概要
回旋異常は、分娩中に赤ちゃんの頭が骨盤内を進む際、望ましい向きに回りきらない状態です。後方後頭位や横向きのまま進むと分娩が長引くことがありますが、途中で自然に向きが変わり経腟分娩できることもあります。陣痛が長いだけで診断はできません。
原因
赤ちゃんの頭の向きや大きさ、母体の骨盤との位置関係などが関わります。内診などで児頭の位置・下降を確認し、分娩の進み具合と胎児心拍を合わせて評価します。特定の単一原因を決めつけることはできません。
治療法
母子の状態が安定し分娩が進むなら観察を続けます。向きが変わらず進行が止まる時は、条件が合えば熟練した産科医が手で児頭を回す方法や吸引・鉗子分娩を検討します。児頭が十分に下がらない、母子の状態に懸念がある場合などは帝王切開を検討します。処置の可否はその時の状況で判断します。
赤ちゃんの向きと下降を評価
分娩の進行と胎児心拍を合わせて判断します。
介入が必要かを状態で決める
自然に向きが変わる場合もあり、手での回旋や器械分娩には条件があります。