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胸腺腫

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概要

胸腺腫は胸の中央前方にある胸腺から発生する腫瘍です。無症状で胸部画像検査から見つかることがあります。大きくなると咳、胸痛、息切れ、声のかすれなどが出ることがあります。重症筋無力症を伴う場合は、まぶたが下がる、物が二重に見える、飲み込みづらい、手足に力が入りにくいなどの症状にも注意します。呼吸や飲み込みが急に難しくなった場合は救急で評価を受けてください。

原因

胸腺腫の詳しい発生原因は分かっていません。重症筋無力症などの自己免疫疾患との関連はありますが、免疫異常が胸腺腫を必ず発生させると断定できません。胸腺腫と胸腺がんは別の胸腺上皮性腫瘍で、胸腺腫が進行すれば単に胸腺がんへ変わるという関係ではありません。胸腺腫にも周囲への浸潤や再発の可能性があり、「良性だから放置できる」とは限りません。胸部CTなどで広がりを調べ、必要に応じて重症筋無力症の評価を行います。

治療法

限局し完全切除が見込める胸腺腫では、手術が治療の中心です。周囲へ広がる場合や切除が難しい場合は、病期や全身状態に応じて薬物療法や放射線治療を組み合わせます。治療前に重症筋無力症があるか確認し、合併する場合はその治療も並行して考えます。手術後も再発を確認するために定期的な経過観察が必要です。

胸腺腫と胸腺がんは別の病型

どちらも胸腺にできる腫瘍ですが性質や広がり方が異なります。胸腺腫にも再発の可能性があります。

まぶた・視力・飲み込みの変化を伝える

重症筋無力症を伴うことがあり、息苦しさや嚥下困難が急に悪化したら救急へ。

CTなどで切除可能かを評価

限局していれば手術が中心で、広がりにより薬物療法や放射線治療を検討します。

治療後も定期的に確認する

手術後も再発の有無を確認するため、担当医の予定に沿って通院します。

参考資料

  1. Thymoma and Thymic CarcinomaNational Cancer Institute
  2. Thymoma and Thymic Carcinoma Treatment (PDQ)National Cancer Institute
  3. 縦隔腫瘍の診療久留米大学病院
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