ウイルス性脳炎の症状
ウイルス性脳炎(ういるすせいのうえん)とは、感染したウイルスが体内で増殖し、それが脳や脊髄に入り込むことにより起こる病気です。代表的な疾患として「日本脳炎」「単純ヘルペス脳炎」「インフルエンザ脳炎」などが挙げられます。
それぞれ風邪に似た症状から始まりますが、急速に進行し高熱や激しい頭痛、嘔吐などの症状が現れます。さらに、けいれんや手足の麻痺、意識障害に至る場合もあります。発症から数日で症状がピークに達します。重症化すると呼吸困難や昏睡状態に陥って死亡するケースもあります。
重症化した場合は、脳にダメージを与えてしまい、治療後も記憶障害や言語障害などの後遺症が出る場合があります。
中でも日本脳炎、単純ヘルペス脳炎は致命となる割合も高い病気です。また、インフルエンザ脳炎は幼児に多く、後遺障害を残すことも多いことで知られます。
ウイルス性脳炎の原因
ウイルス性脳炎は、脳や脊髄にそれぞれの原因となるウイルスが感染し、炎症を引き起こすことにより発症する病気です。ほとんどのウイルスに対しては特効薬がありませんので、感染しないよう予防が重要とされます。
なお、日本脳炎に対してはワクチンが存在します。日本では幼児に対して予防接種が推奨されます。なお、日本脳炎のワクチンは数年で不活性化しますので、日本脳炎が多い地域に行く場合は成人後であっても改めてワクチンを接種することも推奨されます。
ウイルス性脳炎の治療法
単純ヘルペス脳炎の場合、ウイルスを死滅させる抗ウイルス薬があり、これを早期に服用すると効果があります。
その他のウイルスには特効薬が無いため、脳のむくみ、痙攣などを予防し対症療法に努めながら全身的管理を行う対症療法が中心となります。
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