安易な自己判断は重大な病気を見逃すこともあります。症状がある場合は医師にご相談ください。

塵肺の症状

塵肺についての説明です。前述の通り安易な自己判断はせずに、体調が悪いときは医師(専門医)に相談するようにしてください。

塵肺(じんぱい)の初期に自覚症状はあまりありませんが、進行するにしたがって徐々に咳、痰、息切れ、胸痛などの症状がみられるようになります。
塵肺には、アスベスト(石綿)を扱う人にみられる「石綿肺(せきめんはい)」、鉱山、炭坑、石材業などに係わる仕事に従事する人にみられる「珪肺(けいはい)」などがあります。
石綿肺の場合、指先が太鼓のばちのように太くなる「ばち指」という症状が現れることもあります。
さらに重症化すると肺がんや胸膜中皮腫を併発することもあります。

 

塵肺の原因

塵肺とは、鉱物性の粉塵(ふんじん)を長期にわたって吸入することで気管支や肺に蓄積して発症する病気を総称したものです。
石綿の粉塵や珪酸が肺の奥深くまで入り込んで組織に沈着し繊維化することで、肺の伸縮性が失われ呼吸が困難になります。

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塵肺の治療法

肺に沈着した粉塵を除去することはできず、効果的な治療法は確立されていません。
肺の線維化は徐々に進行しますが、その進行を抑える方法もありません。
息切れを軽減させるための酸素吸入、気管支を広げるための気管支拡張薬や痰を出しやすくする去痰薬を使用するなどの対症療法が中心となって行われます。
残された呼吸機能を効率的に活用するために呼吸リハビリテーションも行います。

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塵肺に関するQ&A

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