概要
水ぼうそう(水痘)は水痘・帯状疱疹ウイルスによる感染症です。感染から発症まで通常10~21日で、頭皮や体にかゆい赤い発疹が現れ、水ぶくれ、かさぶたへと変わります。ワクチン接種後にも発症することがあり、その場合は典型的な水ぶくれが少ないこともあります。多くの子どもは回復しますが、成人、妊婦、免疫が低下している人では重くなることがあります。呼吸の苦しさ、意識の変化、強い頭痛、ぐったりして水分が取れない場合は急いで受診してください。受診前に水痘の疑いを医療機関に伝えます。
原因
水痘・帯状疱疹ウイルスが空気、飛沫、接触を通じて広がります。発疹が出る1~2日前から、すべての水ぶくれがかさぶたになるまで人にうつす可能性があります。日数だけで感染性がなくなったとは判断しません。診断は発疹の経過を見て行いますが、接種後の非典型的な発疹では病変のウイルス検査などが必要な場合もあります。過去にかかった人でも『絶対に再感染しない』と断定せず、免疫や接種歴が分からないときは医療者に確認してください。
治療法
治療は年齢や重症化の危険度で異なり、かゆみや発熱を和らげるケアに加えて、抗ウイルス薬を検討します。抗菌薬は水痘ウイルスには効かず、細菌による二次感染がある場合に限って判断します。予防には国内で生後12か月から36か月未満を対象に行う2回の定期接種があります。患者と接触した場合は免疫の有無、接種歴、妊娠や免疫抑制治療の有無を伝え、早めに医療機関へ相談してください。妊娠中や免疫機能が低下している人には生ワクチンを接種できないため、接触後の対応を自己判断しないでください。
発疹前から、すべて痂皮化するまで感染性
発疹の1~2日前から感染し、すべての水ぶくれがかさぶたになるまで注意が必要です。
成人・妊婦・免疫低下者は早めに相談
重症化しやすいため、接触や発症が疑われる段階で医療機関に連絡します。
国内の定期接種は1~2歳で2回
接種時期・接種間隔を母子手帳と自治体の案内で確認します。
接触後は免疫・妊娠・治療歴を伝える
生ワクチンが使えない人もいます。接触後は早めに医師と適切な対応を相談してください。