安易な自己判断は重大な病気を見逃すこともあります。症状がある場合は医師にご相談ください。

腎硬化症の症状

腎硬化症についての説明です。前述の通り安易な自己判断はせずに、体調が悪いときは医師(専門医)に相談するようにしてください。

腎硬化症とは、高血圧が原因で腎臓の細動脈が障害を受け、次第に機能が低下する病気です。
下記のように良性と悪性とに大別されますが、良性の方が多くみられる傾向があります。

・良性腎硬化症
本態性高血圧いう原因不明の高血圧に伴って、腎臓の動脈硬化が進行して腎機能が徐々に低下するものです。
肩こり、頭痛、めまい、動悸などの高血圧特有の症状が特徴として挙げられます。
別の病気が疑われるような症状は現れず、たんぱく尿や血尿が現れる程度とされています。
治療は、塩分を控えた食事療法と併せて、降圧薬などの薬物療法が行われるなどの高血圧の治療が中心となります。
腎機能の極端な低下を防ぐために、長期にわたって降圧薬を飲むことが重要です。

・悪性腎硬化症
高血圧によって腎臓の細動脈に著しい硬化や炎症が生じ、腎臓へ血液が流れなくなることによって発症します。
腎臓から血圧を上昇させるホルモンのレニンが分泌され、その結果、更に血圧が上昇するという結果になります。
また、腎臓の働きが急速に低下するため、重度の高血圧になります。
眼底検査をすると網膜の出血や乳糖浮腫がみられ、たんぱく尿、血尿などの症状も現れます。
比較的若い人に発症しやすく、そのまま放置を続けると失明や意識障害に繋がることもあるので注意が必要です。
治療としては、血圧を下げるための薬物療法や、降圧薬の注射による治療が中心となって行われます。
腎機能が著しく低下している場合には、血液浄化療法が必要になります。

 

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腎硬化症に関するQ&A

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