肩・腰・背中の左右差
前かがみで背中が片側だけ盛り上がる、肩や腰の高さが違うときは整形外科で相談してください。
概要
側弯症は背骨が左右に曲がり、ねじれを伴うことがある状態です。肩や腰の高さが違う、前かがみになると背中や肋骨が片側だけ盛り上がるなどの変化から気づきます。軽い場合は痛みがないことも多く、学校健診で指摘される場合があります。左右差に気づいたら、成長期のうちに整形外科へ相談してください。短期間で変形が進む、脚の症状などがある場合も診察が必要です。
原因
最も多いのは原因がはっきりしない特発性側弯症です。生まれつき背骨の形に異常がある場合や、神経・筋肉の病気に伴う場合もあります。単なる姿勢の悪さだけで構造的な側弯症と決めることはできません。診察では前屈時の左右差を見て、立位の脊柱X線で曲がりの角度(コブ角)と骨の状態を確認します。必要に応じて神経の診察やMRIを行います。
治療法
治療は原因、曲がりの程度、残りの成長、進行の速さで決めます。軽い場合は定期的に角度を確認して経過観察します。成長期に進行する場合は装具で悪化を抑える治療を検討し、強い変形や進行が見込まれる場合に手術を相談します。運動療法は体の機能を保つ一助になりますが、運動だけで背骨のねじれや曲がりが必ず戻るわけではありません。装具の使用時間や受診間隔は専門医と確認してください。
立位X線と成長の見込みを確認
背骨の曲がりの角度に加え、成長がどれくらい残っているか、変形が進んでいるかを医師と確認します。
装具は進行抑制が目的
装具が必要か、使用時間、手術を考える条件は角度だけでなく成長と進行を踏まえて決めます。
経過観察を途中でやめない
痛みがなくても成長期に進む場合があるため、指定された間隔で変化を確認してください。