概要
神経芽腫(神経芽細胞腫)は未熟な神経細胞から生じる小児のがんで、副腎や背骨に沿った神経組織に発生します。腹部のしこりや骨の痛みなどで見つかることがあります。乳児の一部では自然に縮小する一方、転移して進行する場合もあり、子どもの状態だけで重症度は決められません。
原因
多くは細胞の遺伝子変化が関わりますが、家族から受け継いだ病気は少数です。尿中カテコールアミン代謝物、画像、必要に応じた組織検査を行い、年齢、広がり、病理やMYCNなどの腫瘍特性を合わせてリスクを評価します。
治療法
低リスクでは手術後の経過観察、選ばれた乳児では慎重な観察が可能な場合があります。中間リスクでは化学療法と手術を組み合わせ、高リスクでは化学療法、手術、放射線、造血幹細胞移植や抗GD2療法などを組み合わせます。『全員に強い抗がん剤』でも『乳児なら自然に消える』でもありません。小児がんの専門チームに治療の目的と副作用を確認してください。
治療前にリスクを確認
年齢・病期・腫瘍の性質を合わせた評価で治療の強さを決めます。
観察から集学的治療まで
自然縮小を期待できる一部と、高リスク治療が必要な例を区別します。