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肋骨骨折

最終改定日:

概要

肋骨骨折では、胸を打った後や激しく咳をした後などに、息を吸う・咳をする・体を動かすと強くなる痛みが出ます。打撲でも似た痛みが出るため、痛みだけでは区別できません。大きな事故の後、息苦しさが増す、胸痛が悪化する、血を吐く、腹部や肩にも痛みがある場合は、肺や内臓の損傷を含めて救急で評価が必要です。

原因

転倒、胸への衝撃、強い咳などが主なきっかけです。医療機関では受傷状況、呼吸の状態、胸の診察から、気胸・血胸や腹部臓器の損傷がないか確認します。単純な肋骨骨折はX線で見えないことがあり、画像検査が全員に必要なわけでもありません。強い外傷や合併症が疑われる場合には、胸部画像検査などを選びます。

治療法

合併症のない肋骨骨折は、多くが痛みを抑えながら自然に治ります。処方または薬剤師に相談した鎮痛薬を適切に使い、無理のない範囲で動き、定期的にゆっくり深呼吸して必要な咳を続けます。胸を包帯やバンドで強く締めると十分に息ができず、肺炎の危険を高めるため自己判断で固定しません。痛みで呼吸・咳ができない、発熱や痰の変化が出た場合は再診し、気胸や血胸を伴う場合は別の治療を受けます。

息苦しさ・血痰・腹痛は救急

大きな事故の後や息苦しさの悪化、血を吐く、腹部・肩の痛みは内臓損傷の確認が必要です。

X線で見えない骨折もある

画像の要否は骨折線だけでなく、呼吸状態や合併症の疑いから決めます。

痛みを和らげて深呼吸を続ける

痛みの管理と無理のない歩行、深呼吸・咳で肺に痰がたまるのを防ぎます。

胸をきつく巻かない

強い固定は呼吸を妨げます。装具の使用は医療者の指示に従います。

参考資料

  1. Broken or bruised ribsNHS
  2. Broken or bruised ribs: aftercareDoncaster and Bassetlaw Teaching Hospitals NHS Foundation Trust
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