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片頭痛

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いつもの頭痛と違うとき

突然始まって短時間で最も強くなる頭痛、経験したことのない強い頭痛、発熱や手足の麻痺を伴う頭痛は、片頭痛と決めつけず救急受診してください。数週間で悪化していく場合も診察が必要です。以前に片頭痛と診断されていても、新しい症状は別の病気の評価が必要になることがあります。

概要

頭痛発作を繰り返し、吐き気や光・音への過敏さを伴うことがある病気です。成人では、治療しない場合などに発作が通常4〜72時間続きます。片側だけでなく両側が痛む場合もあり、日常動作で悪化するのが特徴です。光がちらつくなどの前兆がある人もいます。

原因

三叉神経系の働きやCGRPという物質などが関わります。発作の起こりやすさには個人差があり、睡眠の乱れなどが誘因になることがあります。頭痛の記録は、誘因や治療効果を医師と確認する助けになります。

治療法

発作を軽くする急性期治療には、鎮痛薬やトリプタンなどを使います。発作の頻度や生活への支障に応じて、予防療法も検討します。予防薬には従来の飲み薬に加え、CGRP関連抗体薬などがあります。

CGRP受容体拮抗薬の飲み薬では、リメゲパントが成人の急性期治療と予防、2026年に国内承認されたアトゲパントが成人の予防の選択肢です。薬ごとに適応や併用時の注意が異なるため、頭痛を診る医師と選びます。鎮痛薬などの使用過多による頭痛にも注意が必要です。

受診前に記録しておくこと

頭痛があった日、続いた時間、痛み方、吐き気や光・音への過敏さ、生活への支障を記録します。薬の名前、使った日、効き方も書いておくと、診断や治療の相談に役立ちます。頭痛がある日数と鎮痛薬などを使う日数は別に確認し、薬を使う頻度が増えている場合も伝えてください。

発作時の薬と予防の薬を分けて考える

急性期治療は起きた発作を軽くするため、予防療法は発作の頻度や生活への支障を減らすために行います。CGRPを標的にする薬には、予防に使う抗体薬のほか、飲み薬もあります。リメゲパントは成人の急性期治療と予防、アトゲパントは成人の予防の選択肢です。同じ働きを狙う薬でも使い方は異なり、持病や併用薬を踏まえた処方が必要です。

我慢や市販薬だけで支えきれないとき

頭痛で仕事・家事・学業が難しい、発作が繰り返される、鎮痛薬を使う日が増えた場合は、脳神経内科や頭痛を扱う外来へ相談してください。薬の使用過多が頭痛を悪化させることもあります。頭痛の記録を使い、回数だけでなく生活への支障と薬の効果も確認しながら治療を調整します。

参考資料

  1. 頭痛の診療ガイドライン2021(第II章)日本神経学会・日本頭痛学会・日本神経治療学会
  2. CQ-10 CGRP受容体拮抗薬リメゲパントを片頭痛治療においてどのように使用するか日本頭痛学会
  3. CGRP関連新規片頭痛治療薬ガイドライン(暫定版)日本頭痛学会
  4. CQ-11 CGRP受容体拮抗薬アトゲパントを片頭痛治療においてどのように使用するか(国内2026年2月承認の説明)日本頭痛学会
  5. 頭痛とは:頭痛がおこったら(受診目安を参照、更新日記載なし)日本頭痛学会
  6. 頭痛ダイアリーで頭痛を攻略(更新日記載なし)日本頭痛学会
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