安易な自己判断は重大な病気を見逃すこともあります。症状がある場合は医師にご相談ください。

高血圧症の症状

高血圧症についての説明です。前述の通り安易な自己判断はせずに、体調が悪いときは医師(専門医)に相談するようにしてください。

高血圧症とは、名前の通り通常よりも血圧が高い状態を指します。単に、高血圧と呼ばれる方が多いです。なお、大きく「本態性抗血圧」と「二次性高血圧」に分類することができます。

[本態性高血圧症]
血圧を上昇させる病気などが発見されないタイプで、高血圧症全体の9割を占めており、中高年に多くみられます。症状は特に現れませんが、肩こりや頭重感、不眠、動悸などを感じる場合もあります。要するに原因となる病気(疾患)がない高血圧です。主に、生活習慣に起因する高血圧です。
高血圧と診断されるケースの大半はこちらの本態性高血圧症で、男性に多く加齢により患者数も増加します。高血圧は将来的な様々な病気のリスクファクターとなることが多いため、早期の発見と生活習慣の改善が必要です。
話題となっているメタボリックシンドロームの診断基準の一つともなっています。

[二次性高血圧症]
他の病気が原因となって血圧が高くなるタイプで、ホルモン異常や腎臓病が関係する場合が多く、30代~40代以下の若い人に発症することが多いようです。本態性高血圧症は徐々に進行していくのに対して、二次性高血圧症は急に血圧が上昇し、なかなか下がらない、または上昇し続けるのが特徴とされています。他の病気が原因で血圧が高くなっていますので、そちらの原因疾患の治療を行うことで治療が可能です。

 

高血圧症の原因

高血圧は加齢に伴って柔軟性を失った血管壁などが傷ついて動脈硬化を促進したり、血管内腔が狭くなりさらに血圧を上昇させるなどが原因となって高血圧となります。
なお、高血圧を診断する場合、血圧は変化しやすいものですので、日を変えて2~3回に分けて調査・診断を行います。高血圧と診断されるのは140/90mmHgとなっている場合です。(メタボリックシンドロームの検査では、予備軍も対象となるため、これよりも低い130/85mmHgが基準となっています)

[本態性高血圧症]
血圧を上昇させやすい要因は、遺伝、加齢、塩分の過剰摂取、過度の飲酒、肥満、ストレスなどが挙げられます。モザイク型ともよばれるように、様々な生活習慣が組み合わさることで発症するといわれています。

[二次性高血圧症]
糸球体腎炎、腎動脈狭窄、多発嚢胞腎などの腎疾患、副腎から分泌されるホルモンの分泌異常などが、血圧上昇の要因とされています。原因となっている病気の治療で治ります。

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高血圧症の治療法

[本態性高血圧症]
塩分を控えた食事を心がける、肥満解消を心がけるなどの生活習慣の見直しが大切です。代表的な生活習慣の見直しは「塩分を控える」「アルコール(飲酒)を控える」などが挙げられます。生活習慣を改めても高血圧(140/90mmHg)が改善されない場合は、降圧剤を用いた薬物療法も並行します。
高血圧のリスク分類で高リスクに該当する場合は、早急に治療を開始する必要があり、最高血圧を140mmHg未満、最低血圧を90mmHg未満となるようにします。さらに、高血圧時には喫煙により動脈硬化を促進するリスクが高いことから、禁煙指導も行われます。

[二次性高血圧症]
高血圧の原因となっている病気の治療を優先的に行う必要があります。手術による治療が可能な病気であれば、手術によって高血圧も同時に改善できるとされています。

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高血圧症に関するQ&A

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