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解離性障害

最終改定日:

発作・意識障害は身体の原因も確認

初めてのけいれんや意識障害、けがを伴う症状は解離と決めず、救急を含め医療を受けてください。

概要

解離性障害(解離症)は、記憶、意識、自分らしさや周囲の現実感が普段と違う形で途切れたり、つながりにくくなったりして、生活に困りごとが生じる状態の総称です。特定の時期を思い出せない解離性健忘、自分や周囲が現実でないように感じる離人感・現実感消失、解離性同一性障害など、現れ方はさまざまです。記憶が抜ける、発作や意識が遠のく、知らない場所にいたなどの経験があれば医療機関に相談してください。新たな意識障害やけいれん、けがを伴う場合は救急で身体の病気も評価する必要があります。

原因

つらい体験や強いストレスが関係する場合はありますが、全員に特定の幼少期の体験が確認できるわけではなく、『暗示にかかりやすい性格』と決めつける根拠もありません。診断では症状の経過、記憶の抜け方、生活への影響を聞き、てんかん、薬やアルコールの影響、ほかの身体・精神疾患の可能性も必要に応じて確認します。トラウマの経験を無理に思い出したり、原因を一人で特定したりする必要はありません。

治療法

専門家による評価の後、安心して生活できる環境と、症状を理解して対処するための心理療法・支援を本人に合わせて検討します。治療では安全の確保や、記憶・現実感が途切れる時の対処を先に整え、必要に応じてつらい経験を扱います。解離そのものを一律に治す薬はなく、うつや不安など併存する症状には薬を使う場合があります。症状が変わる、生活上の危険が増す場合は再評価を受けてください。

記憶の抜けと生活への影響を伝える

いつ、どのくらい記憶が抜けるか、意識や感覚の変化、服薬・飲酒、けがの有無を整理して相談します。

安全と対処法から支援を組み立てる

心理療法や生活面の支援を相談し、過去の体験を無理に話す必要があるかも担当者と確認します。

参考資料

  1. Dissociative disordersNHS
  2. What Are Dissociative Disorders?American Psychiatric Association
  3. こんな時は迷わず119へ厚生労働省
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