病気診断.net病名・症状から調べる病気の辞典

小脳出血

最終改定日:

急に立てない・歩けない、頭痛・嘔吐は救急

内耳のめまいと自己判断せず救急評価を受けます。

概要

小脳出血(しょうのうしゅっけつ)は、姿勢や動きの調整に関わる小脳の中に出血が起こる脳卒中です。突然の強いめまい、立てない・歩けない、ふらつき、頭痛、吐き気・嘔吐などで始まることがあります。出血が増えたり脳幹を圧迫したりすると、意識や呼吸に影響し、命に関わります。めまいだけで内耳の病気と決めず、急に歩けなくなったり激しい頭痛を伴ったりする場合は救急対応が必要です。

原因

高血圧が背景にあることが多く、ほかに脳血管の異常、血液が固まりにくい状態、抗凝固薬の使用などが関係する場合があります。頭部外傷による小脳の出血もありますが、自然に起きる脳内出血とは原因と診療の枠組みが異なります。病院では頭部CTで出血の有無と大きさ、脳幹の圧迫や水頭症を調べ、服薬歴や血液検査も確認します。

治療法

小脳出血が疑われたら自分で運転せず救急要請してください。治療は出血量と意識・神経症状、脳幹圧迫や水頭症の有無で決まります。小さく安定した出血は病院で血圧などを管理し、症状と画像を監視することがあります。一方、状態が悪化する、脳幹を圧迫する、水頭症を伴う、大きな出血では緊急の血腫除去が勧められます。水頭症には脳室ドレナージを併用する場合もあります。『自然に吸収されることがある』は自宅で待ってよいという意味ではありません。

CTで出血と脳幹・水頭症への影響を確認

急なめまいでも小脳出血の可能性があり、画像と神経症状で評価します。

病院での監視と緊急手術を病状で分ける

悪化、脳幹圧迫、水頭症、大きな出血では緊急血腫除去を検討します。

参考資料

  1. 2022 Guideline for the Management of Patients With Spontaneous Intracerebral HemorrhageAmerican Heart Association / American Stroke Association
ページの先頭へ