病気診断.net病名・症状から調べる病気の辞典

細菌性髄膜炎

最終改定日:

すぐに受診すべき症状

発熱に強い頭痛や首の硬さ、意識の変化を伴う場合は、直ちに救急医療を受けてください。乳児では首の硬さが目立たず、反応が鈍い、哺乳できない、不機嫌が続くといった症状のこともあります。細菌性髄膜炎は短時間で悪化することがあるため、家庭で原因を見分けようとして待たないでください。

概要

細菌性髄膜炎は、脳と脊髄を包む髄膜に細菌が感染して炎症を起こす病気です。発熱、強い頭痛、首の硬さ、嘔吐、意識の変化などが現れます。乳児や高齢者では典型的な症状がそろわない場合もあります。数時間で重症化することがあり、疑われる場合は直ちに救急医療を受ける必要があります。

原因

肺炎球菌、髄膜炎菌、インフルエンザ菌、B群溶血性レンサ球菌、大腸菌、リステリア菌など、さまざまな細菌が原因になります。原因菌は年齢や持病、免疫の状態などによって異なります。ワクチンで防げる原因菌もありますが、すべての細菌性髄膜炎を防げるわけではありません。

治療法

医療機関で血液培養や髄液検査などを行い、細菌性髄膜炎が疑われた時点で適切な抗菌薬を速やかに開始します。髄液検査や頭部画像検査に時間がかかる場合も、治療をその結果まで遅らせません。薬は年齢、免疫状態、想定される病原体などを考慮して選び、原因菌が分かれば調整します。呼吸や循環の管理、合併症への対応も必要になることがあります。

医療機関での検査と初期治療

血液や髄液を調べて原因を探します。髄液を採る検査の前に画像検査が必要になる場合もありますが、細菌性髄膜炎が疑われるときは検査結果を待って抗菌薬を始めるのではありません。医療者は年齢や持病を踏まえて初期治療を選び、原因菌が分かった後に調整します。

回復後の確認

回復後も聴力や神経の働きに影響が残る場合があります。退院時や退院後の検査、リハビリテーション、日常生活や学校生活で必要な支援について、担当する医療者に確認してください。

参考資料

  1. About Bacterial Meningitis米国疾病予防管理センター(CDC)
  2. Meningitis(2025年4月1日)世界保健機関(WHO)
ページの先頭へ