概要
ペルテス病は、子どもの大腿骨頭への血流が一時的に障害され、骨が弱くなる病気です。最初は足を引きずる歩き方だけのことがあり、股関節のほか太ももや膝が痛む場合もあります。痛みが強くなくても、跛行が続く、股関節を開きにくい場合は小児整形外科を受診してください。発熱を伴う強い痛みや急に歩けなくなった場合は別の緊急疾患も考え、早く診察を受けてください。
原因
大腿骨頭の血流が悪くなり、骨が弱くなった後、時間をかけて新しい骨へ置き換わります。血流が途絶える理由ははっきり分かっていません。小さなけがの繰り返しや、股関節脱臼の治療ミスを一般的な原因とはいえません。診察で股関節の動きを確かめ、X線で骨頭の形を調べます。初期にX線で分かりにくい場合はMRIを検討し、経過中も画像で形を確認します。
治療法
治療の目標は痛みを抑え、骨頭ができるだけ丸い形で治るよう守ることです。年齢、骨頭の傷み方、関節の動きに応じて、経過観察、走る・跳ぶ運動の調整、松葉杖、可動域を保つ運動療法、装具やギプスを選びます。年長児や骨頭の変形が進む場合は骨切り術を検討します。全員が装具を使う、約2年で治るとは限らず、長期の経過観察が必要です。
膝痛や跛行でも股関節を確認
子どもが足を引きずる、膝が痛む状態が続くなら股関節の診察を受けます。
治療は年齢と骨頭の形で変わる
画像と関節の動きを定期的に評価し、運動量・装具・手術を個別に検討します。