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骨髄異形成症候群

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発熱・出血・強い息切れは早めに連絡

血球が少ないと感染や出血、貧血が問題になります。発熱、止まりにくい出血、息切れの悪化があれば、治療中の医療機関へ速やかに連絡してください。重い呼吸困難や意識の変化があれば救急受診します。

概要

骨髄異形成症候群(MDS)は、骨髄で血液をつくる細胞に異常が生じ、赤血球・白血球・血小板の一部または複数が十分につくられなくなる、複数の病型の総称です。血球の減少により息切れ・だるさ、発熱や感染、あざ・鼻血などがみられますが、健診で指摘されるまで症状がない人もいます。一部は急性骨髄性白血病に移行しますが、全員が移行するわけではなく、経過は病型や検査結果によって異なります。血球減少が続くときは血液内科で原因を調べます。

原因

多くの場合、なぜ造血細胞に異常が生じたかは分かりません。過去に抗がん薬や放射線治療を受けた後に起こる「治療関連」の例もあります。血球が少ない原因は栄養欠乏やほかの血液疾患などにもあるため、血液検査だけでMDSと決めず、必要に応じて骨髄検査で病型とほかの原因を確認します。

治療法

治療は低リスクか高リスクか、症状、年齢・全身状態などに応じて選びます。血液検査に加え、骨髄検査や染色体検査などを用いて医師がリスクを判断します。低リスクで症状が乏しければ定期的な経過観察を行い、貧血などがあれば薬や輸血などの支持療法を検討します。高リスクでは造血幹細胞移植を検討し、移植が難しい場合には薬物療法などを考えます。移植は全員に適する治療ではなく、効果と合併症の双方を相談します。

血液検査で見る三つの血球

赤血球が少ないと息切れやだるさ、白血球が少ないと感染、血小板が少ないとあざや出血が手がかりになります。ただし血球減少の原因はMDSだけではありません。過去の検査結果や治療歴も持参します。

骨髄・染色体検査で病型を確かめる

MDSを疑う場合、骨髄検査で血液細胞の形や未熟な細胞の割合などを調べます。染色体検査の結果も、リスクと治療方針を考える材料です。診断名だけで重症度は決まりません。

リスクと症状で治療を選ぶ

低リスクで症状がなければ経過観察も選択肢です。症状があれば貧血を改善する薬や輸血などを考えます。高リスクでは造血幹細胞移植の適否や薬物療法を相談します。

診察で確認したいこと

「どの血球がどの程度低いか」「骨髄・染色体検査からのリスク評価は何か」「今は経過観察か治療か、その目的と副作用は何か」を担当医に確認すると、次の見通しを整理しやすくなります。

参考資料

  1. 骨髄異形成症候群国立がん研究センター がん情報サービス
  2. Myelodysplastic Syndromes Treatment (PDQ®)–Patient VersionNational Cancer Institute
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