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眼窩蜂窩織炎(眼窩蜂巣炎)

最終改定日:

目を動かす痛み・複視・視力低下は直ちに救急へ

まぶたが腫れ、眼球を動かすと痛い、二重に見える、視力が落ちる、眼球が出る、熱がある場合は緊急評価が必要です。

概要

眼窩蜂窩織炎は、眼球の周囲や後ろにある眼窩の組織へ感染が広がる病気です。まぶたの赤い腫れに加え、目を動かすと痛い、目が動きにくい、物が二重に見える、眼球が前に出る、視力が落ちる、発熱するなどの症状が出ます。視力と全身に重大な影響が出ることがあるため、これらの症状があれば直ちに救急医療機関で評価を受けてください。

原因

副鼻腔炎からの波及が多く、歯の感染や目の周囲の傷などが関係する場合もあります。まぶたの手前だけの感染(眼窩隔膜前蜂窩織炎)と、眼球の後ろまで及ぶ眼窩蜂窩織炎では重症度と治療が異なります。医療機関では視力・眼球運動を調べ、CTやMRIで眼窩や副鼻腔、膿瘍の有無を確認します。

治療法

眼窩蜂窩織炎が疑われた場合は入院して点滴の抗菌薬を早く始め、眼科や耳鼻咽喉科などが原因を確認します。膿瘍がある、視力が脅かされる、抗菌薬だけで改善しない場合は排膿や副鼻腔の手術を検討します。まぶたの腫れだけでは軽い病気と区別できません。目を動かす痛み、複視、視力低下、眼球突出、発熱を伴うときは家庭で様子を見ないでください。

まぶただけの腫れと眼窩の感染を区別

見た目は似ていても、眼球の動き、視力、CT・MRI所見で眼窩の奥に感染が及んでいないか判断します。

眼球運動・視力とCT/MRIを確認

眼と副鼻腔の状態、膿瘍の有無を調べます。副鼻腔炎や歯の感染、外傷の経過も医療者に伝えます。

入院の点滴抗菌薬、必要なら排膿

眼窩の感染には早い治療が必要です。点滴抗菌薬を始め、膿瘍や視力障害がある場合は手術の必要性を判断します。

参考資料

  1. Orbital Cellulitis(2026)Merck Manual Consumer Version
  2. まぶたがはれる(眼瞼腫脹)日本眼科学会
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