吸収不良症候群の症状
吸収不良症候群とは、栄養分が消化管から吸収されなくなる障害の総称です。
例えば、小腸の膜上にあるラクターゼという乳糖の分解酵素が欠乏すると、乳糖が分解や吸収できなくなるため、腹痛や下痢を引き起こすようになります。
吸収不良症候群の原因
吸収不良症候群は、腸管切除術後に起こる腸管の炎症、寄生虫の感染、中間運動の異常亢進、腸内細菌の異常増殖など、様々な原因が考えられます。
また、肝臓や膵臓の病気が原因となる場合もあります。
吸収不良症候群の治療法
原因疾患がある場合にはその治療を行うことで、吸収不良症候群の症状も改善します。
病気が関与していない場合は十分な栄養を接種して、下痢を抑えるために高エネルギーで低脂肪の食事をとることに努めます。
乳糖不耐症(乳糖が分解、吸収できなくなっている状態)の場合は、牛乳や乳製品の接種を制限する必要があります。