突然の非常に強い頭痛は、119番
急に始まった、これまでと違う非常に強い頭痛は、くも膜下出血などの可能性があります。嘔吐や意識の異常があればなおさら急ぎます。後頭部以外だから安全とは判断せず、119番で救急車を呼び、発症時刻を伝えてください。
概要
くも膜下出血は、脳を覆う膜の間のくも膜下腔に出血する病気です。突然の非常に強い頭痛が特徴で、吐き気、嘔吐、意識の異常などを伴うことがあります。緊急の診療が必要です。
原因
脳動脈瘤の破裂が代表的な原因です。頭部のけがや、ほかの血管の異常などによっても起こります。
治療法
突然の激しい頭痛や意識の異常が起きたら、119番で救急車を呼んでください。後頭部以外の痛みだから大丈夫とは判断できません。
病院で出血の原因や状態を調べます。動脈瘤が原因の場合は、再出血を防ぐための開頭クリッピング術や血管内のコイル塞栓術などを検討し、全身管理や合併症への対応を行います。
CTだけで分からず、追加検査が必要なことも
まず頭部CTなどで出血を調べます。出血が少ない場合などにはCTで分からず、疑いが強ければ追加の画像検査や髄液の検査を検討します。出血の確認とは別に、動脈瘤などの原因を血管の検査で評価します。検査後も症状の変化は医療者に伝えます。
再出血を防ぐ処置と、合併症の管理
動脈瘤を閉じる処置だけで治療が終わるとは限りません。血圧、呼吸、脳の状態を管理し、再出血や血管の収縮などの合併症に対応します。退院後も原因に応じた画像検査や血圧管理が必要です。今の治療の目的と、今後の観察項目を担当医に確認してください。