傷み、腎機能が低下する病気です。長い経過で進む病態は良性腎硬化症と呼ばれますが、『良性』でも検査と治療は必要です。自覚症状が乏しいまま進むことがあります。急速…
腎結石・尿管結石
腎結石・尿管結石は、尿中の成分が固まった結石が腎臓や尿管にある状態です。腎臓内では症状がないこともありますが、尿管に詰まると急なわき腹・腰・下腹部の痛み、血尿、吐き気などが起こります。感染や尿の流れの閉塞を伴う…
腎臓がん
ここでは、腎臓で尿をつくる組織から生じる腎細胞がんを説明します。尿が集まる場所にできる腎盂がんとは性質や治療が異なります。早期には無症状のことが多く、画像検査で偶然見つかります。血尿、背中や腰の痛みなどがある場…
腎血管筋脂肪腫
腎血管筋脂肪腫は、血管・平滑筋・脂肪からなる腎臓の腫瘍です。通常の型は良性で、健診などの画像で偶然見つかることがあります。症状がなくても経過を確認する場合があり、出血すると腰・わき腹の痛みや血尿が生じます。大量…
腎静脈血栓症
腎静脈血栓症は、腎臓から血液を送り出す静脈に血栓ができ、血流を妨げる病気です。ゆっくり進行して症状が乏しい場合もあれば、急に発症して背中・脇腹の痛み、血尿、尿量の減少、吐き気などが出る場合もあります。腎臓の機能…
腰椎分離症・腰椎すべり症
腰椎分離症は、腰の骨の後方に繰り返し力がかかって小さな亀裂ができる状態です。成長期のスポーツ選手で起こりやすく、腰を反らしたときに痛むことがありますが、症状がない人もいます。分離部が残った状態で骨がずれると『分…
腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアは、腰の骨の間でクッションの役割をする椎間板が突出し、神経を刺激・圧迫する病気です。腰やお尻の痛みだけでなく、片側の太ももから足へ広がる痛み・しびれや、足に力が入りにくい症状が出ます。歩くと症…
腰部脊柱管狭窄症
腰部脊柱管狭窄症は、腰の神経が通る脊柱管が狭くなり、神経根や馬尾神経が圧迫される病気です。立っているときや歩いているときにお尻・脚の痛みやしびれが強まり、座る・前かがみで休むと軽くなり、また歩けるようになる『神…
腸炎ビブリオ食中毒
腸炎ビブリオ食中毒は、主に海水由来の腸炎ビブリオで汚染された魚介類を食べて起こる腸炎です。食後おおむね半日で激しい腹痛と水様性下痢が出ることが多く、吐き気、嘔吐、発熱を伴う場合もあります。多くは数日で回復します…
腸管出血性大腸菌感染症(O157など)
腸管出血性大腸菌感染症は、毒素を作る大腸菌による感染症です。O157のほか、O26やO111などもあります。下痢、強い腹痛、血便がみられ、溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症を合併することがあります。症状が軽い場…
腸管癒着症
腸管癒着は、お腹の中に傷あとに似た組織ができ、腸同士や腸と腹壁などがくっつく状態です。癒着があっても多くの人には症状がありません。症状が出ると腹痛、腹部膨満、吐き気などを伴い、腸の通り道が塞がる腸閉塞につながる…
腸結核
結核菌が腸に病変を作る肺外結核の一つです。腹痛、下痢、発熱、下血、体重減少などがみられますが、無症状の場合もあります。腸が狭くなると腸閉塞を起こすことがあります。症状が長引く場合は消化器内科で相談してください。
腸脛靱帯炎
腸脛靱帯炎は、ランニングなど膝の曲げ伸ばしを繰り返すと、膝の外側に痛みが出る障害で、ランナー膝とも呼ばれます。初めは走り終えた後だけ痛み、進むと運動中や歩行・階段でも痛むことがあります。痛みの場所が膝の外側以外…
腸重積症
腸重積症は、腸の一部が隣の腸に入り込み、腸が詰まったり血流が悪くなったりする病気です。乳幼児に多く、急に激しく泣く・落ち着くことを繰り返す、顔色が悪い、吐くなどが手がかりです。痛みの合間は元気に見えることもあり…
腸閉塞
腸閉塞は、腸の中身が通れなくなる状態です。波のある腹痛、吐き気・嘔吐、お腹の張り、便やガスが出にくいことなどがみられます。完全に閉じていなくても症状は出るため、便が少し出ることだけで否定できません。強い痛みが続…
腸間膜動脈閉塞症
腸間膜動脈閉塞症は腸へ血液を送る動脈が急に詰まり、腸の血流が不足する病気です。急に始まる強い腹痛が典型的ですが、初期は腹部を押しても見た目や触診の異常が痛みほど強くない場合があります。吐き気、嘔吐、血便が出るこ…
腹圧性尿失禁
腹圧性尿失禁は、咳・くしゃみ、走る、重い物を持つなど、お腹に力がかかったときに意図せず尿が漏れる状態です。女性に多く、妊娠・出産後などにもみられます。突然の強い尿意とともに漏れる切迫性尿失禁とは区別しますが、両…
腹壁瘢痕ヘルニア
腹壁瘢痕ヘルニアは、手術の傷あとで腹壁の筋膜が弱くなり、腸や脂肪が皮膚の下へ押し出される状態です。立つ・いきむ時に膨らみ、横になると目立たなくなることがあります。急に戻らなくなり強い痛みや嘔吐を伴う場合は腸閉塞…
腹膜炎
腹膜炎は、腹部の臓器を覆う膜(腹膜)に炎症が起こる状態です。腹痛、腹部の張り、発熱、吐き気などがみられ、炎症が広く及ぶ場合は急速に全身状態が悪化することがあります。細菌感染だけを意味する病名ではなく、感染、臓器…
腹部大動脈瘤
腹部大動脈瘤は、腹部を通る大動脈の一部が広がる病気です。多くは無症状で、腹部超音波やCTで見つかります。腹痛、腰や背中の痛みが新たに出た場合は早急に診察を受けてください。突然の激しい腹痛・背部痛、失神、冷や汗、…
膀胱尿管逆流症
膀胱尿管逆流症(VUR)は、膀胱にたまった尿が尿管、場合によっては腎臓側へ逆流する状態です。逆流自体で症状が出ないこともありますが、尿路感染症を繰り返す、出生前後の超音波で異常を指摘されるなどのきっかけで見つか…
膀胱瘤
膀胱瘤は、骨盤内の臓器を支える組織が弱くなり、膀胱に押されて腟の前側の壁が膨らむ骨盤臓器脱の一種です。腟に何か挟まる・下がる感じ、腟の出口の膨らみが出ることがあります。尿が出しにくい、残尿感、尿漏れなどを伴う人…
膝半月板断裂
膝半月板断裂は、膝の中で衝撃を和らげる半月板に裂け目ができた状態です。膝の痛み、腫れ、曲げ伸ばしの引っかかりが起こり、膝が動かなくなる『ロッキング』を伴うこともあります。断裂していても歩ける人がいます。膝が伸び…
膝蓋骨亜脱臼症候群
膝蓋骨亜脱臼は、膝のお皿が本来の溝から一部ずれて不安定になる状態です。完全に溝から外れる膝蓋骨脱臼とは程度が異なります。膝の前側の痛み、ずれる感覚、腫れや動かしにくさが生じます。脱臼が自然に戻っても骨や軟骨が傷…
膝関節靱帯断裂
膝関節靱帯断裂は、膝を支える靱帯が強く引き伸ばされて切れるけがです。急な方向転換、着地、転倒や衝突の後に痛み、腫れ、膝が外れそうな不安定感が現れます。膝を曲げ伸ばしできない、体重をかけられない、変形がある場合は…
膠原病
膠原病はひとつの病名ではなく、免疫の異常が関節、皮膚、筋肉、血管や内臓などに炎症を起こす病気の総称です。関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、全身性強皮症、皮膚筋炎などが含まれます。関節の腫れ、発熱、疲労、皮疹…
膵がん
多くは膵管から発生するがんです。小さいうちは症状が出にくく、進行すると腹痛、背中の痛み、体重減少、食欲不振、黄疸などが起こることがあります。糖尿病の新たな発症や悪化をきっかけに調べる場合もあります。これらの症状…
膵嚢胞
膵嚢胞は膵臓の中や周囲にできる液体を含んだ袋状の病変です。画像検査で偶然見つかることが多く、無症状のこともあります。膵炎後の炎症性の嚢胞と、膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)などの腫瘍性の嚢胞では対応が異なります…
膿胸
膿胸は、肺を包む胸膜の間の空間(胸腔)に膿がたまる重い感染症です。肺炎に続いて起こることが多く、発熱、胸の痛み、咳、息苦しさがみられます。高齢者や持病のある人では症状がはっきりしないこともあります。呼吸が苦しい…
自己免疫性溶血性貧血
自己免疫性溶血性貧血は、自分の赤血球に反応する抗体によって赤血球が壊れ、貧血になる病気です。疲れやすさ、息切れ、黄疸などが現れます。抗体の性質により温式と冷式などの病型があり、経過や治療法は異なります。国の指定…
自己免疫性肝炎
自分の肝細胞に対する免疫反応が関わる肝炎です。中年以降の女性に多いものの、男性にも起こります。だるさ、黄疸、関節痛などが現れ、急性肝炎のように発症したり、肝硬変へ進行したりすることもあります。
自然気胸
自然気胸は、外傷などによらず肺から胸膜腔へ空気が漏れ、肺が広がりにくくなる状態です。突然の胸痛や息苦しさが代表的な症状ですが、痛みの強さには個人差があります。 肺に明らかな基礎疾患がない原発性と、COPDや間質…
自閉スペクトラム症(ASD)・旧称:広汎性発達障害
広汎性発達障害(PDD)は、自閉症やアスペルガー症候群などを含めて使われてきた名称です。現在は自閉スペクトラム症(ASD)という名称が広く使われています。 対人コミュニケーション、興味や行動のパターン、感覚の敏…
舌がん
舌がんは、動かせる舌の部分にできる口腔がんで、舌の両脇にできることが多い病気です。舌のしこり、治りにくいただれや口内炎、しびれ、動かしにくさなどが手がかりになります。初期は痛みが目立たない場合もあります。変化が…
舌咽神経痛
舌咽神経痛は、舌の付け根や扁桃のあたりからのど・耳へかけて、片側に電気が走るような強い痛みが短く繰り返す病気です。飲み込む、噛む、話す、咳をするなどの動作で誘発されることがあります。まれに痛みの発作とともに脈が…
舌炎
舌炎は、舌に赤み、腫れ、ただれ、痛みなどが生じる状態の総称です。表面が滑らかになってしみる場合もあります。歯や入れ歯が当たる傷、口内炎、感染、栄養不足など見た目の似た原因があるため、「舌炎」だけで治療を決めるこ…
舌痛症
舌痛症は、舌や口の中がヒリヒリ、焼けるように痛むのに、診察で痛みを説明する明らかな病変が見つからない状態を指すことがあります。現在は口腔灼熱痛症候群という名称も使われます。国際分類では、1日2時間を超える痛みが…
舟状骨骨折
舟状骨骨折は、親指側の手首にある舟状骨が折れるけがです。転倒して手をついた後、親指の付け根や手首の親指側が痛み、腫れることもあります。痛みが比較的軽く、捻挫と思われる場合もあります。親指側を押すと痛い、手首の痛…
航空性中耳炎(飛行機耳)
航空性中耳炎は、飛行機の上昇・下降、とくに着陸時の気圧変化で鼓膜の内外に圧の差ができ、耳の詰まりや痛みが起こる状態です。聞こえにくさや耳鳴りを伴うこともあります。多くは短時間で軽くなりますが、強い痛み、出血、め…
良性発作性頭位めまい症
良性発作性頭位めまい症(BPPV)は、寝返りや起き上がりなどで頭の位置が変わったとき、短い回転性のめまいを繰り返す病気です。典型的なめまいは数十秒ほどで治まり、難聴や耳鳴り、言葉・手足の異常は通常伴いません。た…
色覚異常
色覚異常(色覚特性)は、特定の色の組み合わせを区別しにくいなど、色の見え方が多くの人と異なる状態です。生まれつきのことも、後から眼や視神経の病気、薬の影響などで起こることもあります。先天性では自覚しにくいことが…
花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)
花粉症は、花粉が原因で起こる季節性のアレルギーです。くしゃみ、透明な鼻水、鼻づまりに加え、目のかゆみや充血、涙が出ることがあります。スギ・ヒノキ以外の花粉でも起こり、症状が出る時期は地域や原因となる植物によって…
薬剤性咳嗽
薬剤性の咳は、服用している薬が関係して起こる咳です。代表的なのは、血圧や心臓の病気に使うACE阻害薬による乾いた咳です。服薬開始後にすぐ出る場合も、しばらくしてから気づく場合もあります。ただし、薬を飲んでいる人…
薬剤性大腸炎(薬剤性腸炎)
薬剤性大腸炎は、薬の使用に関連して大腸に炎症や障害が起こる状態の総称です。下痢、腹痛、血便などがみられますが、原因薬と発症の仕組みによって症状も時期も異なり、「服用後3~4日で必ず発症」とは言えません。血便、強…
薬剤性難聴(耳毒性)
薬剤性難聴は、薬の影響で内耳が傷つき、聞こえにくさや耳鳴りが生じる状態です。高い音から聞こえにくくなり、本人が気づきにくいことがあります。めまいやふらつきを伴うこともあります。薬を使用中に耳鳴りや聞こえ方の変化…
薬物による脱毛症
薬物による脱毛症は、治療に使う薬の影響で頭髪や体毛が抜ける状態です。脱毛の範囲と始まる時期は薬の種類、量、本人の体質により異なります。がんの薬物療法では開始後1~3週間ごろから抜け始める場合がありますが、すべて…
薬物アレルギー
薬物アレルギーは薬に対する過敏な反応で、飲み薬や注射だけでなく、湿布、塗り薬、目薬などでも起こり得ます。使用後すぐから数時間でじんましん、息苦しさ、嘔吐、血圧低下などが出る即時型と、数日後以降に発疹や発熱などが…
薬物性肝障害
医薬品や健康食品などが関係して肝臓に障害が起きる状態です。だるさ、食欲低下、吐き気、発疹、かゆみ、黄疸などがみられますが、症状がなく血液検査で見つかることもあります。服用開始後すぐに限らず、数か月以上たってから…
虚血性大腸炎
虚血性大腸炎(大腸虚血)は、大腸への血流が一時的または持続的に不足し、粘膜が傷つく病気です。突然の腹痛の後に下痢や赤い血便が出ることがあります。軽い例は回復することもありますが、症状だけで重症度を見分けられませ…
虫垂炎(いわゆる盲腸)
虫垂炎は、大腸の始まりに付く虫垂に炎症が起こる病気です。いわゆる「盲腸」ですが、炎症が起こるのは主に虫垂です。痛みがへその周りから右下腹部へ移ることがありますが、全員が典型的な経過をたどるわけではありません。食…
血友病
血友病は、血を固める凝固因子の働きが不足し、出血を止めにくくなる病気です。第VIII(8)因子の異常による血友病Aと、第IX(9)因子の異常による血友病Bがあります。大きなあざ、けが・抜歯・手術後の止まりにくい…
血栓性静脈炎
血栓性静脈炎は、静脈に血栓と炎症が生じ、血管に沿った痛み、赤み、熱感、腫れなどを起こす病気です。皮膚のすぐ下の静脈では、硬い筋やしこりのように触れることもあります。この記事では主に表在性の病気を扱います。深部静…
血栓症
血栓症は、血管の中にできた血の塊(血栓)が血流を妨げる病気の総称です。血栓ができた場所や運ばれた先によって、脳梗塞、心筋梗塞、深部静脈血栓症、肺血栓塞栓症などを起こします。血栓の一部が離れて血流に乗り、別の血管…
血管性認知症
脳の血管の障害によって脳細胞が傷つき、考える速さ、注意、記憶、段取りなどに支障が出る認知症です。歩行や気分・行動にも変化がみられることがあります。急に始まる場合と徐々に進む場合があり、アルツハイマー病を併せもつ…
裂肛
裂肛(切れ痔)は、肛門の出口付近の皮膚に小さな裂け目ができる状態です。排便中に鋭い痛みが生じ、排便後もしばらく続くことがあり、紙や便に少量の鮮血が付くことがあります。ただし、肛門出血をすべて裂肛と決めることはで…
裂頭条虫症
裂頭条虫症は、生または加熱が不十分な魚にいる裂頭条虫の幼虫を食べて感染する条虫症です。サケ・マス類などが感染源になる種類があります。無症状の人も多く、腹部の不快感、下痢、吐き気などが出ることがあります。便に白く…
褐色細胞腫
褐色細胞腫は、副腎髄質の細胞から生じる腫瘍です。関連する副腎以外の腫瘍をパラガングリオーマと呼び、合わせてPPGLと扱います。 カテコールアミンというホルモンを過剰に出すと、高血圧、動悸、頭痛、発汗などが起こり…
視神経炎
視神経炎は、眼から脳へ視覚情報を運ぶ視神経に炎症が起こる病気です。片目または両目の急な見えにくさ、視野の中央の欠け、色の見え方の変化、目を動かすときの痛みなどが現れます。ただし痛みがない場合もあり、片目だけの変…
視神経萎縮
視神経萎縮(ししんけいいしゅく)は、網膜から脳へ視覚の情報を運ぶ視神経の線維が損傷し、眼底で視神経乳頭が白っぽく見えるなどの変化を示す状態です。一つの決まった原因の病名ではありません。視力低下、見える範囲が狭く…
角膜ヘルペス(単純ヘルペス角膜炎)
角膜ヘルペスは、主に単純ヘルペスウイルスが黒目の表面などに炎症を起こす病気です。多くは片目に赤み、痛みや異物感、まぶしさ、涙、かすみが出ます。症状の強さだけでは病気を見分けられず、放置すると角膜の傷や濁りが視力…
角膜潰瘍
角膜潰瘍は、黒目の透明な角膜に深い傷や組織の欠損ができた状態です。目の赤み、痛み、涙、まぶしさ、かすみや視力低下が現れ、白い点や濁りが見える場合もあります。感染が進むと角膜に傷跡を残し、視力に影響することがあり…
角膜真菌症(真菌性角膜炎)
角膜真菌症は、カビの一種である真菌が黒目の透明な角膜に感染した状態です。異物感、痛み、充血、涙、目やに、まぶしさ、見えにくさが生じ、角膜が白く濁ることがあります。見た目や症状だけで細菌性の角膜炎と区別できるとは…
解離性同一性障害
解離性同一性障害(解離性同一症)は、一人の中で自分らしさや行動の状態が切り替わり、日常の出来事や個人情報について記憶の空白が生じる状態です。状態の違いは本人や周囲が気づく場合も、外からは分かりにくい場合もありま…
解離性障害
解離性障害(解離症)は、記憶、意識、自分らしさや周囲の現実感が普段と違う形で途切れたり、つながりにくくなったりして、生活に困りごとが生じる状態の総称です。特定の時期を思い出せない解離性健忘、自分や周囲が現実でな…
誤嚥性肺炎
誤嚥性肺炎は、飲み込む力や咳で気道を守る力が低下した人に起こる肺炎です。食物だけでなく唾液などを、むせずに気道へ吸い込むこともあります。高齢者では典型的な発熱や激しい咳が目立たず、食欲がない、元気がない、ぼんや…
貨幣状湿疹
貨幣状湿疹は、丸から楕円形の強くかゆい湿疹ができる病気です。すね、腕、手などに現れ、赤いぶつぶつがまとまって、じくじくしたりかさぶたになったりします。繰り返すこともありますが、早めに適切な治療を受ければ改善が期…
赤芽球性プロトポルフィリン症(EPP)
赤芽球性プロトポルフィリン症(EPP)は、光を浴びると皮膚に強い痛みや灼熱感、腫れなどが起こる病気です。多くは子どもの頃から症状があり、短い時間の外出でもつらくなることがあります。見た目の赤みが乏しくても痛むた…
起立性低血圧症
起立性低血圧症は、横になった状態や座った状態から立つと血圧が下がり、めまい、ふらつき、目のかすみ、失神などが起こる状態です。転倒やけがにつながることがあります。普段の血圧が低くない人にも起こるため、立った際の症…
足底腱膜炎
足底腱膜炎は、かかとの下から足の指の付け根へ伸びる足底腱膜に負担がかかり、かかとの内側寄りや足裏が痛む状態です。朝起きて最初の一歩、長く座った後の歩き始めに強く痛み、動き始めると軽くなることがあります。痛みが続…
足白癬・手白癬
足白癬・手白癬は、皮膚糸状菌(白癬菌)が足や手の角層に感染する病気です。指の間が白くふやける型、小さな水ぶくれができる型、足裏や手のひらの角質が厚くなる型があります。かゆみが強い場合も、ほとんどない場合もありま…
足関節靱帯断裂
足関節靱帯断裂は、足首をひねるなどして関節を支える靱帯が切れた状態です。痛み、腫れ、皮下出血、体重をかけにくい症状が出ます。足首の骨折も似た症状を起こします。明らかな変形、骨の一点が強く痛む、数歩も歩けない、足…
身体表現性障害(旧称)と身体症状症・病気不安症
『身体表現性障害』は以前使われた広い診断名で、現在の診断名へ一対一で置き換わるものではありません。身体症状症では、痛みや疲れ、息苦しさなどの身体症状に強い苦痛があり、症状や健康への考え・不安・行動が生活に大きく…
軟骨無形成症
軟骨無形成症は、腕や脚が体幹に比べて短い低身長を特徴とする骨の病気です。頭が相対的に大きく見えることもあります。知的発達は通常保たれますが、乳児期には大後頭孔の狭さによる脊髄・呼吸への影響、睡眠時無呼吸に注意が…
転換性障害
転換性障害は、現在『機能性神経症状症(機能性神経障害)』とも呼ばれます。手足が動かしにくい、震える、感覚が変わる、声が出にくい、発作のような症状などが起こり、本人にとって実際の症状です。思い込みや演技で起こして…
転移性肝癌
転移性肝がん(肝転移)は、肝臓以外にできたがんが肝臓へ広がった状態です。肝臓そのものから発生する肝細胞がんとは治療方針が異なります。症状がないまま、元のがんの経過観察で受けた画像検査から見つかることもあります。…
転移性肺腫瘍
転移性肺腫瘍(肺転移)は、肺以外で始まったがんの細胞が肺に広がってできた病変です。肺から始まる原発性肺がんとは治療の考え方が異なります。がんの経過観察中の画像検査で、症状がないまま見つかることもあります。大きさ…
輸入脚症候群
輸入脚症候群は、胃切除後などの再建手術で作られた腸管の一部(輸入脚)の流れが妨げられ、胆汁・膵液などがたまる病気です。上腹部の痛み、張り、吐き気・嘔吐が起こり、黄疸や膵炎を伴うこともあります。急に強い腹痛が出る…
近視
近視は、目の力を抜いた状態で遠くから入る光の焦点が網膜より前に結ばれ、遠くがぼやける屈折異常です。近くは比較的見やすく、多くは眼鏡やコンタクトレンズで矯正できます。学童期に始まって進むことがありますが、全員が同…
進行性多巣性白質脳症
進行性多巣性白質脳症(PML)は、免疫の働きが弱くなったときにJCウイルスが脳で増え、神経を保護する髄鞘が障害される病気です。片側の手足の力が落ちる、視野や見え方が変わる、言葉が出にくい、考えたり歩いたりしにく…
進行性筋ジストロフィー
筋ジストロフィーは、筋肉の働きに必要なたんぱく質に関わる遺伝子の変化によって筋力が低下する病気の総称です。旧称の『進行性筋ジストロフィー』には複数の病型が含まれます。このページでは、ジストロフィンに関わるデュシ…
遊走腎
遊走腎は、寝た姿勢と立った姿勢などで腎臓の位置が通常より大きく変わる状態です。腎下垂や腎下垂症という言葉も使われますが、位置の変化だけを指す場合と、症状を伴う場合を区別する説明があります。無症状のこともあり、症…
過強陣痛
過強陣痛は、子宮の収縮が過度に頻回または長くなり、母体や赤ちゃんに負担がかかる状態です。強い痛みだけでは判断できず、陣痛の間隔・長さと胎児心拍を合わせて確認します。赤ちゃんの酸素供給に影響したり、母体の状態が悪…
過換気症候群
過換気症候群は、必要以上に速い・深い呼吸が続いて血液中の二酸化炭素が減り、息苦しさ、動悸、めまい、手足のしびれなどが起きる状態です。
過敏性肺炎
過敏性肺炎は、カビや鳥に関連する物質などを繰り返し吸い込んだ人の一部に、免疫反応による肺の炎症や線維化が起こる病気です。咳、息切れ、発熱、だるさなどが現れ、ゆっくり進む場合もあります。現在は肺の線維化が目立つか…
過敏性腸症候群
過敏性腸症候群(IBS)は、腹痛と排便の回数や便の形の変化が繰り返し生じる病気です。下痢型、便秘型、両方を繰り返す混合型などがあり、日常生活に支障を来すこともあります。診断には症状の経過と他の病気を疑う徴候の確…
過活動膀胱
過活動膀胱は、突然起こる我慢しにくい強い尿意(尿意切迫感)を中心に、昼間の頻尿や夜間に排尿のために起きる症状などがある状態です。トイレに間に合わず漏れる切迫性尿失禁を伴うこともありますが、尿漏れのない人もいます…
過食症
『過食症』は一般に神経性過食症を指します。短時間に多く食べて止められないと感じる過食を繰り返し、体重増加を防ごうとして自分で吐く、下剤を使う、絶食する、過度に運動するなどの行動を伴います。一方、過食を繰り返して…
遠視
遠視は、目のピントを合わせる働きを休ませると光が網膜より後ろに集まる屈折異常です。「遠くがよく見える」という意味ではありません。子どもは強い調節力で見かけ上よく見えることがありますが、強い遠視や左右差を放置する…
適応障害
適応障害は、仕事、学校、家庭、病気などのストレスとなる出来事や変化の後に、不安、落ち込み、不眠、身体の不調、普段と違う行動などが生じ、本人の苦痛や生活への支障が大きくなる状態です。症状は通常、ストレスとの時間的…
遺伝性出血性毛細血管拡張症
遺伝性出血性毛細血管拡張症(オスラー病、HHT)は、鼻や口の粘膜・皮膚などに小さな異常血管ができ、鼻血を繰り返すことが多い遺伝性の病気です。鼻血は少量から重いものまでさまざまで、繰り返す出血は鉄欠乏性貧血の原因…
遺伝性球状赤血球症
遺伝性球状赤血球症は、赤血球の膜を支えるたんぱく質の異常で、赤血球が丸くなり、主に脾臓で壊れやすくなる病気です。貧血、黄疸、脾臓の腫れがみられますが、軽症で大人になるまで気づかない人もいます。 長く赤血球が壊れ…
遺伝性痙性対麻痺
遺伝性痙性対麻痺は、主に両脚の筋肉のつっぱりと歩きにくさが進む遺伝性神経疾患の総称です。純粋型では脚の症状が中心で、複合型では視覚・聴覚や認知などの症状が加わることもあります。発症年齢や進行の速さは型によって異…
酒さ様皮膚炎
酒さ様皮膚炎は、顔に赤みや熱感、ひりつき、かゆみ、ニキビのような小さなぶつぶつや膿疱が出る状態です。顔に使ったステロイド外用薬との関連が疑われますが、見た目だけでは通常の酒さ、口囲皮膚炎、接触皮膚炎などと区別で…
重症筋無力症
重症筋無力症は、神経から筋肉へ命令を伝える部分に自己免疫の異常が起こり、筋力が低下する病気です。まぶたが下がる、物が二重に見える、手足や首が疲れやすい、話しにくい、飲み込みにくいなどの症状が現れます。症状は動作…
野球肘
野球肘は、投球を繰り返すことで肘に負担がかかって起こる障害の総称です。成長期の選手に多く、投球中や投球後に肘が痛んだり、曲げ伸ばしがしにくくなったりします。内側・外側・後方など痛む場所や傷む組織は人によって異な…
鉄欠乏性貧血
鉄欠乏性貧血は、体内の鉄が不足し、酸素を運ぶヘモグロビンを十分につくれなくなる貧血です。疲れやすさ、動悸、息切れ、めまい、顔色の悪さなどが出ますが、軽い場合は自覚症状がなく、健診で分かることもあります。 症状だ…
鎖骨骨折
鎖骨骨折は、首の下から肩に伸びる鎖骨が折れるけがです。肩から転倒した後に鎖骨付近が痛み、腫れや皮下出血が出たり、腕を上げにくくなったりします。骨のずれによって鎖骨の形が変わることもあります。骨が皮膚を突き破って…
門脈圧亢進症
門脈圧亢進症(もんみゃくあつこうしんしょう)は、腸などから肝臓へ血液を運ぶ門脈の圧力が高くなった状態です。初めは自覚症状がないこともありますが、食道や胃の静脈瘤、腹水、脾臓の腫れ、血小板の減少などを伴うことがあ…
閉塞隅角緑内障
閉塞隅角緑内障(へいそくぐうかくりょくないしょう)は、目の中の液体である房水の出口「隅角」が虹彩でふさがり、眼圧が上がって視神経が傷む緑内障です。隅角が狭いだけでは眼圧が高くない場合もあり、ゆっくり進む場合と、…
開放隅角緑内障
開放隅角緑内障(かいほうぐうかくりょくないしょう)は、目の中の房水の出口である隅角は開いているのに、視神経が傷み、視野に欠ける部分が生じる緑内障です。ゆっくり進むことが多く、初期には自覚症状がほとんどありません…
間質性肺炎
間質性肺炎は、肺胞の壁などに炎症や線維化が起こり、肺が硬くなって呼吸しづらくなる病気の集まりです。細菌性の一般的な肺炎と同じ治療をする病気ではありません。乾いた咳や動いたときの息切れが少しずつ増えることがありま…
関節リウマチ
免疫の異常によって関節の滑膜に炎症が起こる病気です。手足の関節の腫れや痛み、朝のこわばりなどがみられ、治療が遅れると関節の損傷につながります。症状の現れ方や持続時間には個人差があり、左右対称とは限りません。腫れ…
陥没乳頭
陥没乳頭は乳頭が内側に引き込まれている状態です。もともとの形で左右にみられることもあり、陥没しているだけで授乳ができないとは限りません。一方、以前は出ていた乳頭が新たに片側だけ引き込まれた、乳房にしこりがある、…
離断性骨軟骨炎
膝離断性骨軟骨炎は、膝関節の軟骨の下にある骨が弱くなり、進むと骨と軟骨の一部が周囲から離れる病気です。成長期の人にみられ、初期は運動後の鈍い痛みや違和感だけのこともあります。病変が不安定になると腫れや引っかかり…
難治性ネフローゼ症候群
難治性ネフローゼ症候群は、適切な治療を行っても十分な改善が得られない状態を指します。国内の成人の一次性ネフローゼ症候群の診断・治療指針では、ステロイドと免疫抑制薬を含む種々の治療を6か月行っても、完全寛解または…
雪眼炎・電気性眼炎
雪眼炎・電気性眼炎は、雪面からの反射や溶接の光などに含まれる強い紫外線で角膜の表面が傷つく病気で、「紫外線角膜炎」とも呼ばれます。浴びた直後ではなく数時間後に、両目の強い痛み、まぶしさ、涙、充血、異物感、見えに…
電撃傷
電撃傷は、感電や落雷など電気によって皮膚や体内の組織が傷つくことです。皮膚に小さな傷しか見えなくても、心臓の不整脈、深い筋肉や神経の損傷、転倒によるけがが起こり得ます。意識がない、呼吸が異常、胸痛、強いやけど、…
霰粒腫
霰粒腫(さんりゅうしゅ)は、まぶたの脂を出すマイボーム腺が詰まり、まぶたにしこりができる状態です。典型的には痛みの少ない丸いしこりで、感染による麦粒腫(ものもらい)とは違います。ただし炎症が強いと赤く腫れ、痛む…
非小細胞肺がん
非小細胞肺がんは、肺がんのうち小細胞肺がん以外の型をまとめた呼び方で、腺がんや扁平上皮がんなどを含みます。早期には症状がないこともあります。咳、痰、血痰、胸の痛み、息切れなどが続く場合は診察を受けます。画像で疑…
音響外傷
音響外傷は、ライブ会場や銃声・爆発音など大きな音にさらされた後に、耳が詰まる感じ、耳鳴り、聞こえにくさが起こる状態です。直後だけでなく、帰宅後や翌朝に気づくこともあります。片耳にも両耳にも起こり、軽く感じても聴…
頚椎後縦靱帯骨化症
頚椎後縦靱帯骨化症は、首の骨の内側を縦に走る靱帯が骨のように硬く厚くなり、脊髄や神経を圧迫し得る病気です。画像で骨化が見つかっても症状がない人がいます。症状が出ると手足のしびれ、ボタンを留めにくい・箸を使いにく…
頚椎捻挫
頚椎捻挫は首に急な力が加わった後に起こる頚部外傷の一つです。「むち打ち」は首の外傷を指す一般的な呼び方で、頚椎捻挫と同じ診断名ではありません。首の痛みやこわばり、動かしにくさ、頭痛などが出ます。症状は直後に始ま…
頚椎椎間板ヘルニア
頚椎椎間板ヘルニアは、首の骨の間の椎間板が突出し、腕へ向かう神経根や脊髄を圧迫する病気です。首・肩甲骨・腕の痛みやしびれが主な症状です。脊髄まで圧迫されると、両手の細かな動作がしにくい、歩きにくい、手足の力が落…
頚椎症性神経根症
頚椎症性神経根症は、首から出て腕へ向かう神経根が刺激・圧迫され、肩から腕・手指に痛みやしびれが出る状態です。片側に出ることが多く、首を後ろに反らすと強くなる場合があります。筋力低下や筋萎縮は重い場合の所見で、必…
頚椎症性脊髄症
頚椎症性脊髄症は、加齢に伴う首の骨・椎間板・靱帯の変化などで脊髄が圧迫され、手足に症状が出る病気です。ボタンを留めにくい、箸やペンを扱いにくい、脚がもつれる、階段で手すりが必要になるといった変化が手掛かりです。…
頭蓋内出血
新生児の頭蓋内出血は、頭蓋骨の内側で起こる出血の総称で、脳室内、脳実質、硬膜下など場所によって状態が異なります。早産児では脳室の周囲にある未熟な血管から脳室内出血が起こることがあります。少量なら症状がないことも…
頭血腫
頭血腫(とうけっしゅ)は、赤ちゃんの頭蓋骨と骨膜の間に血液がたまってできるふくらみです。分娩直後には目立たず、後から見つかることもあります。骨膜の下にあるため、通常は一つの骨の範囲にとどまり、骨と骨の境目を越え…
頭部白癬
頭部白癬(しらくも)は、白癬菌が頭皮や毛に感染する病気です。フケのような鱗屑、毛の折れや部分的な脱毛がみられ、かゆみが目立たない場合もあります。強く炎症を起こすケルスス禿瘡では、赤く腫れて痛みや排膿がみられます…
頸椎症
頸椎症は首の椎間板や関節に加齢性の変化が起こる状態です。首や肩の痛みだけの場合も、神経根の圧迫で腕・手に痛みやしびれが出る場合もあります。手が不器用になる、歩きにくい、足がつっぱる、排尿に変化が出る時は脊髄の圧…
頸管無力症
頸管無力症は、妊娠中期に強い陣痛などがないのに子宮頸管が短くなったり開いたりし、後期流産や早産につながる状態です。症状がないこともありますが、下腹部の圧迫感、分泌物の変化、出血などがみられる場合もあります。過去…
顎関節症
顎関節症は、耳の前にある顎関節やあごを動かす筋肉に、痛み、口の開けにくさ、動かすときの音などが現れる状態の総称です。音だけで痛みや開口障害がない場合は、必ずしも治療が必要とは限りません。痛みで食事がしにくい、口…
顎関節脱臼
顎関節脱臼は、下あごの関節が正常な位置から外れ、口を開いたまま閉じられなくなる状態です。耳の前の痛み、よだれ、話しにくさ、かみ合わせのずれを伴うことがあります。口が閉じられないときは無理に押し戻さず、速やかに歯…
顎骨骨折
顎骨骨折は上あごまたは下あごの骨が折れた状態です。顔を打った後に腫れ・痛み・口の出血、かみ合わせの変化、口の開け閉めのしにくさ、唇やあごのしびれがあれば骨折を疑います。ぶつけた場所から離れた顎関節付近が折れる場…
顔面神経麻痺
顔面神経麻痺は、顔の片側の表情筋が動きにくくなり、眉を上げにくい、まぶたを閉じられない、口から水が漏れるなどが起こる状態です。味覚の変化や耳の痛みを伴うこともあります。突然顔が下がった場合、手足の力が入らない・…
風疹
風疹は風しんウイルスによる感染症で、発熱、発疹、耳の後ろや首のリンパ節の腫れなどが現れます。症状がはっきりしない場合もあります。妊娠早期の感染では、胎児に難聴・白内障・心臓病などの先天性風しん症候群が起こること…
風邪
一般に風邪(普通感冒)は、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳などがみられる急性の呼吸器感染症です。多くは自然に改善します。似た症状でもインフルエンザや肺炎などの場合があり、症状だけで原因を決めつけることはできません…
飛蚊症
飛蚊症(ひぶんしょう)は、黒い点や糸くず、輪のような影が視界の中で動いて見える症状です。白い壁や空を見たときに気づきやすく、視線を動かすと影も漂うように動きます。多くは硝子体の変化によるものですが、新しく現れた…
食物アレルギー
食物アレルギーは、特定の食べ物に免疫が反応して起こる症状です。多い即時型では食べてからおおむね2時間以内に、じんましん、口や唇の腫れ、咳、息苦しさ、腹痛、嘔吐などが出ます。症状や出るまでの時間は人によって異なり…
食道がん
食道がんは、食道の内側の粘膜から生じるがんです。日本では扁平上皮がんが多いものの、腺がんなどもあり、組織型や広がりによって治療方針が変わります。早期は自覚症状がないことが多く、進行すると飲食時の胸の違和感やつか…
食道けいれん
食道けいれん(遠位食道けいれん)は、飲み込んだものを胃へ送る食道の収縮が一部で通常より早く起こる食道運動障害です。胸の中央の痛みや、固形物・飲み物のつかえが起こります。ただし胸痛だけで食道けいれんとは判断できず…
食道の良性腫瘍
食道の良性腫瘍には平滑筋腫、脂肪腫、ポリープなど複数の種類があります。小さいうちは症状がないことが多く、健診の内視鏡で偶然見つかります。大きくなると飲み込みにくさ、食べ物がつかえる感じ、胸の違和感などが出ること…
食道アカラシア
食道アカラシアは、飲み込んだ食物を胃へ送る食道の動きが障害され、食道と胃の境目にある下部食道括約部が十分に開かなくなる病気です。食べ物だけでなく水もつかえる、食べた物が口へ戻る、胸が痛む、体重が減る、夜間に逆流…
食道モリニア症
食道モリニア症は、現在は食道カンジダ症、カンジダ性食道炎と呼ばれることが多い病気です。カンジダという真菌が食道で増え、飲み込むときの痛み、食べ物のつかえ感、胸の奥の痛みなどが出ます。症状が目立たず、内視鏡で見つ…
食道・胃静脈瘤
食道・胃静脈瘤は、食道や胃の壁の静脈が膨らんだ状態です。静脈瘤自体は通常無症状ですが、破れると吐血、黒色便、めまい、冷や汗などを起こし、大量出血では命に関わります。吐血や黒い便が出たときは、出血量が少なく見えて…
食道潰瘍
食道潰瘍は、食道粘膜に比較的深い傷ができた状態で、食道炎に伴って見つかることもあります。胸やけ、飲み込むときの痛み、食べ物がつかえる感じ、胸痛などが現れます。吐血、黒色便、食べ物や水分が飲み込めない、強い胸痛が…
食道炎
食道炎は食道の粘膜に炎症が起きた状態です。胸やけ、酸っぱいものが上がる感じ、飲み込むときの痛みやつかえ、胸の痛みなどがみられます。ただし胸の痛みを食道炎と決めつけてはいけません。数分以上続く胸痛、息切れを伴う胸…
食道狭窄
食道狭窄は、食道が実際に狭くなり、食べ物が通りにくくなる状態です。初めは固形物がつかえ、進むと柔らかい食事や飲み物も飲みにくくなることがあります。飲み込みにくさ、体重減少、食事の逆流などがある場合は早めに消化器…
食道神経症
「食道神経症」は、胸の違和感、飲み込みにくさ、食べ物のつかえなどをまとめて呼んだ古い表現です。現在は症状を分けて調べ、食道の形や動き、胃食道逆流などで説明できない場合に、食道の感覚過敏や脳と消化管の情報処理が関…
食道裂孔ヘルニア
食道裂孔ヘルニアは、胸とお腹を隔てる横隔膜の食道が通る穴から、胃の一部が胸側へ出る状態です。よくある滑脱型は症状がないこともあります。一方、胃酸が食道へ逆流しやすくなると、胸やけ、酸っぱいものが上がる感じ、胸の…
骨盤位
骨盤位(逆子)は、胎児の頭が上、臀部や足が子宮の出口側にある状態です。妊娠中期には珍しくなく、多くは成長とともに頭位になります。胎位は診察や超音波で確認します。出産が近づいても骨盤位なら、担当の産科医と出産方法…
骨端線損傷(成長軟骨板の骨折)
骨端線損傷は、成長期の骨の端にある成長軟骨板を傷めるけがです。転倒やスポーツなどの後、関節の近くが痛む・腫れる、手や足を使いたがらない、体重をかけられないときは骨折を疑って整形外科へ。歩けることや腫れが少ないこ…
骨粗鬆症
骨粗鬆症は骨の強さが低下し、軽い転倒などでも骨折しやすくなる病気です。骨折するまで自覚症状がないことも多く、背中や腰の痛み、身長の低下、背中が丸くなる変化は背骨の骨折が関係する場合があります。手首、背骨、太もも…
骨腫瘍
骨腫瘍は骨にできた腫瘤の総称で、良性の病変、骨から生じる悪性腫瘍、ほかの臓器のがんが骨に転移した病変があります。痛みや腫れが続く、夜間や安静時にも痛む、軽い力で骨折するなどが手掛かりですが、症状がない例もありま…
骨軟化症
骨軟化症は、成人の骨に十分なミネラルが沈着せず、骨が弱くなる病気です。子どもの成長期に似た仕組みで起こる病気は「くる病」と呼ばれます。腰・脚などの骨の痛み、太もも周囲の筋力低下、階段を上りにくい・歩きにくいとい…
骨髄異形成症候群
骨髄異形成症候群(MDS)は、骨髄で血液をつくる細胞に異常が生じ、赤血球・白血球・血小板の一部または複数が十分につくられなくなる、複数の病型の総称です。血球の減少により息切れ・だるさ、発熱や感染、あざ・鼻血など…
骨髄線維症
骨髄線維症は、血液をつくる骨髄が線維化し、血球を正常につくりにくくなる病気です。原発性骨髄線維症と、真性多血症・本態性血小板血症から移行した病型などがあります。貧血による疲れ・息切れ、脾臓の腫れによる左上腹部の…
高カリウム血症
高カリウム血症は血液中のカリウム濃度が高くなった状態です。軽度から重度まで症状がないこともありますが、上昇すると筋力低下、しびれ、動悸などが起こり、危険な不整脈や心停止につながる場合があります。症状がなくても、…
高カルシウム血症
高カルシウム血症は、血液中のカルシウムが高い状態です。軽い場合は無症状のこともありますが、のどの渇きや尿の増加、便秘、食欲低下、吐き気、筋力低下などが現れます。高い状態が強い、または急に進むと、脱水、意識がぼん…
高ビリルビン血症
新生児高ビリルビン血症は、血液中のビリルビンという物質が増えた状態です。皮膚や白目が黄色くなる黄疸として気づくことがあります。新生児には生理的な黄疸もよくみられ、多くは治療なしで改善しますが、数値が高い、早く出…
高血圧性脳症
高血圧性脳症は、急な、または著しい血圧の上昇によって脳の血流調節が破綻し、脳にむくみが生じる緊急の病態です。頭痛、吐き気・嘔吐、見え方の異常、意識の変化、けいれんなどが起こります。治療が遅れると重い脳障害や死亡…
高血圧症
高血圧症は、血圧が高い状態が続く病気です。自覚症状が乏しくても、脳卒中や心臓・腎臓の病気のリスクを高めます。診察室では収縮期(上の血圧)140mmHg以上、または拡張期(下の血圧)90mmHg以上が診断の基準で…
魚鱗癬
魚鱗癬は皮膚が乾いて厚くなり、魚のうろこのような細かい皮むけが続く病気の集まりです。腕や脚を中心にみられる軽い型から、全身の赤みや厚い角質を伴う重い型まであります。乾燥やかゆみのほか、重い場合はひび割れ、感染、…
鳥インフルエンザ
鳥インフルエンザは、主に鳥に感染するA型インフルエンザウイルスによる病気で、まれに人にも感染します。人では結膜炎、咳、発熱などの軽症から肺炎・呼吸不全まで幅があり、発熱がない場合もあります。潜伏期間や重さを全て…
鵞足炎
鵞足炎は、膝の内側で関節の少し下に付く三つの腱や、その下の滑液包の周囲が痛む状態です。階段の上り下り、走る、立ち上がる動作などで痛み、押すと局所に圧痛が出ることがあります。スポーツをしない人にも起こります。膝の…
麻疹
麻疹(はしか)は麻しんウイルスによる感染症です。発熱、咳、鼻水などに続いて高熱と発疹が現れ、肺炎や脳炎などを合併する場合があります。疑う症状があるときは直接待合室へ行かず、まず医療機関へ電話し、受診方法を確認し…
黄斑上膜(黄斑前膜)
黄斑上膜は、細かいものを見る網膜の中心「黄斑」の表面に薄い膜が張り、網膜を引っ張る病気です。初期は無症状のこともありますが、徐々に文字や直線がゆがむ、中心が見えにくい、視力が落ちるなどの症状が出ます。新たなゆが…
黄斑円孔
黄斑円孔は、物を見る中心の黄斑にある中心窩の網膜に穴が開く病気です。片目で直線がゆがむ、見ようとする中心が欠ける、視力が落ちるなどが起こります。物のゆがみや中心の見えにくさが新たに出たら眼科で相談してください。…
黄熱
黄熱は、主にアフリカと南米の一部で蚊が媒介するウイルス感染症です。発熱、頭痛、筋肉痛などから始まり、重症化すると黄疸、出血、肝臓や腎臓の障害が起こります。該当地域への渡航後に発熱した時は、渡航先と蚊に刺された可…
黄色ブドウ球菌食中毒
黄色ブドウ球菌食中毒は、食品の中で菌が作ったエンテロトキシンを食べて起こる毒素型の食中毒です。食後30分~数時間で急な吐き気・嘔吐、腹痛、下痢が起こり、多くは1日ほどで回復します。ただし繰り返す嘔吐で水分を保て…
鼓膜損傷
鼓膜損傷は、耳の奥で音を伝える鼓膜に傷や穴ができた状態です。耳の痛み、耳鳴り、聞こえにくさ、出血や耳だれが起こることがあります。耳かきや綿棒で傷つけた、耳を打った、爆発音や急な気圧変化があった後に症状が出た場合…
鼠径ヘルニア
鼠径ヘルニアは、足の付け根に腸や脂肪組織などが腹壁の弱い部分から出て、ふくらみを作る病気です。立つ・せき込むと目立ち、横になると戻ることがあります。痛みや違和感がない場合もあります。ふくらみが急に戻らず強く痛む…
鼻の変形
鼻の変形には、鼻筋がへこむ鞍鼻、曲がる斜鼻、背が高く見えるハンプ、幅が広い広鼻などがあります。見た目の悩みだけでなく、鼻づまりや呼吸のしにくさがある場合もあります。変形が急に進む、外傷後の痛みや出血が続く場合は…
鼻出血(鼻血)
鼻出血は鼻の粘膜からの出血です。多くは鼻の入口近くにある血管が傷ついて起こり、家庭での圧迫で止まります。大量に出る、ふらつく、息苦しい、顔や頭を打った後に出た場合は急いで医療機関に相談してください。適切に小鼻を…
鼻性視神経症(鼻性視神経炎)
鼻性視神経症は、副鼻腔の病変によって視神経の働きが障害される状態です。以前の「鼻性視神経炎」という呼び方は炎症性の原因を示しますが、副鼻腔のう胞などが視神経を圧迫して起こる場合もあります。急な視力低下、視野の欠…
鼻涙管閉塞
鼻涙管閉塞は、涙を目頭から鼻へ流す経路のうち鼻涙管がふさがり、涙があふれたり目やにが増えたりする状態です。乳児に生まれつきみられる場合と、成人になってから起こる場合があります。目頭が赤く腫れて強く痛む、発熱を伴…
鼻腔異物(鼻に物が入ったとき)
鼻腔異物は、子どもがビーズ、豆、おもちゃの部品などを鼻に入れ、出せなくなった状態です。見ていない間に入れた場合は、片側だけの鼻づまり、悪臭のある鼻水、鼻血が手がかりになります。異物が見えなくても、片側だけの症状…
鼻茸
鼻茸(鼻ポリープ)は、鼻や副鼻腔の粘膜からできる柔らかい盛り上がりです。鼻づまり、鼻水がのどに流れる感じ、においが分かりにくいなどの症状があり、味が分かりにくいと感じることもあります。小さいものは症状が乏しい場…