肉ばなれの症状
肉ばなれについての説明です。前述の通り安易な自己判断はせずに、体調が悪いときは医師(専門医)に相談するようにしてください。
肉ばなれは、運動など激しい動きをしている際、ふくらはぎや太ももの後ろ側に強い痛みを伴うものです。
肉離れが生じた瞬間に断裂音が聞こえることもあります。
痛みのために力を入れることが困難となり、損傷した箇所を触るとへこんでいるのが分かります。
また、皮下出血も起こるため次第に腫れて紫色になります。
肉ばなれが生じやすい場所としては、太ももの前後、ふくらはぎなどが挙げられます。
肉ばなれの原因
肉ばなれとは、筋肉を形づくっている筋膜や筋線維などが引き伸ばされることによって部分的に断裂したものです。
運動の前の準備運動が不十分である場合に生じることが多いとされています。
肉ばなれの治療法
肉ばなれを直後から48時間以内であればRICE(ライス)療法が最も効果的とされています。
Rest(安静にする)
Icing(冷やす)
Compression(圧迫する)
Elevation(心臓よりも高い位置におく)
これらの頭文字をとったものをRICE療法といいます。
その後、受傷した部分を固定する治療によって、軽度の肉ばなれでは約3週間程度、中度の肉ばなれでは約6週間程度で治ります。
断裂が大きい場合には筋肉を縫合する手術が必要になる場合もあります。
運動前には十分のウォーミングアップを行う、ストレッチで筋肉に柔軟性を持たせる、運動後には準備運動と同じ位の時間をかけてクーリングダウンを行う、などで肉ばなれを予防しましょう。
肉ばなれに関するQ&A
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