退院後の飲み・呼吸・元気さの変化に注意
飲めない、呼吸が苦しそう、ぐったりする場合は早急に相談します。
概要
低出生体重児(ていしゅっせいたいじゅうじ)は、出生体重が2,500g未満の赤ちゃんです。1,500g未満は極低出生体重児、1,000g未満は超低出生体重児とも呼びます。これは出生時の体重で分ける言葉で、早産児と同じ意味ではありません。予定日より早く生まれた赤ちゃんも、妊娠週数に比べて小さく育った赤ちゃんも含みます。体重の数字だけで健康状態は決まらず、妊娠週数、呼吸、体温、哺乳、血糖や黄疸などを合わせて評価します。
原因
出生体重が小さくなる背景には、早産、胎児の発育がゆっくりだったこと、またはその両方があります。妊婦の病気、胎盤やへその緒の状態、多胎妊娠、胎児側の要因など複数の理由があり、必ずしも一つの原因に特定できません。出生後には体重だけで一律に合併症を決めず、赤ちゃんの在胎週数と状態に応じて診察や検査を行います。
治療法
必要な支援は赤ちゃんごとに異なります。呼吸が不十分なら呼吸の補助、体温を保ちにくければ保温、うまく飲めなければ搾乳した母乳などによる栄養支援を行います。医療者が状態を見ながら、親子の肌と肌を合わせるカンガルーケアや母乳育児も支援します。2,000g以上だから合併症を心配しなくてよいとは言えず、退院時期も出生予定日だけで決まりません。退院後は成長、哺乳、発達などを定期的に確認し、飲めない、呼吸が苦しそう、ぐったりする場合は早急に医療機関へ相談してください。
体重と在胎週数、全身状態を合わせて評価
同じ出生体重でも必要な医療は異なります。
呼吸・保温・栄養を個別に支援
母乳やカンガルーケアも医療者と相談して進めます。