概要
感覚異常性大腿神経痛(大腿外側皮神経障害)は、太ももの外側から前外側にしびれ、焼けるような痛み、感覚の鈍さが出る状態です。片側に出ることが多く、立つ・歩くと強くなる場合があります。この神経は感覚を伝え、脚の筋肉は動かしません。内ももやお尻の症状、筋力低下や歩きにくさがある場合は、別の原因も調べる必要があります。
原因
骨盤から太ももの外側へ向かう大腿外側皮神経が、鼠径部付近で圧迫・刺激されることで起こります。きついベルトや衣服、体重の増加、妊娠、手術やけがなどが関係することがあります。似た症状は腰の神経や股関節の病気でも起こるため、症状の範囲、筋力、反射を診察し、必要に応じて検査します。
治療法
まず圧迫を減らすため衣服やベルトを緩め、体重増加など関係する要因を相談します。症状が続く、痛みが強い場合は医師が痛みに対する薬や大腿外側皮神経付近への注射を検討します。筋力低下や広い範囲のしびれがある場合は別の病気も考えて受診してください。
太ももの外側の感覚症状が中心
しびれや焼ける痛みは主に太ももの外側・前外側です。内もも、お尻、足先まで広がる場合は別の原因も考えます。どこまで症状があるか伝えてください。
筋力低下は別の原因を確認
大腿外側皮神経は感覚の神経です。脚に力が入らない、転びやすい、歩けない場合は腰の神経などほかの原因の評価が必要です。
衣服やベルトの圧迫を減らす
きついベルトやズボンを緩めることから始めます。妊娠、体重の変化、過去の手術やけがも受診時に伝えます。
診察で似た病気を除く
症状の場所と筋力・反射などを診て判断します。必要な場合に画像や神経の検査で腰椎の神経根など別の原因を調べます。
痛みが続くときの治療
圧迫を減らしても症状が強ければ、痛みへの薬や神経付近への注射を医師と相談します。自然に軽くなる人も多く、神経根ブロックを初めから全員に行うものではありません。