安易な自己判断は重大な病気を見逃すこともあります。症状がある場合は医師にご相談ください。

急性膵炎の症状

急性膵炎についての説明です。前述の通り安易な自己判断はせずに、体調が悪いときは医師(専門医)に相談するようにしてください。

急性膵炎(きゅうせいすいえん)とは、膵酵素が活性化することで膵臓が作り出した酵素により膵臓が消化されてしまうことで炎症を引き起こす病気です。通常、膵臓から分泌される酵素は十二指腸に届くことで活性化されるものですが、これが何らかの原因により膵臓において活性化されてしまうことで膵臓にダメージを与えてしまいます。
短期間で治癒するケースから、重症化するケースまで多々あり、重症化した場合、多臓器不全を引き起こし死に至るリスクも高い病気です。

急性膵炎の症状としては、腹痛が主症状とされ、次第に腹痛が背中にまで広がります。さらに嘔吐、発熱、黄疸といった症状が見られることもあります。また、症状は急激にくることもあれば、数日かけて徐々に本症状が出るケースもあります。全体的には、食後に症状が出るケースが多いとされています。

 

急性膵炎の原因

急性膵炎は原因不明の膵炎もありますが、大量の飲酒や胆石症によるものが多いとされています。それぞれの割合は同程度です。

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急性膵炎の治療法

急性膵炎の治療法としては、原則として絶食絶飲して点滴で栄養補給を行いながら安静を保ち、感染予防のために抗菌薬を服用します。胆石症の場合は、結石を除去する手術を行います。痛みに対しては鎮痛剤などが処方されます。
症状が軽症~中程度の場合には上記のみで回復に向かうこともありますが、症状が重篤な場合には、様々な合併症に対する治療も並行され、多臓器不全などの恐れがある場合にはICU(集中治療室)での治療が行われます。
なお、治癒後も過度の飲酒は避け、タンパク分化酵素阻害薬の服用を行います。

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急性膵炎に関するQ&A

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