安易な自己判断は重大な病気を見逃すこともあります。症状がある場合は医師にご相談ください。

アルツハイマー病の症状

アルツハイマー病についての説明です。前述の通り安易な自己判断はせずに、体調が悪いときは医師(専門医)に相談するようにしてください。

アルツハイマー病はアルツハイマー型認知症とも呼ばれる記憶障害です。根治が不可能な病気で慢性的に徐々に進行していきます。老化により起きるものと、遺伝により起きるものがありますが、多くは老化により生じます。
記憶障害や情緒不安定、日付や日時、場所や人の判別ができなくなるなどの失見当職などを伴った症状が徐々に進行し、やがて日常動作が難しくなっていきます。慢性的に症状が進行します。

初期は記憶や学習能力などの低下は見られますが人格は維持されます。しかし、進行が進むと高次機能障害が見られ、日常生活に支障をきたしはじめ、徘徊やせん妄といった症状も見られます。最終的には運動障害、大脳皮質機能を喪失します(こうなると会話もできなくなり、寝たきり状態となります)。

 

アルツハイマー病の原因

アルツハイマー病は、加齢よって、神経細胞を傷つけるタンパク質が脳内にたまり老人斑(ろうじんはん)が生成され、神経細胞が死んでしまい、全体数が減少することで、知的機能が低下することが原因と考えられています。また、患者の脳を調べてみると、大脳にあるアセチルコリンという神経伝達物質が著しく減少していることも確認されており、この物質が脳機能の障害に密接していると考えられています。

現時点では、完全なリスクファクターであると解明されているわけではありませんが、喫煙、ビタミン摂取不足、脂質の多い食事もアルツハイマー病のリスクとなるといわれています。

このほか、若年期におけるアルツハイマー病には遺伝性も認められています。この場合家族性アルツハイマー病として別の病気として扱われるケースもありますが、通常のアルツハイマー病にも遺伝性が認められています。特に直系親族に40~50歳代の中期までにアルツハイマー病を発症した人がいる場合の、リスクはそうでない人の10倍以上ある問いも言われています。

スポンサーリンク

 

アルツハイマー病の治療法

アルツハイマー病の決定的な治療法はまだありません。そのため現在は、症状の進行を遅らせることができる抗痴呆薬であるドネペジル(減少したアセチルコリンを増やすお薬)やガランタミン(アセチルコリンの分解を抑制するお薬)などが使用されています。
ただし、ガランタミンは日本では処方されていません(治験はすすめめられています)。
抗痴呆薬は、神経細胞の壊死を防ぐことはできませんが、ある程度の期間の意思能力を保つことが可能なため、患者自身が今後のことを決めておいたり、介護施設への入所時期を延ばして家族と過ごす時間を増やしたりすることができます。しかし、薬による効果はアルツハイマー病の初期にしか効果がないため、症状が進行している場合は効果が期待しにくくなります。

しかし、症状がある程度進行してしまっている場合は薬の効果は期待できません。

スポンサーリンク

アルツハイマー病に関するQ&A

Q&Aの内容は関連する情報をYahoo知恵袋より提供を受ける形で提示しております。回答の内容は必ずしも専門医や医療関係者によりもたらされた情報であるとは限りません。また、内容について不適切な情報であるケースもあります。
不適切なQ&Aを見つけた方はお手数ですが「お問い合わせフォーム」より、その旨をご連絡いただけると幸いです。その際は該当するURLも教えていただけると助かります。

見つかりませんでした

 


キャッシュ使用
病気情報を検索することができます。

病気診断.netカテゴリー