病気診断.net病名・症状から調べる病気の辞典

肩関節周囲炎

最終改定日:

概要

肩関節周囲炎(五十肩)は、肩の痛みと動かしにくさが続く状態です。着替えや洗髪で腕を動かしにくく、夜間に痛むこともあります。自分で腕を上げるだけでなく、診察で他人に動かしてもらっても肩の動く範囲が狭いことが診断の手がかりです。肩が痛む病気はほかにもあるため、年齢だけで五十肩と決めつけないでください。

原因

肩関節を包む関節包などの炎症や硬さが関係しますが、原因は一つに特定できません。腱板断裂、石灰沈着性腱板炎、関節症などでも似た痛みが起こります。医師は痛みの経過、肩の動きと筋力を調べ、必要に応じてX線、超音波、MRIなどでほかの病気を確かめます。

治療法

強い痛みがある時期は痛みを誘う動作を減らし、鎮痛薬や注射を医師と検討します。痛みが落ち着いたら、状態に合わせて可動域を保つ運動やリハビリを進めます。無理に動かすことも、長期間まったく動かさないことも避けます。自然に改善する人もいますが、長引く拘縮もあるため、生活に支障が続けば整形外科で再評価を受けます。手術は保存的治療で改善しない一部の人が対象です。

夜の痛み・着替えの困難が続く

夜間痛や腕の動きの制限が続く場合は整形外科へ。外傷後に急に力が入らなくなった場合は腱板断裂なども調べます。

五十肩だけで説明しない

腱板断裂や石灰沈着性腱板炎でも肩は痛みます。動き・筋力・画像を合わせて見分けます。

痛みの強さに合わせて動かす

強い痛みの時期に無理なストレッチをせず、落ち着いたら専門家と可動域訓練を進めます。

自然に治ると決めつけない

改善が乏しい、動きがさらに悪くなる場合は再診して診断と治療を見直します。

参考資料

  1. 五十肩(肩関節周囲炎)日本整形外科学会
  2. 肩腱板断裂日本整形外科学会
  3. 石灰沈着性腱板炎(石灰性腱炎)日本整形外科学会
ページの先頭へ