概要
色覚異常(色覚特性)は、特定の色の組み合わせを区別しにくいなど、色の見え方が多くの人と異なる状態です。生まれつきのことも、後から眼や視神経の病気、薬の影響などで起こることもあります。先天性では自覚しにくいことがありますが、後から変わった、片眼だけ変わった、視力低下や視野の異常を伴う場合は眼科を受診してください。
原因
網膜には異なる波長の光に反応する複数の錐体細胞があり、その働きに遺伝的な違いがあると先天性の色覚異常が生じます。後天性では網膜や視神経の病気、外傷、薬剤などが関係します。色覚検査で区別しにくい色の組み合わせを調べ、急な変化では原因となる眼の病気を確認します。
治療法
先天性の色覚異常を通常の色覚に変える確立した治療はありませんが、色の名前を表示する道具、明暗や位置・文字も使う工夫などで困りごとを減らせます。色を区別しやすくする眼鏡やアプリが役立つ場合もありますが、個人差があり根本治療ではありません。後天性では原因となる病気や薬を眼科医が評価し、治療や薬の調整によって改善する場合があります。薬は自己判断で中止しないでください。
後から変わった色の見え方は眼科へ
片眼だけの変化や視力・視野の異常があれば、眼の病気を確認します。
色以外の手掛かりも使う
文字や模様、明暗や配置を使い、学校や仕事で困る場面を具体的に相談します。