症状が続く・広がるときは専門家へ
痛みや生活への支障が出る、症状が広がる場合は脳神経内科などで評価を受けてください。
概要
ジストニアは、本人の意思と関係なく筋肉が収縮し、体の一部がねじれる、姿勢が変わる、同じ動きが繰り返されるなどの症状が出る神経の運動障害です。首が傾く、まぶたが閉じる、字を書くときだけ手が動かしにくい、声が出しにくいなど、出る場所と場面は人によって異なります。痛みや仕事・生活への支障を伴うこともあります。症状が続く場合は脳神経内科など、運動障害を診る医療機関に相談してください。
原因
神経の運動調節の働きが関わります。原因が分からない場合のほか、遺伝的な要因、薬剤の影響、脳卒中や別の神経の病気に伴う場合があります。緊張や疲れで症状が目立つことはありますが、首や手のジストニアを『ストレスが原因の心の病気』と決めつけられません。診察ではどの動作で出るか、広がり方、服薬歴、神経の症状を確認し、必要に応じて追加検査を行います。
治療法
治療は症状が出る場所と原因に合わせます。首やまぶたなどの局所性ジストニアでは、ボツリヌス毒素製剤の注射が役立つ場合があります。内服薬、理学・作業療法、声の支援などを組み合わせることもあり、重症でほかの治療が十分でない場合は脳深部刺激療法などを専門施設で検討します。原因となる薬が疑われても自己判断で止めず、処方医に相談してください。効果や副作用、保険適用は病型・治療法によって異なるため、専門家と目標を決めて見直します。
出る動作と部位を記録
いつ、どの動作で、どこが動きにくいか、薬の変更があったかを医療者に伝えます。
部位と生活上の支障に合わせる
局所注射や薬、リハビリ、専門施設での治療の利点・負担を相談します。