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上顎洞がん(旧称:上顎がん)

最終改定日:

片側の鼻症状が続くとき

鼻づまり・鼻血・鼻汁が片側に続くときや、頬の腫れ、上の歯のぐらつき、複視などが出たときは耳鼻咽喉科で相談してください。症状だけでがんとは決まりませんが、歯科だけで原因が分からない場合も鼻・副鼻腔の評価が必要です。

概要

上顎洞がんは、頬の内側にある副鼻腔「上顎洞」から生じるがんです。初期には気づきにくいことがあります。片側だけの鼻づまりや鼻血、膿のような鼻汁が続き、進行すると頬の腫れ、上の歯の痛み・ぐらつき、見え方の変化などが現れることがあります。同じ症状は副鼻腔炎や歯の病気でも起こりますが、片側の症状が続く場合は耳鼻咽喉科で相談してください。

原因

発症原因を一つに特定することはできません。喫煙や副鼻腔炎との関連が挙げられています。また、鼻・副鼻腔がん全体では職業上の特定の粉じんや化学物質への曝露も危険因子とされています。危険因子がなくても発症することがあります。

治療法

治療は腫瘍の広がり、組織型、視力・咀嚼・飲み込みなどの機能、全身状態を踏まえ、頭頸部がんの専門チームで選びます。早期には手術が選択肢で、進行した場合は手術、放射線と薬物療法の併用、施設や適応に応じた動注化学放射線療法などを検討します。全員が化学放射線療法の後に手術を受けるわけではありません。切除が必要な範囲や顔・眼の機能への影響、再建の方法は治療前に担当医へ確認してください。

確定診断には組織検査

診察や内視鏡、CT・MRIで場所と広がりを調べ、がんが疑われる場合は組織の一部を採って病理検査を行います。画像だけでがんの種類を確定しません。検査の順序は病変の位置や体調により異なります。

治療前に機能と選択肢を確認

手術と放射線・薬物療法のどれが適切かは個別に決まります。視力、顔貌、咀嚼・嚥下への影響、再建の可能性、治療後の通院について確認してください。動注化学放射線療法は施設と適応によって検討される方法で、全員の標準的な順序ではありません。

参考資料

  1. 上顎洞(じょうがくどう)がん国立がん研究センター東病院
  2. Paranasal Sinus and Nasal Cavity Cancer Treatment (PDQ®)–Patient VersionNational Cancer Institute
  3. 上顎洞がん国立がん研究センター東病院
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