概要
先天性難聴は、生まれつき聞こえにくさがある状態です。片耳だけの場合や軽度でも、聞こえとことばの発達に影響することがあります。反応だけで判断できず、新生児聴覚検査と、その結果に応じた精密検査が大切です。要再検は難聴の確定診断ではありません。
原因
遺伝的な要因、内耳の形の違い、妊娠中の感染など原因は多様です。先天性サイトメガロウイルス感染では、出生時に検査を通過しても後から難聴が現れたり進行したりすることがあります。原因の評価と聞こえの経過観察を、耳鼻咽喉科などと相談します。
治療法
難聴が確認されたら、聴力と家族の希望に合わせて早期に補聴器、人工内耳の適応、ことば・手話などのコミュニケーション支援を検討します。国内の手引きでは生後1か月までの検査、3か月までの診断、6か月までの支援開始という目標が示されています。『1歳になるまで補聴器を待つ』とは一律に考えません。
要再検なら精密検査へ
新生児スクリーニングは確定診断ではなく、結果に応じた検査につなぎます。
支援開始を遅らせない
聞こえと家族の希望に応じた補聴・コミュニケーション支援を早く始めます。