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外耳道真珠腫

最終改定日:

繰り返す耳だれ・耳痛は耳鼻咽喉科へ

耳垢の詰まりだけと決めず、外耳道の皮膚と骨を調べます。

概要

外耳道真珠腫は、耳の入口から鼓膜までの通り道に皮膚の角質などがたまり、周囲の骨を傷める病気です。耳垢が多いだけの状態とは異なります。耳だれ、耳の痛み、詰まる感じ、聞こえにくさなどで気づくことがあります。耳だれや痛みを繰り返す、耳垢を取っても症状が戻る場合は、耳鼻咽喉科で確認してください。

原因

外耳道の皮膚から出た角質が局所に残り、炎症を伴って外耳道の骨に障害が及びます。原因がはっきりしない場合もあり、外耳道の傷、手術後の変化、慢性の炎症などが関わることもあります。医師は耳鏡や顕微鏡で角質の塊の下の皮膚・骨を観察し、広がりが疑われればCTで骨の変化や周囲への進展を調べます。中耳にできる真珠腫や単純な耳垢栓塞とは場所と対応が異なります。

治療法

限局した病変では、耳鼻咽喉科で角質などを丁寧に除去し、炎症を処置しながら定期的に経過を見ます。病変が進む、繰り返す、外来で十分に取りきれない、周囲に広がる場合は手術を検討します。治療方針は耳の診察や必要な画像検査で決めます。自分で耳の奥を掘ると傷を増やすおそれがあるため避けてください。顔が動かしにくい、強い痛みや耳だれがある場合は早めに受診します。

角質の下の骨と広がりを確認

耳の診察を行い、進展を疑う場合はCTで骨の状態を調べます。

外来処置か手術かは進展度で決める

限局例では定期的な除去・経過観察、進行例では手術を検討します。

耳の奥を自分で掘らない

傷や炎症がある部位を自己処置せず、耳鼻咽喉科で適切に清掃します。

参考資料

  1. 外耳・中耳の処置における診療上のポイントとピットホール日本耳科学会 / Otology Japan
  2. External Auditory Canal Cholesteatoma: Clinical and Radiological FeaturesInternational Archives of Otorhinolaryngology / PubMed Central
  3. Expert consensus on diagnosis and treatment of external auditory canal cholesteatoma (2026)Chinese Medical Doctor Association Otology Group / PubMed
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