困難が続くときは学校と専門家へ
本人が努力しても同じ困難が続く場合は、学校の相談窓口や小児科等と支援を検討します。
概要
『特異的発達障害』は、発達の一部に目立つ困難がある状態をまとめて呼んだ旧来の表現です。現在の相談では、読み・書き・計算に持続的な困難がある限局性学習症(学習障害)と、話す・聞いて理解するなどの言語の発達に困難がある発達性言語症などを分けて考えます。同じ子に両方の困難がある場合もあります。『努力不足』『乱暴になりやすい』と決めつけず、どの場面で困るかと、本人が使いやすい学び方を一緒に確かめることが大切です。
原因
学習や言語の困難には発達上のさまざまな要因が関わり、本人や家族の努力不足で起こるものではありません。読み書きの困難、授業の説明が分かりにくいこと、言葉が出にくいことは同じ原因とは限りません。学校での学習状況や発達の経過を確認し、必要に応じて視力・聴力、言語能力、注意や知的機能、学ぶ機会を評価します。一つの検査や脳画像だけで診断を決めるものではありません。
治療法
困難の種類に合わせて、学校と家庭、必要に応じて小児科や言語聴覚士などが支援を考えます。読みの支援には段階的な指導や読み上げ、書くことには文字入力や書字量の調整、計算には具体物や視覚的な手がかりが役立つ場合があります。言語の理解・表出が難しければ、言語面の評価と個別の練習・授業での伝え方の調整を行います。合理的配慮は本人の困りごとに応じて話し合い、進級や環境の変化に合わせて見直します。
困る学習・言語場面を具体化
音読、書き取り、計算、会話の理解・表出のどこで困るかを学校と共有し、必要な評価につなげます。
学び方と教材を調整する
読み上げや文字入力、段階的な指導、言語面の支援を本人に合わせて選びます。