血液の異常や急な症状を放置しない
発熱、息切れ、あざや出血などが重なり、血液検査で異常を指摘された場合は、速やかに医師の指示に従って血液内科の評価を受けてください。急性白血病は進行が速く、診断と治療開始を急ぐ病気です。症状だけで診断することはできません。
概要
骨髄で未熟な血液細胞が異常に増える病気で、急性骨髄性白血病(AML)と急性リンパ性白血病(ALL)などに分かれます。正常な血液細胞が減ることで、発熱、感染、息切れ、出血やあざなどが起こりえます。進行が速いため、疑われたら速やかな血液内科での評価が必要です。
原因
白血病細胞には遺伝子の異常がみられ、病型や治療薬を選ぶ手掛かりになります。ただし、個々の人でなぜ発症したかが特定できるとは限りません。血液検査に加えて骨髄検査、染色体・遺伝子検査などで病型を調べます。
治療法
AMLとALLでは治療法が異なり、年齢、体の状態、染色体・遺伝子検査の結果を踏まえて薬物療法を選びます。化学療法に分子標的薬を組み合わせる場合があり、適する患者では造血幹細胞移植を検討します。急性前骨髄球性白血病は他のAMLと異なる治療を行います。治療中は感染や出血に対する支持療法も重要です。
病型と遺伝子検査を確認
骨髄検査で病型を調べ、染色体・遺伝子検査を治療選択や効果判定に用います。AML、ALL、急性前骨髄球性白血病などでは治療が違います。自分の病型と、検査結果が薬の選択にどう関わるかを確認しましょう。
寛解後も治療や検査が必要
検査上、白血病細胞が大きく減る寛解は、治療がすべて終わったという意味ではありません。再発を抑える治療や経過確認が必要です。感染や出血への対応も重要なので、発熱などで連絡する目安と夜間・休日の連絡先を治療チームに確認してください。