黒い便・血を吐く症状は、すぐ受診
胃の不快感が続く場合は消化器内科に相談します。黒いタール状の便、血やコーヒーかすのような物を吐く、ふらつきや息切れを伴う症状は出血の可能性があり、直ちに医療機関へ連絡してください。慢性胃炎のせいと自己判断しないことが大切です。
概要
慢性胃炎は、胃の粘膜に炎症が続く状態です。症状がない人もいますが、みぞおちの痛み、胃の不快感、吐き気などがみられることがあります。症状だけで原因を判断することはできません。
ピロリ菌に感染している場合、胃潰瘍や胃がんなどのリスクとも関係します。症状が続く場合は消化器内科で相談してください。
原因
主な原因の一つはヘリコバクター・ピロリ菌の感染です。自己免疫による胃炎もあります。薬剤などによる胃粘膜障害と区別して、原因を調べることが大切です。
治療法
ピロリ菌が確認された場合は、胃酸を抑える薬と抗菌薬を組み合わせた除菌療法を検討します。日本では、内視鏡検査で診断されたピロリ菌感染胃炎も保険診療の対象です。適用条件は医療機関で確認してください。
薬を自己判断で中断せず、治療後は除菌できたか検査で確認します。原因や胃の状態に応じて、症状を和らげる治療や経過観察も行います。
胃の状態と、ピロリ菌の感染は別々に確認
内視鏡などで胃の状態を調べ、必要な検査でピロリ菌の感染を確認します。症状がない感染もあり、胃痛があるだけで感染とは決まりません。保険診療での除菌は診断などの条件があるため、何を調べる検査か、適用条件は何かを受診先に確認します。
飲み終わった後に、除菌できたかを確認
薬を処方どおりに飲み、終了後の判定検査を予約してください。症状の改善だけでは除菌成功を判断できません。除菌後も胃がんの危険がゼロになるわけではないため、内視鏡による経過観察の要否と間隔を確認します。除菌判定と胃の観察は目的が異なります。