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角膜ヘルペス(単純ヘルペス角膜炎)

最終改定日:

赤い目に痛み・まぶしさ・かすみがあれば早めに受診

角膜感染症は見え方に影響します。以前に角膜ヘルペスがあった人も、似た症状が出たら早めに眼科へ。

概要

角膜ヘルペスは、主に単純ヘルペスウイルスが黒目の表面などに炎症を起こす病気です。多くは片目に赤み、痛みや異物感、まぶしさ、涙、かすみが出ます。症状の強さだけでは病気を見分けられず、放置すると角膜の傷や濁りが視力に影響します。赤い目に痛み・まぶしさ・見えにくさがあるときや、以前の角膜ヘルペスと似た症状が再び出たときは早めに眼科で診察を受けてください。

原因

単純ヘルペスウイルスは初感染後も体内に潜み、再び活性化して角膜に病変を作ることがあります。眼科では細隙灯顕微鏡などで角膜の傷の形や深さを確認し、必要に応じてウイルスの検査をします。細菌性角膜炎や帯状ヘルペスによる角膜炎など、治療の異なる病気を区別することが大切です。

治療法

角膜の表面にウイルスが増えている型では抗ウイルス薬の眼軟膏などが基本です。重い場合や再発を繰り返す場合は内服薬などを検討します。炎症が深い型では、抗ウイルス薬とともにステロイド点眼を眼科医が慎重に使う場合があります。一方、活動性の上皮型ではステロイド点眼が悪化につながるため、手元の点眼薬を自己判断で使わないでください。治療中はコンタクトレンズを控え、再発時は早く受診し、繰り返す場合は予防法を相談します。

角膜の病変の深さと原因を確認

眼科で角膜を拡大して観察し、必要に応じて検査します。上皮型・深い炎症の型や、ほかの角膜感染症を区別します。

ステロイド点眼を自己判断で使わない

活動性の上皮型ではステロイド点眼が悪化につながります。深い炎症で必要な場合もあり、型を診断した眼科医の指示に従います。

再発を繰り返す場合は予防を相談

単純ヘルペスは再発することがあり、繰り返すと角膜に傷が残る場合があります。予防的な抗ウイルス薬の適否を眼科で相談します。

参考資料

  1. 角膜感染症日本眼科学会
  2. 感染性角膜炎診療ガイドライン第3版(2023)日本眼科学会
  3. Herpes Simplex Virus KeratitisMoorfields Eye Hospital NHS Foundation Trust
  4. Herpes Simplex Epithelial KeratitisAmerican Academy of Ophthalmology EyeWiki
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