向き癖と首の動きを相談
同じ側ばかりを向く、首の動きに左右差がある、しこりが触れる場合は健診や小児科・小児整形外科で相談してください。
概要
先天性筋性斜頸は、赤ちゃんがいつも同じ方向に顔を向け、反対側へ向けにくくなる状態です。首の片側に小さなしこりが触れることもあります。頭の形や顔つきに左右差が出る場合もあります。首の傾きには骨、目、炎症など別の原因もあるため、向き癖が強い・首を動かしにくいと感じたら乳児健診や小児科・小児整形外科で相談してください。発熱や痛みを伴って急に首が傾いたときは早めに受診します。
原因
首の胸鎖乳突筋が硬く短くなることで、頭が片側に傾き、顔が反対側へ向きやすくなります。筋肉のしこりは生後数週間で目立ち、その後小さくなることがあります。しこりを必ず血腫と決めつけることはできません。医師は首の動きやしこり、症状が始まった時期を調べ、必要に応じて首の骨や目など別の原因を確認します。
治療法
多くは成長とともに改善し、日本整形外科学会は1歳半までに8~9割で自然治癒を見込むとしています。起きていて見守れる時に、向きにくい側から声をかけたりおもちゃを見せたりして自然な首の動きを促します。首を無理に回すストレッチは自己判断で行わず、必要なら医療者に方法を習ってください。眠るときは毎回仰向けに寝かせ、向き癖のためにうつ伏せ寝にしません。改善が乏しい場合は専門医が装具や手術の必要性を判断します。
急な痛みや発熱を伴う首の傾き
急に首が傾き、痛みや発熱を伴う場合は炎症など別原因も考え、早めに受診してください。
遊びの時に自然な首の動きを促す
起きて見守れる時に向きにくい側から声をかけます。首を無理にひねらず、ストレッチは医療者の指示に従います。
睡眠は仰向け
向き癖があっても、乳児を寝かせるときは毎回仰向けにします。うつ伏せ遊びは起きて見守れる時だけです。