薄毛の型が違うと治療も違う
前頭部・頭頂部が徐々に薄くなる場合は男性型脱毛症が考えられます。突然の大量脱毛、円形の脱毛斑、炎症を伴う場合は皮膚科で別の原因を確認します。
概要
男性型脱毛症(AGA)は、思春期以降に前頭部や頭頂部の毛が細く短くなり、徐々に薄くなるのが典型です。女性の薄毛は現れ方や治療が異なるため、同じ薬をそのまま当てはめません。抜け毛が急増する、円形に抜ける、頭皮に赤みやかゆみがある場合は、ほかの脱毛症も考えます。
原因
遺伝的な体質と男性ホルモンの作用が関わり、毛の成長期が短くなって毛が徐々に細く短くなります。皮膚科では薄くなった部位と経過、家族歴、頭皮の状態を確認し、必要なら別の原因による脱毛を調べます。頭皮マッサージや洗髪だけで原因を治せるとは考えません。
治療法
日本皮膚科学会の2017年ガイドラインは、男性型脱毛症にミノキシジル外用、フィナステリドまたはデュタステリドの内服を強く勧めています。薬には副作用や禁忌があり、内服薬は医師と適応を確認します。外用ミノキシジルと内服ミノキシジルは別物で、同ガイドラインは後者を推奨していません。自毛植毛なども選択肢です。効果判定には時間がかかり、改善の程度には個人差があります。高額な治療を始める前に、診断、期待できる効果、費用、副作用、続ける期間を確認してください。
頭皮の硬さではなく毛の成長周期
遺伝的な体質と男性ホルモンの作用で毛の成長期が短くなり、毛が細くなります。頭皮が硬いことを直接原因とはしません。
根拠のある治療を選ぶ
男性型脱毛症にはミノキシジル外用、フィナステリド・デュタステリド内服がガイドラインで強く推奨されています。本人の健康状態と希望に合わせて選びます。
内服ミノキシジルと外用を区別
外用ミノキシジルと内服ミノキシジルは異なります。2017年の学会ガイドラインは脱毛症に対する内服を推奨していません。治療前に副作用・費用・継続期間を医師に確認します。
女性の薄毛には同じ処方を当てはめない
女性型脱毛症は薄くなり方や推奨治療が異なります。男性向け内服薬を自己判断で使用せず、皮膚科で相談します。