睡眠中に息が止まる・聞こえにくいときは受診
睡眠呼吸障害や滲出性中耳炎を調べます。
概要
アデノイドは鼻の奥にあるリンパ組織で、子どもの成長とともに大きくなり、のちに小さくなることがあります。大きさそのものが病気とは限りませんが、鼻の通り道や耳管をふさぐと、口呼吸、いびき、睡眠中の息止まり、滲出性中耳炎による聞こえにくさなどが起こります。睡眠中の呼吸停止、強いいびき、日中の眠気や集中の低下、聞こえにくさがあれば耳鼻咽喉科に相談してください。
原因
アデノイドが大きくなるのは幼児期の発達の一部でもあり、細菌感染だけが原因ではありません。鼻炎や扁桃肥大、体格なども鼻づまりや睡眠呼吸障害に関係します。耳鼻咽喉科では鼻の奥を内視鏡などで確認し、眠っている時の呼吸、耳の状態、聴力や日常生活への影響を評価します。睡眠中の呼吸の様子を撮った動画が診察の助けになることがあります。
治療法
軽い症状なら経過を見ながら鼻炎など併存する問題を治療します。単なる肥大に抗菌薬を常用するものではありません。睡眠時無呼吸がある、鼻呼吸や聞こえ、生活・発達への影響が続く場合は、医師がアデノイド切除や扁桃の手術、耳の換気チューブなどの選択肢を検討します。手術の必要性はアデノイドの大きさだけで決めず、症状、検査結果、自然に改善する見込み、出血などのリスクを家族と話し合います。
鼻の奥、睡眠中の呼吸、耳と聴力を確認
動画や聴力検査なども診断の助けになります。
大きさだけでなく生活への影響で手術を判断
軽症では経過観察も選択肢です。
単なる肥大に抗菌薬を続けない
感染や鼻炎など別の病気がある場合は、その診断に応じて治療します。