出血・破水・痛みはすぐ連絡
妊娠中期に出血、規則的な痛み、破水を疑う液体、悪臭のある分泌物があれば、縫縮術の有無にかかわらず産科へ連絡してください。
概要
頸管無力症は、妊娠中期に強い陣痛などがないのに子宮頸管が短くなったり開いたりし、後期流産や早産につながる状態です。症状がないこともありますが、下腹部の圧迫感、分泌物の変化、出血などがみられる場合もあります。過去に妊娠中期の流産や早産があった場合、妊娠初期から産科に伝えてください。規則的な痛み、出血、破水を疑う液体、悪臭のあるおりものがあればすぐ連絡してください。
原因
原因を一つに決められないことが多く、過去の頸管手術や妊娠中期の流産・早産歴などを踏まえてリスクを評価します。『短い頸管』だけで頸管無力症と確定せず、妊娠歴、診察、経腟超音波による頸管長などを組み合わせます。初めての妊娠で事前に予測できない場合もあります。
治療法
頸管の長さ、開き方、妊娠週数、これまでの妊娠歴などで方針を決めます。経過を詳しく見るほか、適応があれば腟に使うプロゲステロンや子宮頸管を糸で縛る頸管縫縮術を検討します。感染、活動性の出血、陣痛、破水がある場合は縫縮術が適さないことがあり、手術をしても必ず流早産を防げるわけではありません。縫縮後も受診計画と抜糸の時期を確認し、痛み・出血・破水・悪臭のある分泌物があれば直ちに連絡してください。長期間の絶対安静を自己判断で続ける必要はありません。
妊娠歴と頸管長を共有
以前の中期流産・早産や頸管手術を伝え、経腟超音波による頸管長の確認が必要か相談してください。
監視・薬・縫縮術の適応を相談
手術が全員に必要ではありません。妊娠歴や頸管長に応じて選択肢と各方法の利点・リスクを確認してください。