安易な自己判断は重大な病気を見逃すこともあります。症状がある場合は医師にご相談ください。

急性散在性脳脊髄炎の症状

急性散在性脳脊髄炎についての説明です。前述の通り安易な自己判断はせずに、体調が悪いときは医師(専門医)に相談するようにしてください。

急性散在性脳脊髄炎(きゅうせいさんざいせいのうずいえん)とは、ADEMとも呼ばれるアレルギー性の脳脊髄炎の一つです。

発症すると、まず発熱・倦怠感・頭痛・悪心・嘔吐などといった症状が見られます。さらに、神経症状として不眠や失語といった症状が見られることもあります。また、人によっては痙攣、手足の麻痺、排泄障害などを引き起こす場合もあります。特に幼児・若年者に多い病気です。

多くの場合数日~数週間で症状は改善しますが、重症化した場合は死亡するケースも見られます。

 

急性散在性脳脊髄炎の原因

急性散在性脳脊髄炎の原因は大きく「感染性」「ワクチン性」「原発性」の三つに分類されています。
感染性は、はしか、水ぼうそう、風疹などの発疹製ウイルスや、おたふくかぜなどのムンプスウイルス、インフルエンザなどに感染してから1~2週間後に発症します。

ワクチン性は日本脳炎、インフルエンザ、狂犬病などの予防ワクチンを摂取した際の副作用として起こることもあります。ワクチンに含まれている抗原へのアレルギー反応が原因と見られます。

最後の原発性は上記のどちらにも該当しない場合、つまり原因が分からない場合を指します。

また、少数ですが日本脳炎や狂犬病、インフルエンザなどの予防ワクチン摂取後に起こる場合もあります。
これらのウイルスと発症との因果関係は詳細に分かっていませんが、ウイルスやワクチンに対して体がアレルギー反応を起こして、ミエリンが損害してしまうために発症するものであると考えられています。

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急性散在性脳脊髄炎の治療法

重症の場合は入院による治療が必要になります。急性の症状を緩和させるために、集中的に副腎皮質ステロイド薬の点滴注射を行います急性散在性脳脊髄炎による運動障害や歩行障害が顕著な場合は、リハビリテーションを行う必要があります。
なお、重症化した場合一般に予後は不良です。

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急性散在性脳脊髄炎に関するQ&A

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