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腹壁瘢痕ヘルニア

最終改定日:

概要

腹壁瘢痕ヘルニアは、手術の傷あとで腹壁の筋膜が弱くなり、腸や脂肪が皮膚の下へ押し出される状態です。立つ・いきむ時に膨らみ、横になると目立たなくなることがあります。急に戻らなくなり強い痛みや嘔吐を伴う場合は腸閉塞や血流障害の可能性があり、救急受診が必要です。

原因

手術後の傷の治り方に加え、創部感染、肥満、糖尿病、喫煙などが発生や再発に関係します。診察で膨らみや戻りやすさを調べ、手術を考える場合にはCTなどで欠損の大きさと腹壁の状態を確認します。

治療法

症状が軽く、戻るヘルニアでは、本人の希望と手術リスクを踏まえて経過観察を選ぶ場合があります。ただし圧迫帯は腹壁の穴を治すものではありません。痛み、増大、日常生活への支障があれば修復術を検討し、多くは筋膜を閉じてメッシュで補強します。体重、喫煙、糖尿病などの調整も再発・合併症の予防に重要です。

戻らない膨らみと強い痛み

嘔吐を伴う場合は腸閉塞や絞扼が疑われ、救急受診が必要です。

観察と修復を一緒に検討

症状、欠損の大きさ、手術リスクと本人の希望で方針を決めます。

参考資料

  1. 腹部ヘルニアの症状と治療法大阪医科薬科大学病院
  2. Midline incisional hernia guidelinesEuropean Hernia Society / British Journal of Surgery
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