概要
ヘルパンギーナは、主に乳幼児にみられるエンテロウイルス感染症です。突然の発熱、のどの痛み、口の奥の小さな水疱が特徴で、水疱が破れると食べ物や飲み物がしみることがあります。多くは数日で軽快しますが、水分が取れない、尿が少ない、ぐったりしている場合は脱水を疑って小児科に相談してください。意識が悪い、けいれんがある場合は急いで受診します。
原因
主にコクサッキーウイルスA群などのエンテロウイルスが原因で、飛沫、手指や物を介した接触、便を介して広がります。潜伏期間はおおむね2〜4日です。症状が治まった後もしばらく便からウイルスが出ることがあり、感染力が発症から一律7日でなくなるとはいえません。
治療法
原因ウイルスを直接治す特別な薬はなく、発熱・痛みへの対処と水分補給が中心です。飲みやすい温度の水分を少量ずつ与え、酸味や刺激が強い飲食物で痛む場合は避けます。飲めない、尿が減る場合は医療機関で脱水の評価や補液が必要になることがあります。家庭や保育施設では、石けんを使う手洗い、咳エチケット、おむつ・便の処理後の手洗い、タオルや食器などの共有を避けることを続けます。国内で承認されたヘルパンギーナ用ワクチンはありません。
水分と尿の回数を確認
のどの痛みで飲めず尿が減る、ぐったりする場合は小児科へ相談します。
回復後も手洗いを続ける
便にウイルスが残ることがあるため、おむつ交換後の手洗いを続けます。