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抜毛症(抜毛癖)

最終改定日:

抜毛が続く・毛を食べる場合は相談

抜毛が続き生活で困る、脱毛部が広がる場合は皮膚科に相談します。毛を食べる行動がある場合は胃腸の問題につながるため早めに伝えてください。

概要

抜毛症は、自分の髪や眉毛・まつ毛などを繰り返し抜いてしまい、やめたくても難しくなる状態です。抜くことを自覚している場合も、考え事をしながら無意識に行う場合もあります。毛のない部分は形が不規則なこともあり、円形脱毛症や頭皮の感染症などと見分ける必要があります。本人の意志の弱さや家族の育て方だけで説明できるものではありません。

原因

原因は一つに決まっていません。緊張・不安・退屈などがきっかけになる場合もありますが、必ずストレスが原因とは限りません。抜く前の感覚や状況を本人と一緒に確かめ、どの場面で起こりやすいかを把握します。皮膚科では脱毛の形や頭皮を調べ、別の脱毛症・皮膚病がないかを確認します。子どもを叱ったり無理に止めさせたりすると、相談しづらくなることがあります。

治療法

困っている場合は、毛を抜く前のきっかけに気付き、別の動作に置き換える習慣逆転法を含む認知行動療法が中心です。皮膚科や心療内科・精神科などで、本人の年齢や生活への影響に合わせて支援を相談します。抗不安薬を全員に使う治療ではありません。抜毛が止まれば毛が再び生えることがありますが、頭皮の状態は診察で確認します。毛を食べる行動がある場合は、胃腸に問題を起こすことがあるため早めに医師へ伝えてください。

本人や家族を責めない

意識せず毛を抜くこともあり、ストレスだけで説明できません。子どもを叱るより、安心して相談できる環境を作ります。

円形脱毛症などを区別する

毛の抜け方と頭皮の状態を皮膚科で確認し、必要に応じて別の脱毛症や感染症を調べます。本人が抜毛を自覚していない場合もあります。

習慣逆転法を含む認知行動療法

抜毛のきっかけを記録し、手を別の動作に置き換える練習を行います。専門家と本人に合う方法を相談します。

困りごとと併存症状も伝える

学校や仕事、対人関係で困ること、強い不安や気分の落ち込みも相談できます。薬を使うかは併存する問題も踏まえて医師が判断します。

参考資料

  1. Trichotillomania (hair pulling disorder)National Health Service
  2. 毛を抜く癖がありますが脱毛症になりますか?日本皮膚科学会 皮膚科Q&A
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