安易な自己判断は重大な病気を見逃すこともあります。症状がある場合は医師にご相談ください。

腸重積症の症状

腸重積症についての説明です。前述の通り安易な自己判断はせずに、体調が悪いときは医師(専門医)に相談するようにしてください。

腸重積症(ちょうじゅうせきしょう)とは腸管の一部が肛門に近いほうの腸管に入り込み重なってしまう病気です。2歳以下の子供に多く見られる病気で男女比は2:1で男児に多い病気です。

突発的な激しい腹痛が見られ、このほかにも嘔吐、血便なども現れます。なお、早期に治療を行わないと腸の壊死などを招く恐れがあり、それによる腸閉塞、腹膜炎など致命的な状態になるリスクもありますので、早期発見、早期治療が重要です。

 

腸重積症の原因

腸重積とは、腸の一部が肛門側に二重に入り込んでしまう病気です。しかしながら、腸重積が起きる原因は不明とされています。

最近では、ウイルスの腸管感染により腸のぜん動運動異常がおこり、それが原因ではないかという説が有力です。また、ごく稀なケースですが、ポリープや腫瘍が原因で腸の壁が厚くなり腸重積を引き起こすこともあります。

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腸重積症の治療法

腸重積は進行が早い病気であり、血便などの症状が現れていない場合でも、痛みで苦しんでいる状態であれば早急に診察を受ける必要があります。
発症からまだ余り時間が経過しておらず、症状も重篤でない場合は腸造影を行い、二重になっている腸管を元に戻します(整腹)。ただし、発症から時間がたっている場合や症状が重い場合には手術を行います。

なお、比較的再発しやすい病気で、再発率は治療法により異なりますが、2~10%程度となっています。再発する場合、多くは5日以内に再発します。治療後は自宅に帰れるケースも多いですが、保護者の方は経過をよく観察するうようにしましょう。

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腸重積症に関するQ&A

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