授乳・体重・呼吸を観察
授乳が難しい、呼吸が速い、体重が増えない場合は小児科・小児循環器科に相談してください。
概要
心室中隔欠損症は、左右の心室を隔てる壁に穴がある先天性心疾患です。小さな穴では症状がなく、心雑音で見つかることがあります。大きな穴では肺に流れる血液が増え、乳児の呼吸が速い、授乳に時間がかかる、体重が増えにくいといった症状が出ます。顔色が悪い、息苦しさが強い、飲めないときは早めに医療機関へ相談してください。
原因
多くの子どもで発生した原因は特定できません。欠損の大きさだけでなく、位置、肺への血流、肺動脈圧、心臓への負担、ほかの心奇形を心エコーなどで確認します。小さな欠損は成長とともに自然に閉じる場合がありますが、大きな欠損を放置すると肺血管に負担がかかることがあります。
治療法
小さく心臓や肺への負担が少ない欠損は、専門医が定期的に観察します。大きな欠損や哺乳不良・心不全がある場合は、症状を抑える薬を使いながら閉鎖手術を検討します。重い症状があれば乳児期早期に修復することもあり、年齢だけで一律に決めません。成人になって見つかった場合も、肺高血圧や弁の異常などを評価して治療と通院の必要性を判断します。
心エコーで穴と血流を評価
欠損の位置と大きさだけでなく、心臓や肺への負担を心エコーなどで調べます。
小欠損と大欠損で方針が異なる
小欠損は観察できる場合があります。大欠損は早い時期の修復が必要なこともあります。
成人後も必要に応じて評価
成人期に発見された場合や修復後も、肺動脈圧や弁の状態に応じて循環器専門医の診察を受けます。