糖尿病神経障害の症状
糖尿病神経障害とは、糖尿病の合併症の一つです。
主に末梢神経が損害を受ける病気のため、主に下記の症状が現れます。
・多発性神経障害
夜間に左右対称のしびれや痛みを感じる。
これらの症状は手足の末端から始まり、次第に体の中心に広がる。
・自律神経障害
下痢や便秘、立ちくらみ、発汗障害、勃起障害などの症状が現れる。
・単一神経障害
顔面神経のまひ、四肢のうずくような痛み、脱力感などの症状が現れる。
糖尿病神経障害の原因
高血糖状態が継続するとブドウ糖の代謝が進まなくなり、ソルビトールと呼ばれる物質が神経細胞内に蓄積されます。
この物質によって神経細胞がおかされる代謝障害と血管障害が複雑に関係しているものです。
糖尿病神経障害の治療法
神経細胞内に蓄積されたソルビトールを取り除くためには、血糖値を改善する必要があります。
それに併せて、神経細胞の働きを促進するアルドース還元酵素阻害薬を用います。