安易な自己判断は重大な病気を見逃すこともあります。症状がある場合は医師にご相談ください。

甲状腺がんの症状

甲状腺がんについての説明です。前述の通り安易な自己判断はせずに、体調が悪いときは医師(専門医)に相談するようにしてください。

甲状腺がん(こうじょうせんがん)は、発症初期では自覚症状はほとんど現れません。
痛みを伴わない頸部にしこりがあったり、のどに違和感が現れ、精密検査を受けることによって偶然発見されることがあります。

 

甲状腺がんの原因

甲状腺がんとは、甲状腺軟骨(喉仏)と胸骨の間で気管を取り囲むように存在する甲状腺に癌(がん)が生じるものです。
甲状腺がんの多くは進行が遅く、予後も良好であるとされていますが、種類によって性質や治療法が異なるので注意が必要です。
発症の原因は明確にされていません。
遺伝や放射線被爆、ヨード(ヨウ素)の過剰摂取などが考えられています。
甲状腺がんは大きく「乳頭がん」「濾胞がん」「髄様がん」「未分化がん」の4種類に分けられます。

乳頭がん」は40歳代から50歳代の女性に多く見られるがんで、進行は遅く予後も良好とされていますが、稀に悪性度の高いものもあります。

濾胞がん(ろほうがん)」もまた40歳代から50歳代の女性にみられる進行の遅いがんですが、肺や骨に遠隔転移することがあります。

髄様がん(ずいようがん)」は甲状腺がんの中でも稀ながんです。
乳頭がんや濾胞がんより悪性度は高くなりますが、未分化がんよりも良いとされています。

未分化がん」は髄様がんと同様に稀ながんです。
悪性度が極めて高く、急速にがんは進行します。予後は不良です。

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甲状腺がんの治療法

甲状腺がんは「乳頭がん」「濾胞がん」「髄様がん」「未分化がん」、それぞれの種類によって治療方法は異なります。
一般的に、化学療法、放射線療法、手術療法、ホルモン療法を単独または複数を組み合わせて行われますが、病気の種類、進行度、患者さんの年齢、ライフスタイルなど、様々な条件により治療方法は異なります。
ただし、未分化がんの場合は進行が急速で予後が悪いため確率された治療法が無いのが現状です。
稀に集中的な治療によってごく一部の患者に長期生存した例があるとされています。
全身転移が生じている場合は治療法はありません。

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甲状腺がんに関するQ&A

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