概要
胆嚢ポリープは、胆嚢の内側に見える盛り上がりの総称です。多くは良性のコレステロールポリープなどですが、腺腫や胆嚢がんが含まれることもあります。通常は症状がなく、健診の腹部超音波検査で見つかります。大きさだけでなく、茎の有無、根元の広がり、前回からの変化が判断に重要です。『ポリープ=がん』でも『無症状=放置してよい』でもありません。
原因
胆嚢ポリープには、コレステロールが関わる良性病変、炎症や粘膜の増殖による病変、腫瘍性病変があります。超音波だけで種類を確定できないこともあります。健診の報告書にある最大径、形、数、前回との比較を確認してください。個々の病変の原因を食事だけに決めつけることはできません。
治療法
2026年の日本超音波医学会の市民向け目安では、5mm未満は通常の健診で見守り、5~9mmは数か月後の超音波再検査、10mm以上は専門医での精密検査が勧められます。小さくても根元が広い、明らかに大きくなるなどの所見があれば、追加検査を検討します。手術をするかどうかは精査の結果と年齢・既往歴・手術リスクなどを合わせて決め、必要な場合は胆嚢摘出を検討します。2cmになるまで受診を待たず、10mm以上なら専門医に相談してください。右上腹部の強い痛み、発熱、黄疸があれば胆石や胆嚢炎なども考え、早めに受診してください。
10mm以上なら専門医に相談
2cmまで待つ必要はありません。10mm以上や形が気になる場合は消化器内科・外科で精査し、手術の要否を判断します。
5~9mmでは再検査の予定を確認
大きさや形の変化を見るため、数か月後の超音波再検査が一般的です。前回の報告書と比べられるように保管しましょう。
小さくても形と増大に注意
根元が広い形や明らかな増大があれば精密検査の対象になり得ます。最大径だけで判断しません。
痛み・発熱・黄疸は別の病気も考える
胆嚢ポリープ自体で痛みが出ることはまれです。右上腹部の強い痛みや発熱、黄疸は胆石や胆嚢炎なども考え、早めに受診してください。