目を開けにくい状態が続けば受診
運転・歩行・読書に支障がある、症状が続く場合は眼科で病態を確認してください。
概要
眼瞼けいれんは、まぶたを閉じる筋肉が意思に反して働き、まばたきが増える、まぶしい、目を開け続けにくいなどが続く病気です。進むとまぶたが強く閉じ、歩行や読書に支障が出ることがあります。多くは両目に起こります。短時間だけまぶたの一部がピクピクする眼瞼ミオキミアや、片側のまぶたと口元が一緒に動く片側顔面けいれんとは異なり、治療も変わるため眼科で見分けます。
原因
まぶたの開閉を調整する脳の働きの異常が関わると考えられますが、原因が分からない人も多くいます。抗不安薬・睡眠薬などが関係する場合もあるため、服用中の薬を診察時に伝えてください。疲れや明るい光は症状を悪化させることがありますが、『ストレスだけが原因』とは言えません。ドライアイや眼の刺激、片側顔面けいれんとの鑑別が重要です。
治療法
持続して目が開けにくい場合は眼科で評価を受けます。症状を軽くする標準的な選択肢は、まぶた周囲へのボツリヌス毒素注射です。効果は時間とともに弱まるため、繰り返しが必要になる場合があります。まぶしさには遮光眼鏡、乾燥感には人工涙液などを合わせて検討します。薬剤が関係していると考えられる場合も、自己判断で中止せず処方医と相談します。顔面神経への圧迫を取り除く手術は片側顔面けいれんなど別の病態で検討されるもので、通常の眼瞼けいれんに一律に行う治療ではありません。
ピクつきと開眼困難を区別
片目か両目か、口元も動くか、まぶしさ、服薬歴、生活への支障を眼科へ伝えます。
ボツリヌス治療と補助策を相談
注射の効果と繰り返し、遮光眼鏡や人工涙液の必要性を相談します。