概要
足関節靱帯断裂は、足首をひねるなどして関節を支える靱帯が切れた状態です。痛み、腫れ、皮下出血、体重をかけにくい症状が出ます。足首の骨折も似た症状を起こします。明らかな変形、骨の一点が強く痛む、数歩も歩けない、足先のしびれや冷たさがある場合は、捻挫と決めつけず早く受診してください。
原因
着地や方向転換で足首が内側に強くひねられると、外側の靱帯が傷みやすくなります。損傷の程度は診察で腫れ、圧痛、ぐらつきなどを確認します。骨折が疑われる場合はX線検査を行い、痛みや不安定感が続く場合や合併損傷を疑う場合にMRIなどを検討します。すべての人にCTとMRIが必要なわけではありません。
治療法
初期は足首を保護し、腫れと痛みに応じて冷却、圧迫、挙上を行います。装具や短期間の固定が必要なこともあります。痛みの許す範囲で荷重と動きを戻し、その後に筋力・バランスのリハビリテーションを進めます。完全断裂でも保存療法で治せることが多く、断裂だけで手術を決めません。長く不安定感が残る場合や別の損傷を伴う場合は手術を相談します。
骨折を見逃さない
足首をひねった後に骨の一点が強く痛む、歩けない場合は骨折の評価を受けてください。
断裂してもリハビリが治療の中心
装具で守る時期の後、動き・筋力・バランスを段階的に戻します。